NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2025年4月1日(火)放送分
オリジナル・ショート・ストーリー
『A Warm Bowl of Ramen』- 思い出のラーメン
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。
- スラッシュリーディング訳
英文を前から訳す
意味はほぼ直訳
テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています - 自然な日本語訳
英文を後ろから訳す(返り読み)
意訳を含み日本語らしい文章
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
It’s time for Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
今年度、毎週火曜日は、オリジナルのショートストーリーをお届けします。
今日のお話は「A Warm Bowl of Ramen」です。
念願のラーメン店をオープンしたヒロシのお店に、祖母と母が訪れます。
高額なラーメンに驚く母をよそに、祖母はラーメンにまつわる温かい思い出を話し、ヒロシに大切なメッセージを伝えます。
OK. Let’s listen together!
A Warm Bowl of Ramen – 思い出のラーメン
訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。
- 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
→ スラッシュリーディング訳をご覧ください - 物語の全体的内容を理解したい場合
→ 自然な日本語訳バージョンをご覧ください
スラッシュリーディング訳バージョン
英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。
Hiroshi: こんにちは、おばあちゃん!こんにちは、お母さん!
ようこそ / 僕のラーメン屋へ。
ありがとう / 来てくれて。
Grandmother: ありがとう / 私たちを招待してくれて、ヒロシ。
Mother: 私は嬉しいわ / あなたの店がついに開店して、でも…1,500円?!
Hiroshi: うん。
Mother: ラーメン一杯で?
Hiroshi: 僕は試みたんだ / 価格を低く保つように。
ほら、他の店では、ラーメンにはかかるはず / 1,800円 / あるいは2,000円でさえ(かかることも)。
Mother: それはただの通常のラーメン / そうでしょ?
あなたは使っていない / 何か高級なものを、キャビアやフォアグラのような、そうでしょ?
Hiroshi: まさか。
ただの通常の醤油ラーメンだよ。
それ(ラーメン)は作られているだけどね / 高品質な材料で。
Mother: 私はわかっているわ / 値段が上がっているのを / 近頃では、でも / 私はまだ信じられない / ラーメン一杯が1,500円かかるなんて。
Grandmother: まあ、ラーメンは人気よね / 外国で、そうでしょ?
Hiroshi: その通りだよ、おばあちゃん。
Grandmother: 私は聞いたわ / ニュースで / ニューヨークでは / ラーメン一杯がかかる / 約3,000円。
Mother: 3,000円?!
信じられない。
Hiroshi: お母さん、あなたはただ理解していない / ラーメンを。
最近では、ラーメンは安いファストフードではないんだ。
それ(ラーメン)は料理なんだ / 愛されている / 世界中の人々によって。
それに / 人々は言う / ラーメン職人は高度な技術を持つ、素晴らしいシェフだと。
Mother: わかった、わかったわ。理解したわ。
ラーメンは同じではないのね / 以前のように。
Hiroshi: その通り。
とにかく、おばあちゃん、お母さん、あなた方は支払う必要はないよ / 僕のラーメンに / 今日は。
Grandmother: ヒロシ、私はあなたにさせられない / それを(支払わせないことを)。
Hiroshi: おばあちゃん、僕はしたいんだ!
Grandmother: まあ、ありがとう、それじゃあ。
これは私をさせる / とても幸せに。
私は信じられないわ / 私が食べようとしているのを / 私の孫の手作りラーメンを。
Mother: 手作り、でも高いラーメン!
Hiroshi: ねえ、お母さん。
もしあなたが話し続けるなら / 値段について、僕は出さないよ / あなたに / どんなラーメンも / 今日。
Mother: あら。わかった、やめるわ。
Grandmother: 落ち着いて、2人とも。
まあ、無料のラーメンではないのよ / 私が喜んでいるのは。
Hiroshi: どういう意味、おばあちゃん?
Grandmother: あのね、ヒロシ、私があなたの年齢の頃、ラーメン一杯はかかった / 300円。
Hiroshi: さ、さんびゃくえん?
Grandmother: そうよ。
それ(ラーメン)は安かったの、でも / 私は決して食べなかった / ラーメン一杯を全部 / 1人で。
Hiroshi: どうして?
Grandmother: あのね、あなたのおじいちゃんと私はあまりお金を持っていなかったの / 当時。
私たちは一生懸命働いたわ、だけど / 私たちは決して持てなかった / 十分に(お金を)。
だから / 私たちはいつも分け合ったの / 300円のラーメン一杯を。
それは温かく美味しかったわ、それで / 私たちは飲んだのよ / スープも全部。
私たちはお金持ちではなかった、だけど / ラーメン一杯を分け合うことは / あなたのおじいちゃんと / 私をとても幸せにしたわ。
Hiroshi: 今 / 僕は申し訳ない気分だよ / 僕のラーメンがとても高くて…。
Grandmother: ちがう、ちがうの。
値段ではないわ / 大切なのは。
それ(大事なもの)は思い出よ。
私はあなたに望むわ / ラーメンを作ることを / 人々を温かく感じさせる / 心の中を。
Hiroshi: うーん。それは難題になるだろうね…。
Grandmother: 私は確信しているの / あなたはできる / それを。
あなたは私の孫だもの。
Hiroshi: ありがとう、おばあちゃん。
あ、あなた方のラーメンができたよ。
はい、どうぞ。
おばあちゃん、お母さん、僕に教えてね / あなたが何を思うか、いい?
ください / あなた方の正直な意見を。
Grandmother: ああ、これは素晴らしいわ!
Mother: うん!食べましょう!
Hiroshi: 召し上がれ!
自然な日本語訳バージョン
英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。
Hiroshi: こんにちは、おばあちゃん!こんにちは、お母さん!
僕のラーメン屋へようこそ。来てくれてありがとう。
Grandmother: 招待してくれてありがとう、ヒロシ。
Mother: あなたのお店がついにオープンして嬉しいけど…1,500円?!
Hiroshi: うん。
Mother: ラーメン一杯で?
Hiroshi: 値段を低く抑えようとしたんだ。
ほら、他の店では、ラーメンは1,800円とか2,000円もするはずだし。
Mother: ただの並ラーメンでしょ?
キャビアやフォアグラみたいな高級なものを使ってるわけじゃないわよね?
Hiroshi: まさか。
ただの普通の醤油ラーメンだよ。
高級食材を使っているけどね。
Mother: 最近、物価が上がっているのは知ってるけど、それでもラーメン一杯が1,500円もするなんて、まだ信じられないわ。
Grandmother: まあ、ラーメンは外国で人気なのよね?
Hiroshi: その通りだよ、おばあちゃん。
Grandmother: ニュースで聞いたけど、ニューヨークではラーメン一杯が約3,000円もするんですって。
Mother: 3,000円?!
信じられない。
Hiroshi: お母さんはラーメンを全然わかってないんだよ。
最近では、ラーメンは安いファストフードじゃないんだ。
世界中の人々に愛される料理なんだ。
それに、ラーメン職人は高度な技術を持つ素晴らしいシェフだって言われているんだ。
Mother: わかった、わかったわ。
ラーメンはかつてとは同じじゃないのよね。
Hiroshi: その通り。
とにかく、おばあちゃん、お母さん、今日は僕のラーメン代は払わなくていいから。
Grandmother: ヒロシ、そんなことさせられないわ。
Hiroshi: おばあちゃん、僕がそうしたいんだ!
Grandmother: それなら、ありがとう。
そんなことすごく幸せだわ。
孫の手作りラーメンを食べられるなんて信じられない。
Mother: 手作りだけど、高いラーメンね!
Hiroshi: ねえ、お母さん、値段のこと言い続けるなら、今日はラーメン出さないよ。
Mother: あら。わかったわ、もう言わない。
Grandmother: 2人とも落ち着いて。
私が嬉しいのは無料のラーメンに対してじゃないのよ。
Hiroshi: どういう意味、おばあちゃん?
Grandmother: あのね、ヒロシ、私があなたくらいの歳の頃、ラーメン一杯は300円だったの。
Hiroshi: さ、さんびゃくえん?
Grandmother: そうよ。
安かったけど、私1人でラーメン一杯全部を食べたことはなかったわ。
Hiroshi: どうして?
Grandmother: だって、あなたのおじいちゃんと私は、当時あまりお金がなかったの。
一生懸命働いたけど、十分じゃなかった。
だから、いつも300円のラーメン一杯を分け合って食べたの。
温かくて美味しかったから、スープも全部飲んだわ。
私たちはお金持ちじゃなかったけど、おじいちゃんとラーメン一杯を分け合うことがとても幸せだったの。
Hiroshi: 僕のラーメンがこんなに高くて申し訳ないよ…
Grandmother: ちがうの、ちがうのよ。
大切なのは値段じゃない。思い出よ。
人々の心を温かくするようなラーメンを、ヒロシには作ってほしいわ。
Hiroshi: うーん。それは課題だな…
Grandmother: あなたならできるわ。あなたは私の孫だもの。
Hiroshi: ありがとう、おばあちゃん。
あ、ラーメンができたよ。
はい、どうぞ。
おばあちゃん、お母さん、どう思ったか教えてね。
2人の正直な意見を言ってね。
Grandmother: ああ、これは素晴らしいわね!
Mother: うん!いただきましょう!
Hiroshi: 召し上がれ!
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
あー、だめだ。
この話聞いてたら、ラーメン食べたくなってきちゃった。
Calm down, Win.
落ち着いて(笑)
それでは、See you tomorrow.