和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ「自動改札機」2024年6月12日

和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
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NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』

2024年6月12日(水)放送分
世界に誇るメイド・イン・ジャパン
「Automatic Ticket Gates -自動改札機-」

全文和訳してみました。

英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。

  • スラッシュリーディング訳
    英文を前から訳す
    意味はほぼ直訳
    テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています
  • 自然な日本語訳
    英文を後ろから訳す(返り読み)
    意訳を含み日本語らしい文章

森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。

お役に立てれば幸いです。

テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。

オープニング 森崎ウィンさんのトーク

You’re listening to Enjoy Simple English.

森崎ウィンです。

毎週水曜日は「Japan’s Top Inventions」

今回の発明は「自動改札機」

元々は、定期券用に開発されたこの機械、アウトドアでの光景にヒントを得て、小さな切符も通せるようになりました。

早速聞いてみましょう。

Automatic Ticket Gates -自動改札機-

訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。

  • 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
    → スラッシュリーディング訳をご覧ください
  • 物語の全体的内容を理解したい場合
    → 自然な日本語訳バージョンをご覧ください

スラッシュリーディング訳バージョン

英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。

最近では、想像するのは難しいでしょう、自動改札機がない駅を。

今日、我々は見ていきます、どのようにこの時間を節約する機械が発明されたかを。

物語は1964年に始まります。

経済が急速に成長していたため、さらに多くの人々が都市へ通勤していました。電車は非常に混雑するようになりました。

当時、駅員は定期券を確認していました、目で見て。

これには時間がかかり、改札口に長い列がありました。

京都の電子機器会社は依頼されました、自動改札機を開発するようにと、この問題を解決するためです。

ヒダカ ソウシ氏、この会社の従業員、は言います。
「技術者たちも混雑した電車に乗っていました、ですので、彼らは非常にやる気がありました。」

チームは大阪で最も混雑する駅に行き、数えました、どれぐらいの人が1つの改札口を通り抜けるかを。

その数は80人でした、毎分で。

チームは気づきました、彼らには長い機械が必要になると。

そうすれば、定期券を確認する時間ができ、人々を止めずに通過させられます。

彼らは目標を設定しました、定期券を機械に通過させるのです、0.6秒で。

まず、チームは方法を見つけました、定期券上に情報を載せる(方法を)

次に、彼らは取り組みました、素早く定期券を機械に通すことに。

彼らは使うことを決めました、車輪付きの細いベルトを。しかし、問題がありました。

ヒダカさんは言います。
「5分間機械を動かした後、ベルトが切れました。スピードが速すぎたのです。」

(補足:ここまでの再現ドラマは和訳の下にリンクを貼ったNHK WORLD JAPANの動画で見ることができます。3分頃~7分頃)

2ヶ月間、チームは異なる種類のベルトをテストし、ついに見つけました、機能するもの(ベルト)を。

次に、チームは機械にセンサーを付けました。

もし定期券を持っていない人が通ると、ゲートが閉まります。

ついに最初の自動改札機の準備ができました。

1967年3月、機械は設置されました、大阪の駅に。最初、ことは円滑に進みました。しかし、1時間後、機械が突然止まりました。チームメンバーたちは破損した切符を内部で見つけました。

「機械は設計されていました、定期券用に。ですが何人かは、より小さな通常の切符を入れていました。」

チームは機械を動作させたいと考えました、通常の切符でも。

しかしこれは難題でした。

切符が小さいため、それら(切符)は機械の中で向きが変わり、詰まりました。

チームは解決策を探しました。

そしてある日、あるチームメンバーが釣りをしているとき、彼はあるものを見ました。

川を流れていく葉っぱが、岩にぶつかり、方向を変えたのです。

「それが彼に思い出させました、切符が機械を通り抜けているところを。」

そこでチームはローラーを追加しました、機械の前面に。

彼らは期待しました、それが機能することを、川の岩のように。

さあそれをテストする時がきました。切符は機械に入れられました、横向きに。

チームメンバーたちは緊張して待ちました。

すると、切符はスムーズに通過しました。うまく機能しました!

(補足:ここまでの再現ドラマは和訳の下にリンクを貼ったNHK WORLD JAPANの動画で見ることができます。10分頃~14分頃)

1971年4月、新しい自動改札機が設置されました。

多数の人が通り抜けました、何の問題もなく。

自然な日本語訳バージョン

英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。

最近では、自動改札機のない駅を想像するのは難しいでしょう。

今日は、この時間を節約する機械が、どのように発明されたかを見ていきます。

この物語は1964年に始まります。

経済が急速に発展していたため、都市部へ通勤する人が増えました。電車が大変混雑するようになっていました。

当時、駅員は定期券を目で確認していました。これには時間がかかり、改札口には長い列ができていました。

京都にある電子機器会社が、この問題を解決するために自動改札機の開発を依頼されました。

同社の従業員であるヒダカ ソウシさんはこう言います。
「技術者たちも混雑した電車を利用していたため、彼らはやる気満々でした。」

チームは、大阪で最も混雑する駅に行き、1つの改札口を通り抜ける人数を数えました。その数は毎分80人でした。チームは長い機械が必要だと気づきました。そうすれば、定期券をチェックする時間ができ、人々を止めることなく通過させられます。

彼らは、0.6秒で定期券を機械に通過させるという目標を設定しました。

まず、チームは定期券上に情報を載せる方法を見つけました。

次に、定期券を素早く機械に通すことに取り組みました。彼らは、車輪が付いた細いベルトを使うことに決めました。しかし、問題がありました。

ヒダカさんは話します。
「機械を5分間運転すると、ベルトが切れてしまいました。スピードが速すぎたのです。」

(補足:ここまでの再現ドラマは和訳の下にリンクを貼ったNHK WORLD JAPANの動画で見ることができます。3分頃~7分頃)

2ヶ月間、チームは様々な種類のベルトを試し、ようやく機能するベルトを発見しました。

次に、チームは機械にセンサーを取り付けました。定期券を持たない人が通ると、ゲートが閉まるようにしたのです。ようやく、最初の自動改札機が完成しました。

1967年3月、この機械は大阪の駅に設置されました。最初、順調に動いていました。しかし、1時間後、機械が突然停止しました。

チームメンバーたちは、機械の中に破損した切符があるのを見つけました。

「機械は定期券用に設計されていましたが、小さめの通常の切符を入れる人がいました。」

チームは、機械を通常の切符にも対応させたいと考えました。しかし、それは挑戦でした。

切符が小さいため、機械の中で向きが変わり、詰まってしまうのです。

チームは解決策を探しました。

ある日、チームの1人が釣りをしている時に、あることを目にしました。川を流れていく葉っぱが、岩にぶつかり、方向を変えたのです。

「それが彼に、機械を通過する切符を連想させました。」

そこで、チームは機械の前面にローラーを追加しました。彼らは、それが川の岩のように機能することを期待しました。

いよいよテストです。切符が横向きに機械に入れられました。チームメンバーたちは緊張しながら待ちました。

すると、切符はスムーズに通過しました。成功しました!

(補足:ここまでの再現ドラマは和訳の下にリンクを貼ったNHK WORLD JAPANの動画で見ることができます。10分頃~14分頃)

1971年4月、新しい自動改札機が設置されました。多くの人が何の問題もなく通り抜けました。

参考資料

ストーリーの元となったNHK WORLD JAPANの番組動画です。

(動画の16分頃) 日本の鉄道産業は、運行管理力や大量輸送力が素晴らしい。発展途上国が急激な人口増加に直面しており、日本の鉄道技術は各国の助けになると思われる

和訳にあたり、オムロンのHPを参考にしました。

自動改札機の開発者はオムロン創業者の立石一真氏。物語内の従業員ヒダカさんはNHK WORLD JAPANに出演した現在の開発担当者です。

エンディング 森崎ウィンさんのトーク

川に流れる葉っぱからヒントを得た!

はー、ひらめきって突然やってくるんですね。

それでは、See you tomorrow.

藤子

外大卒
オンライン英会話 5年目
TOEIC 830点

英語を使う仕事を経験してきましたが、英作文や英会話スキルがなく、英語コンプレックスがありました。
44歳で英会話だけに焦点を絞った学習法に見直し。
手探りながら自分なりに進めてきました。
発音スクール→ネイティブキャンプでカランメソッド→DMM英会話→QQEnglishでREMS(2024年受講中)
現在は、カタコト英語を卒業し、英会話中級レベルに。

当ブログでは、これから始める大人の初級者さん向けに、オンライン英会話のレッスン内容をご紹介しています。レッスンを受けた気になれるようなリアルなレポートを意識して書いています。あなたのお役に立てましたら嬉しいです。

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