NHKラジオ英語番組「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」
2024年4月3日(水)放送分
世界に誇るメイド・イン・ジャパン
「Cup Ramen -カップラーメン-」
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、直訳寄りにしております。
- 直訳8割、意訳2割を意識しています
- 巻末のword listの訳をできるだけ使用しています
- 英語の語順になるべく沿わせています
- 意訳は私なりの解釈です
- 極端に意訳した部分は直訳文も記載しました
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
(2024年10月の再放送時に追記します)
Cup Ramen -カップラーメン-
おそらく、ほとんどの人がカップラーメンを食べた経験があることでしょう。しかし、その誕生の裏にある物語をご存知でしょうか?今日は、どのようにこのおいしい発明が作られたのか見てみましょう。
カップラーメンの発明者は、安藤百福という名前の男性でした。彼のあだ名は「ミスター・ヌードル」でした。
1950年代後半に、安藤氏はインスタントラーメンを発明しました。麺をどんぶりに入れ、熱湯を加えると数分後、ラーメンができあがります。(直訳:あなたはラーメンを食べます。)
インスタントラーメンはすぐに大ヒットし、ビジネスを広げるために、安藤氏はロサンゼルスに行きました。
そこで、彼は会議をしました、地元のスーパーマーケットの仕入係と。安藤氏は誇らしげにインスタントラーメンを紹介しました。
「麺を大きなラーメンどんぶりに入れ、熱湯を加えるだけです。」
しかし、仕入係は言いました
「ラーメンどんぶりと箸がありません、アメリカには。」
そして、バイヤーはインスタントラーメンの麺のいくつか(欠片)を紙コップにを入れ、熱湯を加え、フォークで食べました。安藤氏はこれを見たとき、思いました。
「カップの中にラーメンだ!」
その瞬間、”カップラーメン”のアイデアが生まれました。
さあ、作る時が来ました。まず、安藤氏と彼のチームは、油で揚げたラーメンのかたまりを作ろうとしました、カップの形にぴったりと合うように。しかし、麺を揚げると、中心部が十分に調理されませんでした。麺のかたまりは厚みがありすぎました。
色々な方法を試した後、彼らはとうとう方法を見つけました、きちんとした揚げラーメンを作るための。(that workedは前文の”調理が不十分&ぶ厚すぎた”が解決したことを意味している/”きちんとした”に意訳)
これでカップと麺は準備できました。でも機械が使えるでしょうか?一度にたくさんの商品を作るために。
これは大変でした。
機械が麺をカップの中に落とすと、麺は横向きになったり、上下逆さになったりしました。
安藤氏は長い間、真剣に考えました、これを修正する方法について。
するとある夜、奇妙なことが起こりました。
「私は布団の上に横たわり考えていました。すると突然、部屋がひっくり返ったように見えました。その瞬間、私は思いました。”麺の上にカップを置いて、それをひっくり返えせばいい!”」
彼のアイデアはうまくいきました。フタには、安藤氏は紙とアルミホイルを使用しました。
その時、最初のカップラーメンが完成しました。
1971年9月、日本の店舗は世界初のカップラーメンを販売し始めました。
それから、1972年2月、カップラーメンが脚光を浴びました、あさま山荘事件が起こったときです。1人の女性が山の中の山荘で拘束されました、銃を持った人々によって。救出中、テレビを見ていた全員が見ました、警察がカップラーメンを食べているのを。山の中は寒く、湯気が熱い麺から出ていました。人々は知りたがりました、警察が何を食べているのか。
この後すぐ、日本で、カップラーメンの売上高が急に伸びました。
その後、カップラーメンは他の国でも人気になり、今日では世界中の何百万人もの人々に愛されています。
和訳にあたり日清食品のホームページも参考にしました。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
(2024年10月の再放送時に追記します)