NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2024年6月18日(火)放送分
2024年12月17日(火)再放送
ショート・コメディ
「Human VS Crows -人類対からす-」
「Working on an Island -離島で働く-」
全文和訳してみました。
- 直訳8割、意訳2割を意識しています
- 巻末のword listの訳をできるだけ使用しています
- 英語の語順になるべく沿わせています
- 意訳は私なりの解釈です
- 極端に意訳した部分は直訳文も記載しました
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
It’s time for Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週火曜日は、短編のショートコメディ「Comedy Sketches」をお届けします。
今日は「Human versus(VS) Crows」
カラスにゴミを荒らされるのを防ぎたいお父さんの話と、
「Working on an Island」
離島への転勤を命じられた社員の話。
この2本です。
I can’t wait to listen!
早速聞いてみましょう!
Human VS Crows -人類対からす-
こちらの日本語訳は、放送時の会話のテンポに合わせ、日本語らしく主語の省略や戻り訳などをしています。
Father: あー!ヤツらがまたやった!
Daughter: 誰が何をしたの?お父さん。
Father: あの黒い鳥たちが、外に置いてたゴミ袋の中に入ったんだ。
それで、今、ゴミがあちこちに散らばっちゃって!
Daughter: カラスのこと話してる?
Father: そう!
ゴミ袋をネットで覆ってまでいるんだ、ゴミをカラスから守るために。
それなのに、カラスはネットをとって、あげくに俺の車に置くんだよ!
Daughter: うわー、カラスって賢い。
Father: まあ、カラスは俺より賢くはないね。
プランBを出す時が来た。
Daughter: 他に計画があるの?
Father: 当たり前だ。
こっそりと置くんだ、ゴミ袋の中にカラスの嫌いなものをね。
Daughter: 何を?
Father: 赤くて辛いトウガラシ!
カラスがゴミと一緒にトウガラシを食べて、その時、ヤツらは火を噴いているように感じるだろうね。
こうすれば、俺たちの家に二度と近づこうとはしないよ。
Daughter: お父さん、めっちゃえらい!
*******
Daughter: お父さん、上手くいった?
カラスは、火を噴いて去っていった?
Father: いや、いつものようにゴミが散らばってる。
Daughter: えー、そんなー。
Father: 今回、カラスは、俺の車の上にトウガラシを輪にして置きやがった!
Daughter: あらー。
カラスがそんなに賢いなら、1つだけやるべきことが残されてるわね。
Father: 言ったほうがいいのか?「ゴミを食べないでください」って。
Daughter: じゃなくて、いずれにしてもカラスは食べるでしょ。
だから、カラスに頼むの、食べ終わった後に片付けてくださいって。
Father: すごくいいね!
Working on an Island -離島で働く-
こちらの日本語訳は、放送時の会話のテンポに合わせ、日本語らしく主語の省略や戻り訳などをしています。
Endo: やあ、松尾くん!
聞いたよ、会社が君を転勤させるって、九州の島にあるオフィスに。
Matsuo: そうなんだ。
Endo: ついてるね!
Matsuo: 何言ってんだよ。島だよ。
海に囲まれて、フェリーは1週間に1度しか来ない。
やることが何もないよ!
Endo: でもさ…
Matsuo: 会社は俺をもう必要としてないのさ。
だから俺を島に送り出すんだ。
俺を辞めさせたいんだよ。
もう、俺辞める。
Endo: それなら、俺が代わりに行ってもいい?
Matsuo: いいよ、どうぞ!
でもなんで?
Endo: 息子が今3歳なんだ。
島での生活は、息子にとって最高だよ!
息子に釣りのやり方を教えられるし、海で一緒に遊べるし。
Matsuo: ほー。
Endo: それに、島は街よりずっと(物価が)安い、だから大きな家を借りられるよね、家族のためにでっかい庭付きの。
Matsuo: おー。
Endo: あっ、それに絶対に大きな犬を飼うよ、息子が犬と一緒に成長できるように。
Matsuo: 君の奥さんは友達や家族に会えなくなるよ。
Endo: 妻は彼らといつでもビデオチャットできるよ。
彼女の友達や家族も、みんな来たがると思うし。
Matsuo: もういい、ストップ、ストップ!
良く分かった。
俺が行く。
Endo: 何て言った?
Matsuo: 俺は辞めない。島で働く。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
島行きたーい!僕も島で働きたい!
でも島とか行ったら、カラスとかもめちゃくちゃ出てくるのかな。
カラスが賢いってのは世界共通ですよね。
そしたらカラス対策にいろいろ講じてみるのもいいかもしれない。
そしたら、Did it work?
「上手くいった?効果あった?」って。
It worked.
「効果あったよ」ってこう答えたいですよね。
でも、島行ったとしても、友達とかとは “once a week” 週に1回だけは連絡とったりとか、会ったりとか、したいなって思うんだろうな。
それでは、I hope to see you tomorrow.