NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2024年6月21日(金)放送分
2024年12月20日(金)再放送
ルパン ~怪盗紳士~
「あやしい旅行者 第3話」
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。
- スラッシュリーディング訳
英文を前から訳す
意味はほぼ直訳
テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています - 自然な日本語訳
英文を後ろから訳す(返り読み)
意訳を含み日本語らしい文章
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
Yes! It’s Friday!
毎週金曜日は「Lupin, The Gentleman Thief」
毎月4話完結で「怪盗紳士ルパン」の名作をお届けします。
今日は「The Mysterious Traveler」の第3話。
ルパンの大事な書類を盗んだあやしい旅人を、警察とタッグを組んだルパンは、車で追いかけます。
犯人を捕まえることはできるのでしょうか。
それでは、Let’s dive into the story!
前回までの『The Mysterious Traveler』
前回までの2話です。
The Mysterious Traveler -あやしい旅行者 第3話-
訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。
- 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
→ スラッシュリーディング訳をご覧ください - 物語の全体的内容を理解したい場合
→ 自然な日本語訳バージョンをご覧ください
スラッシュリーディング訳バージョン
英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。
私は車を運転して駅から去っていた、2人の警官が座っていた、私の車の後部座席に。
私は安全だった!
私は見つけるだろう、警官から逃げる方法を。
しかし、まずは、泥棒を見つけねばならない。
運転するのは、ノルマンディーの古い通りを、気持ちが良かった。
木々が飛ぶように過ぎ、まるで自分が自由になったようだった。
アルセーヌ・ルパンが捜索中だった、アルセーヌ・ルパンを!
警官たちはとても助けになった。
彼らがいなければ、私は何度も間違った方向転換をしていただろう、道路で。
しかし、終わりは近くなかった。
私は取り戻さなければならなかった、書類を、あの旅行者から。
それに、私は警察に見られたくなかった、私がそれ(書類の取り戻し)をしているところを。
もちろん、彼らに持たせたくなかった、書類を。
それは簡単にできそうではなかった。
我々は到着した、ダルネタル駅に、列車が出発した3分後に。
我々は知った、灰色のコートを着た男がそこにいて、切符を買ったと、アミアン行きの。
それは、まさに私が予言した通りだった。
私のデビュー、刑事としての、はうまくいっていた。
警官の1人が私に言った。
「彼は急行列車に乗ったようですね、次の停車は19分後です。」
「どのくらい離れていますか、その駅は?」
「23kmです。」
「23kmを19分で。
よし、我々は到着するでしょう、そこ(次の駅)に、列車よりも先に。」
景色が飛ぶように過ぎた、我々の横を、運転していると、目的地に向かって。
1kmの間、我々は列車と競争し、横に並んで、勝った。
すぐに我々はプラットフォームに立ち、待った、列車のドアが開くのを。
しかし、旅人の気配はなかった。
「おや!彼は私を見て、列車から飛び降りたに違いない!」
そのとき、私は彼を見た、線路を横切っているところを。
私は彼を追いかけ始め、2人の警官が続いた。
まあ、実際は、警官の1人が優れたランナーだった、だから彼が追跡の先頭を行っていたのだが。
距離が、警官と旅人との間の、縮んだ。
これを見て、旅人は飛び越え、いくつかの低木を、野原を走り抜け、小さな森に入った。
とても速く走る警官が、我々を待っていた、森の端で。
彼が私に言った。
「思ったので、あなたたち2人が私を見つけられないだろうと、私が待たなければ。」
「まったくその通りです、親愛なる友よ。
旅人は疲れているはずです、走ったから。
我々は彼を捕まえましょう、今!」
私は周りを見回し、アイデアを思いついた。
「それはとても簡単です、警官のお2人。
お1人は待ち、森の右側で、お1人は左側で。
あなた方は見張ることができます、両側から、必ず旅人が逃げないように。
私は見張ります、森からの他の出口を。
もし彼が出てこなければ、私は森に入り、彼を追い立てます、あなた方のどちらかの方へ。
忘れるとこでした!
もし私があなた方を必要としたら、私は銃を撃ちます、空に向かって。」
自然な日本語訳バージョン
英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。
私は、車の後部座席に2人の警官を乗せ、駅から走り去っていた。
私は助かった!
私は警官から逃げる方法を見つけるだろう。
だが、まずは泥棒を見つけねばならない。
ノルマンディーの古い通りを走り抜けるのは気持ちが良かった。まるで私が自由であるかのように、木々が通り過ぎていった。アルセーヌ・ルパンがアルセーヌ・ルパンを探していた!
警官たちはとても助けになった。彼らがいなければ、私は道で何度も間違った方向へ行っていただろう。しかし、終わりにはまだ遠い。
私はあの旅人から書類を取り戻さなければならず、警官にその様子を見られたくなかった。そしてもちろん、彼らに書類を見せたくなかった。それは簡単なことではないだろう。
我々は、列車が去った3分後に、ダルネタル駅に到着した。
我々は、灰色のコートを着た男がそこにいて、アミアン行きの切符を買ったことを知った。
まさに私が予想していた通りだった。
刑事としての私のデビューは順調だった。
警官の1人が私に言った。
「彼は急行列車に乗ったようですね、次の停車は19分後です。」
「その駅はどれくらい離れていますか?」
「23キロです。」
「19分で23キロ。よし、我々は列車よりも先に到着するでしょう。」
目的地に向かって車を走らせていると、景色が我々の横を飛ぶように過ぎた。
1kmほど、我々は列車と競争し、並走し、そして勝った。
すぐにプラットフォームに立ち、列車のドアが開くのを待った。
しかし、旅人の気配はなかった。
「なんてこった!
彼は私を見て、列車から飛び降りたに違いない!」
その時、私は彼が線路を横切っているのを見た。私は彼を追いかけ始め、2人の警官が続いた。
まあ、実際は、警官の1人が素晴らしいランナーだったので、彼が追跡を率いていた。
警官と旅人との距離が縮まった。これを見て、旅人はいくつかの茂みを飛び超え、野原を通り抜け、小さな森の中へ入った。
とても速く走る警官は、森の端で我々を待っていた。
彼は私に言った。
「私が待っていなければ、あなた方は私を見つけられないと思いまして。」
「まったくその通りです、我が友よ。旅人は走って疲れているはずです。今、彼を捕まえましょう!」
私は辺りを見回し、考えを思いついた。
「簡単ですよ、警官のお2人。お1人は森の右側に、お1人は左側で待機してください。絶対に旅人が逃げないよう、両側から見張ることができます。私は森の別の出口を見張ります。彼が出てこなければ、私が森に入り、彼をお2人どちらかの方に向かって追い出します。
忘れるところでした!
もし私がお2人を必要としたら、ピストルを空に向かって撃ちます。」
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
映画のワンシーンじゃないですか!
もう、列車と車がチェイスして、並んで走行しているっていう。
よかったら皆さん、テキストの絵を見てください。
運転してるルパンだけがゴーグルをちゃんとかけてるっていう。
よく考えたら、ルパンと警察が同じ車に乗ってるっていう状況もちょっとおもしろいんですけれどもね。
今回、森に逃げ込んだ旅人をね、警察たちと追い出す作戦、ルパン立てました。
成功するか否か!うーん!
Don’t forget to come back on Monday!
怪盗紳士ルパン 原書
日本語翻訳版
英語版