和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ「南極に消えた船と冒険」2025年6月4日

和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
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NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』

2025年6月4日(水)放送分
アメージング・ストーリー
『Lost and Found in Antarctica』
南極に消えた船と冒険

全文和訳してみました。

英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。

  • スラッシュリーディング訳
    英文を前から訳す
    意味はほぼ直訳
    テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています
  • 自然な日本語訳
    英文を後ろから訳す(返り読み)
    意訳を含み日本語らしい文章

森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。

お役に立てれば幸いです。

テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。

オープニング 森崎ウィンさんのトーク

Enjoy Simple English.

森崎ウィンです。

毎週水曜日は、2023年度に放送した「Amazing Stories」

今日お伝えするのは、100年以上前に、南極大陸 “Antarctica” で遭難してしまったエンデュアランス号と、その乗組員たちの話です。

奇跡の生還と言われるその実話を聞いてみましょう。

Lost and Found in Antarctica – 南極に消えた船と冒険

訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。

  • 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
    → スラッシュリーディング訳をご覧ください
  • 物語の全体的内容を理解したい場合
    → 自然な日本語訳バージョンをご覧ください

スラッシュリーディング訳バージョン

英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。

1914年後半、アイルランド系イギリス人の探検家は / アーネスト・シャクルトンという名の / 南極へ航海しました、南極点を囲んでいる地域、船で / エンデュアランス号という名の。

この船は動くことができました / 氷のある地域を抜けて。

アーネストの目標は / その大陸を歩いて渡る(横断)ことでした。

彼は27人の部下がいました / 船に / 彼を手伝うための。

その後、1915年1月、すべてが上手くいかなくなりました。

船は挟まって動けなくなりました / 氷に / そして / 動けませんでした / まったく。

約9ヶ月間、アーネストと彼のチームは / 生活しました / エンデュアランス号の中で。

しかし / 10月、彼らは船を離れました / なぜなら / 氷が傷つけていたからです / それ(船)を。

それ(船)はゆっくりと始めていました / 沈むことを、なので / 彼らはキャンプをしなければなりませんでした / 氷の上で。

彼らは取りました / 3つの救命ボート/ それと / できる限りの食料を。

彼らは食料を使い果たすと、彼らはアザラシを食べました / 生き残るために。

彼らは連絡が取れませんでした / 誰にも、だから / 誰も知りませんでした / 彼らがどこにいるのかを。

1916年4月、アーネストのチームは気づきました / 彼らが乗っていた氷が / とても薄いと。

そこで / 彼ら全員は乗り込みました / 3つの救命ボートに / エンデュアランス号からの(取ってきた) / そして / 航行しました / エレファント島と呼ばれる場所へ / 160km離れた。

それは苦しい旅でした / しかし / 全員が到着しました / 島に。

依然として、彼らは安全ではありませんでした / まだ。

アーネストは確信しました / 誰も来ないだろうと / 彼らを救出するために。

「私は航行します / サウスジョージア島へ / 私の最も強い5人の男たちと / 助けを求めるために。
もし私が行かなければ、私たち全員が死ぬ。」

ほんの少しの道具 / それと / 地図なしで、彼らは出発しました / サウスジョージア島へ。

それは簡単な旅ではありませんでした。

その島は約1,300キロメートル離れていました、そして / 海は荒れました。

15日間の恐ろしい日々の後、アーネストと彼のチームは着きました / 島に。

彼と他の2人の男は / 山々を乗り越えました / 反対側へ / (the other sideは)何人かの男たちが / ノルウェーから来た / クジラの漁をしていました。

これらの捕鯨員たちは驚きました / 見て / ある男が / 古い服の / 彼らに向かって歩いてくるのを。

「君は誰だ?君はどこから来た?!」

「私の名前はアーネスト・シャクルトンです。」

アーネストは集めました / 救助隊を / 捕鯨員たちと共に / エレファント島へ行くために。

最初の3回は / 彼らが試みた、彼らはうまくできませんでした / 天候のせいで。

ついに、4回目の試みで、彼らはやり遂げました。

彼が近づくと / 島に、アーネストは人々を見ることができました。

彼は数えました。

それから、彼は叫びました、

「彼らは全員いる / ここに!」

90日が経っていました / アーネストが島を離れて以来、そして / 全員がまだ生きていました。

アーネストは南極大陸を横断できませんでした / しかし / 彼の強いリーダーシップが助けました / これらの男たちを救うことを。

船、エンデュアランス号について、誰も知りませんでした / それがどこにあるのか / 長い間。

しかし / 2022年の始め、それ(エンデュアランス号)は発見されました。

専門家たちは驚きました / なぜなら / それ(エンデュアランス号)がそんなにも良い状態だったからです。

はっきりと見ることさえできました / 名前「エンデュアランス号」が / 船に書かれている。

107年後、物語は / アーネスト・シャクルトンとエンデュアランス号の / ついに完結しました。

自然な日本語訳バージョン

英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。

1914年後半、アーネスト・シャクルトンというアイルランド系イギリス人の探検家は、南極を、そこは南極点を囲んでいる地域ですが、エンデュアランス号という船で航行しました。

この船は、氷のある地域を通り抜けることができました。

アーネストの目標は、南極大陸を歩いて横断することでした。船には、手伝ってくれる27人の部下がいました。

その後、1915年1月、すべてが上手くいかなくなりました。船は氷に挟まり、全く動けなくなりました。

約9ヶ月間、アーネストとチームは、エンデュアランス号の中で生活しました。しかし10月、彼らは船を離れました。氷が船を損傷させていたからです。船はゆっくりと沈み始めていました、そのため彼らは氷の上でキャンプをしなければなりませんでした。

彼らは、3そうの救命ボートと、できる限りの食料を出しました。食料を使い果たすと、生き残るためにアザラシを食べました。

彼らは誰とも連絡を取ることができなかったので、彼らがどこにいるのか誰も知りませんでした。

1916年4月、アーネストのチームは、彼らが乗っていた氷がとても薄いことに気づきました。そこで彼らは全員、エンデュアランス号から運んだ3艘の救命ボートに乗り込み、160km離れたエレファント島という場所へ航海しました。

それはつらい旅でしたが、全員がエレファント島に到着しました。依然として、彼らはまだ安全ではありませんでした。アーネストは、誰も助けに来ないだろうと確信しました。

「私は、助けを求めにサウスジョージア島へ航海する、最強の5人を連れて。もし私が行かなければ、私たちは全員死ぬ。」

ほんのわずかな道具と、地図なしで、彼らはサウスジョージア島へ出発しました。それは簡単な旅ではありませんでした。島は約1,300km離れていて、海は荒れていました。

恐ろしい15日間を経て、アーネストとチームはサウスジョージア島に到着しました。アーネストと2人の男が山々を乗り越え、島の反対側へ行きました。島の反対側では、ノルウェーから来た捕鯨員たちがクジラ漁をしていました。

捕鯨員たちは、古い服を着た男が自分たちの方へ歩いてくるのを見て、驚きました。
「君は誰だ?どこから来た?!」

「私の名前は、アーネスト・シャクルトンです。」

アーネストは、エレファント島へ行くため、捕鯨員たちと共に救助隊を集めました。

彼らが試みた最初の3回は、天候のせいで上手くいきませんでした。

最終的に、4回目の挑戦で、彼らはやり遂げました。

アーネストが島に近づくと、人々が見えました。アーネストは数えました。そして叫びました、
「全員ここにいる!」

アーネストが島を離れてから90日が経っていました、そして、全員がまだ生きていました。

アーネストは南極大陸を横断することはできませんでしたが、彼の強力なリーダーシップが男たちを救う助けとなりました。

エンデュアランス号については、長い間、誰もどこにあるか分かりませんでした。しかし、2022年の始め、船が発見されました。専門家たちは、船がこんなにも良い状態であったことに驚きました。船に書かれた「エンデュアランス」という名を、はっきりと見ることさえできました。

107年後、アーネスト・シャクルトンとエンデュアランス号の物語は、ついに完結しました。

エンディング 森崎ウィンさんのトーク

まさに奇跡の生還、ですねぇ。

ちなみに船の名前 “endurance” はですね、「忍耐、辛抱」という意味だそうですよ。

そのあとですね、エンデュアランス号は、3,000mの海底で見つかったそうですが、しっかり直立した状態だったそうです。

See you tomorrow!

参考リンク

  • ナショナルジオグラフィックの記事です。
    海底で発見されたエンデュアランス号を撮影した動画もあります。
  • 日本が最初に南極点を目指したのは1910年。
    1957年から昭和基地で南極観測が始まりました。

ちなみに、物語の1914~16年は、日本では大正3年。
日本を含め、世界は第1次世界大戦中でした。

藤子

外大卒
オンライン英会話歴 5年以上
TOEIC 915点
TOEIC Bridge SW 満点

英語を使う仕事を経験してきましたが、英作文や英会話スキルがなく、英語コンプレックスがありました。
40歳を過ぎてスピーキングに焦点を絞った学習法に見直し。
手探りながら自分なりに進めてきました。
発音スクール→ネイティブキャンプでカランメソッド→DMM英会話→QQEnglishでREMS
現在は、カタコト英語を卒業し、英会話中級レベルに。
TOEICも、660→720→790→830→915と数字でも効果が表れました。

当ブログでは、これから始める大人の初級者さん向けに、オンライン英会話のレッスン内容をご紹介しています。レッスンを受けた気になれるようなリアルなレポートを意識して書いています。あなたのお役に立てましたら嬉しいです。

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