NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2025年4月7日(月)放送分
発見!世界のお祭り
『Quebec Winter Carnival』
カナダ ケベック・ウィンター・カーニバル
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。
- スラッシュリーディング訳
英文を前から訳す
意味はほぼ直訳
テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています - 自然な日本語訳
英文を後ろから訳す(返り読み)
意訳を含み日本語らしい文章
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Hello, everyone.
This is Morisaki Win for Enjoy Simple English.
毎週月曜日は「Festivals on Planet Earth、世界のお祭り」です。
地球への移住を考える宇宙人のイチカとバチカ。
今回バチカが訪れたお祭りは「ケベック・ウィンター・カーニバル」
時には、マイナス30度まで下がるというカナダのケベック・シティ。
この極寒の地では、どんなお祭りが繰り広げられているのでしょうか。
それでは早速、Let’s listen!
Quebec Winter Carnival – カナダ「ケベック・ウィンター・カーニバル」
訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。
- 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
→ スラッシュリーディング訳をご覧ください - 物語の全体的内容を理解したい場合
→ 自然な日本語訳バージョンをご覧ください
スラッシュリーディング訳バージョン
英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。
Bachika: ブルブル、寒い!
こちらバチカ。
母船、聞こえますか?
Ichika: こちらイチカ。
私はあなたが聞こえます / まったく問題なく。
Bachika: よかった。
それで、僕はどこにいますか?
とても寒い、そして / 全てが白いです。
Ichika: ああ、それは雪です。
あなたは場所にいます / カナダのケベック・シティと呼ばれる。
そこはたくさんの雪があります。
Bachika: 了解。
私は始めます / 私の調査を / すぐに。
うわーっ!
Ichika: バチカ?
何が起こっていますか?
Bachika: 怪物です!
大きくて白い怪物が / 赤い帽子をかぶっていて / やって来ます / どんどん近くに。
助けて!
Woman: ねえ、ねえ。あなたは怖がる必要はありません。
あの雪だるまは公式マスコットです / ケベック・ウィンター・カーニバルの。
彼の名前はボノム・カルナヴァルです。
みんなが写真を撮りたがります / 彼と。
Bachika: それで、これは冬のカーニバルですか?
Woman: ええ。私たちには訪問者がいます / 世界中から、あなたと全く同じように。
ようこそ!
Bachika: あ、ありがとう!
しかし / なぜあなたはカーニバルを開催しているのですか / 真冬に?
Woman: えっと、それ(カーニバル)は始まりました / 1894年に。
ケベック・シティでは、気温が下がることがあります / 摂氏マイナス30度ほど低くまで / 冬には。
このカーニバルは作られました / 人々の心を温めるために / この非常に寒い時期の間。
Bachika: 興味深い!
わあ!お城だ!
それ(お城)は作られていますか / ガラスから?
Woman: それ(お城)は作られています / 氷から。
中に入りましょう!
Bachika: うわー。感じがします / まるであなたが真ん中にいるような / 巨大な青い水晶の。
それで、他に何ができますか / このお祭りで?
Woman: たくさんの事!
本当にワクワクすることがありますよ / もしあなたが勇敢なら。
Bachika: それは何ですか?
Woman: それは滑り台です / 氷でできた。
あなたはそりに座ります / そして / 降ります / 時速約70kmで。
Bachika: すごい!
私は待ちきれません / それ(滑り台)を試すのが!
Bachika: わあ。本当に高いです / ここは!
よし行くぞ!
ヒュー!
Woman: どうでしたか?
Bachika: 本当に速かったです!
感じがしました / まるで私が飛んでいるような!
Woman: 私は嬉しいです / あなたがそれ(滑り台)を気に入ってくれて。
冬のカーニバルでは、私たちはカヌーレースも開催します / 部分的に凍った川で、それに / 犬ぞりレースも。
Bachika: とてもたくさんあります / 見るべきものが!
Man: おい、君 / 大きな「B」が書いてある / シャツに。
いかがですか / カナダの有名なメープルタフィーは?
Bachika: メープルタフィー?
それは何ですか?
Man: それ(メープルタフィー)は柔らかいキャンディです。
私たちはメープルシロップを煮ます / それが濃くなるまで、それから / 私たちはそれ(煮詰めたメープルシロップ)を置きます / きれいな雪の上に / それが少し固くなるように。
Bachika: いつ私はそれを食べることができますか?
Man: 今です。
あなたはそれ(煮詰めたメープルシロップ)をすくい上げられます / この木の棒で。
Bachika: これは楽しい。
んー。温かくて、柔らかくて、そして甘い。
おいしい!
Ichika: バチカ、聞こえますか?
お祭りはどうですか?
Bachika: 全てが素晴らしいです。
ここの人々は創造的です。
彼らは方法を見つけています / 楽しんで自分自身を暖かく保つ / たとえ外が寒くても!
Ichika: それが聞けて良かったです!
その調子でがんばってください!
自然な日本語訳バージョン
英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。
Bachika: ブルブル、寒い!
こちらバチカ。母船、聞こえますか?
Ichika: こちらイチカ。問題なく聞こえます。
Bachika: よかった。
それで、ここはどこですか?
凍えるほど寒くて、何もかもが白いです。
Ichika: ああ、それは雪です。
バチカは、カナダのケベック・シティという場所にいます。
そこは雪が多いんです。
Bachika: 了解。
早速、調査を開始します。
うわーっ!
Ichika: バチカ?何が起きたんですか?
Bachika: 怪物です!
赤い帽子をかぶった大きくて白い怪物が、どんどん近づいて来ます!
助けて!
Woman: あらあら、怖がらなくていいですよ。
あの雪だるまは、ケベック・ウィンター・カーニバルの公式マスコットです。
彼の名前は、ボノム・カルナヴァル。
みんな彼と写真を撮りたがります。
Bachika: これが冬のカーニバルなんですか?
Woman: ええ。あなたのように世界中から観光客が来るんです。
ようこそ!
Bachika: あ、ありがとうございます!
でも、どうして真冬にカーニバルをするのですか?
Woman: えっと、このカーニバルは、1894年に始まりました。
ケベック・シティでは、冬には、気温が摂氏マイナス30度まで下がることもあります。
このカーニバルは、こんな極寒の時期に、人々の心を温めるために作られました。
Bachika: おもしろい!
わあ!お城だ!ガラスでできているんですか?
Woman: 氷でできているんです。中に入ってみましょう!
Bachika: うわー。まるで巨大な青い水晶の中にいるみたいです。
それで、このお祭りでは他に何ができるんですか?
Woman: たくさんあります!
もしあなたが勇敢なら、本当にワクワクするものがありますが。
Bachika: それは何ですか?
Woman: 氷でできた滑り台です。
そりに座って、時速約70kmで滑り降ります。
Bachika: すごい!
早く試してみたいです!
Bachika: わあ。ここは本当に高いですね!
よし行くぞ!
ヒュー!
Woman: どうでしたか?
Bachika: 本当に速かったです!
まるで空を飛んでいるみたいでした!
Woman: 気に入っていただけて嬉しいです。
冬のカーニバルでは、部分的に凍った川でのカヌーレースや、犬ぞりレースも開催されます。
Bachika: 見るものがたくさんありますね!
Man: シャツに大きな「B」の文字がある、君。
カナダ名物のメープルタフィーはいかがかな?
Bachika: メープルタフィー?
それは何ですか?
Man: 柔らかいキャンディだよ。
メープルシロップを濃くなるまで煮詰めて、きれいな雪の上に置くんだ、少し固くなるように。
Bachika: いつ食べられますか?
Man: 今だよ。この木の棒で持ち上げられるよ。
Bachika: 楽しいです。
んー。温かくて、柔らかくて、甘い。
おいしい!
Ichika: バチカ、聞こえますか?
お祭りはどうですか?
Bachika: すべてが素晴らしいです。
ここの人たちは独創的です。
たとえ外は寒くても、楽しんで暖かく過ごす方法を見つけています!
Ichika: それはよかったです!
その調子でがんばってください!
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
マイナス30度!
ちょっと経験してみたいな。
それにしても、70km出る滑り台でしょ!?
いや、僕、実はね、絶叫が苦手なんです(笑)
それでは、See you tomorrow.
参考リンク
カナダ観光局公式サイトの記事です。
「ケベック・ウィンター・カーニバル」の紹介です。