NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2025年4月2日(水)放送分
アメージング・ストーリー
『The Man Who was eaten by a Whale』
鯨に食べられた男
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。
- スラッシュリーディング訳
英文を前から訳す
意味はほぼ直訳
テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています - 自然な日本語訳
英文を後ろから訳す(返り読み)
意訳を含み日本語らしい文章
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週水曜日は2023年度に放送した「Amazing Stories」
世界各地で起きた驚きの実話をお送りします。
今日は「The Man Who was eaten by a Whale、鯨に食べられた男」です。
一体、何が起きたのでしょう。
早速聞いてみましょう。
The Man Who was eaten by a Whale – 鯨に食べられた男
訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。
- 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
→ スラッシュリーディング訳をご覧ください - 物語の全体的内容を理解したい場合
→ 自然な日本語訳バージョンをご覧ください
スラッシュリーディング訳バージョン
英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。
たくさんの架空の物語があります / 人々についての / 大きなクジラに食べられる。
しかし / あなたは何をしますか / もしそれが本当に起こったら?
実際に、それは起こりました / ある男に / アメリカのマサチューセッツ州で。
聞きましょう / 彼の驚くべき話を。
2021年6月11日金曜日、マイケル・パッカードと / 彼の漁師仲間、ジョサイア・メイヨーは、海に出ました。
マイケルは経験豊富なロブスター漁師です。
彼はロブスターを捕ります / 下へ泳いで / そして / それら(ロブスター)を持ってきます / 海底から。
彼は身に着けています / スキューバダイビング装備を / これ(ロブスター漁)をするために。
その日、マイケルは水中に入り、そして / ジョサイアは留まりました / ボートに。
ジョサイアは見ていました / 泡が / 表面に上がってくるのを / 確認するために / マイケルが呼吸していることを。
しばらくの間、問題がないようでした。
それから / 突然、泡が止まりました。
次の瞬間、巨大な尾が出てきました / 水の中から。
それはクジラだったのか / それとも / サメだったのか?
そして / マイケルはどこにいたのか?
マイケルは海の下にいました / 暗く、狭い空間に。
実際、彼はほとんど到達していました / 底に。
それから / 突然、何かが押しました / 彼を / とても強く。
すべてが真っ暗になり、そして / 彼は締め付けられていました / きつく。
最初、マイケルは思いました。
「サメが食べたのか / 私を?
でも / 私は感じなかった / どんな歯も。」
それから、彼は理解しました。
「ああ、私はいるに違いない / クジラの中に!」
幸運にも、マイケルはまだ身に着けていました / スキューバダイビングの装備を / そして / 呼吸することができました。
彼は思いました。
「でも / もしクジラが潜ったら / 深く、私は空気を使い果たすだろう。」
彼が考えることができたすべては / 彼の妻と2人の10代の息子たちのことでした。
マイケルは望みました / 出ることを、そこで / 彼は試しました / 蹴ったり動き回ったりすることを。
突然、彼は打ちつけられました / 片側に、それから / 反対側に。
クジラは始めました / 頭を振ることを。
次の瞬間、マイケルは飛んでいました / 空中を。
そして、彼は着水しました / 水中に。
彼は思いました。
「信じられない / 僕は脱出した。」
ボートから、ジョサイアは見ました / それが / すべて起こるのを。
(see + 目的語 + 動詞の原形)
彼(ジョサイア)はすぐに持ってきました / 彼のボートを / マイケルの隣に、そして / 彼(マイケル)を引っ張り上げました / その中に(ボートの中に)。
マイケルは急いで運ばれました / 病院へ。
驚くべきことに、彼は深刻にケガをしていませんでした。
専門家たちは言いました / クジラは恐らく / ザトウクジラだったと。
彼ら(専門家)は付け加えました / これらのクジラ(ザトウクジラ)は通常 / 食べません / 人々を、だから / マイケルは入ってしまったに違いない / クジラの口の中に / 偶然に。
マイケルは経験したにもかかわらず / 本当に恐ろしいことを、彼は敬意を払い / 海に / そして / 言います / 彼は一番幸せだと / 海に出ている時が。
彼(マイケル)は出演しました / テレビ番組に / 数日後 / この冒険の / そして / 言いました。
「私は謝りたい / クジラに / 邪魔したことを / その(クジラの)行く道に。
私は決してそれ(クジラの邪魔)をしない / 再び!」
1ヶ月も経たないうち、マイケルは戻りました / 仕事に。
彼は続けています / 潜ることを / ロブスター漁のために / 今日も。
自然な日本語訳バージョン
英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。
大きなクジラに人が食べられるという架空の物語はたくさんあります。でも、もしそれが本当に起こったら、あなたはどうしますか?
実は、アメリカのマサチューセッツ州で、ある男性に実際に起こったのです。彼の驚くべき話を聞いてみましょう。
2021年6月11日金曜日、マイケル・パッカードと、彼の漁師仲間ジョサイア・メイヨーは海に出ました。
マイケルは経験豊富なロブスター漁師です。彼は潜水してロブスターを捕り、海底から持って上がります。そのためにスキューバダイビング装備を着用しています。
その日、マイケルは海に入り、ジョサイアはボートに残りました。ジョサイアはマイケルが呼吸していることを確認するために、水面に上がってくる泡を見ていました。しばらくの間、問題はないようでした。
すると突然、泡が止まりました。
次の瞬間、巨大な尾が水面から出てきました。
それはクジラだったのでしょうか、それともサメだったのでしょうか?
そしてマイケルはどこにいるのでしょうか?
マイケルは海中で、暗く狭い空間にいました。実際には、彼はほとんど海底に到達していました。
すると突然、何かが彼をとても強く押しました。すべてが真っ暗になり、彼はきつく締め付けられました。
最初、マイケルは思いました。
「俺はサメに食べられたのか?でも、全く歯の感触はなかった。」
そして、彼は理解しました。
「うわー、俺はクジラの中にいるに違いない!」
幸運にも、マイケルはまだスキューバダイビング装備を身に着けていて、呼吸することができました。
彼は思いました。
「でも、もしクジラが深く潜ったら、空気がなくなってしまう。」
彼が思ったのは、妻と、2人の10代の息子たちのことだけでした。
マイケルは出たくて、蹴ったり動き回ったりしてみました。突然、彼は片側に叩きつけられ、それから反対側にも叩きつけられました。クジラが頭を振り始めたのです。
次の瞬間、マイケルは空中を飛んでいました。そして、彼は着水しました。
彼は思いました。
「脱出したなんて信じられない。」
ジョサイアは、起こったこと全てを、ボートから見ていました。すぐにボートをマイケルの近くに寄せ、彼を引き上げました。
マイケルは急いで病院に運ばれました。驚くべきことに、彼は重傷を負っていませんでした。
専門家たちは、クジラはおそらくザトウクジラだったと言います。ザトウクジラは通常、人を食べないので、マイケルは偶然クジラの口に入ってしまったに違いない、と専門家は付け加えました。
マイケルは実に恐ろしい経験をしたにもかかわらず、海に敬意を払い、海に出ている時が一番幸せだと言います。
この冒険の数日後、彼はテレビ番組に出演し言いました。
「行く手を邪魔してしまったことを、クジラに謝りたい。2度とこんなことしません!」
1ヶ月も経たないうちに、マイケルは仕事に戻りました。
彼は今日も、ロブスター漁をするために潜り続けています。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
マイケルさん、冷静だなー。
クジラの口の中にいながら、こう言ってましたよ。
If the whale dives down deep, I will run out of air.
このままクジラが深く潜ったら、空気がなくなる!
そんな冷静に言えますか?
だって “run out of air” ですよ!
それでは明日お会いしましょう、See you tomorrow!
参考リンク
National Geographicの記事です。
今回の物語がギュッと要約されています。