NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2026年5月5日(火)放送分
オリジナル・ファンタジー・ストーリー
『Chips the Talking Cat Part 1』
おしゃべり猫、チップス(前編)
全文和訳してみました。直訳と意訳の間ぐらいで訳しています。
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
It’s time for Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週火曜日は、2話完結のファンタジーをお届けします。
今週と来週は「Chips the Talking Cat」というお話です。
主人公は35歳の会社員レン。
週末はゲーム三昧という彼の前に、ある日、しゃべる猫が突然現れ、その生活が一変します。
Let’s listen together.
Chips the Talking Cat Part 1「おしゃべり猫、チップス(前編)」
(ドアベルが鳴る)
Delivery man:
お荷物でーす。
Ren:
もう、今ゲームの真っ最中なんだよ。
後で取りに行こう。
Narration (Ren):
俺はレン、35歳の会社員。
一人暮らしで、たいてい週末は、オンラインゲームをして過ごしている。
俺は多くの人と話さない。
寂しく聞こえるかもしれないが、それが快適なのだ。
Ren:
あ、雨が降ってる。
今、荷物を持ってこないと。
(ドアを開ける)
えっ、猫?!
Cat:
ニャー
Ren:
おい!中に入ってくんなって!
Narration (Ren):
俺は何度か猫を外に出した、でもそのたびに、彼はすぐに中へ戻ってきた。
Ren:
もうわかったよ。いればいいよ。
Cat:
ニャー
Narration (Ren):
俺は、キャットフードと、ベッドと、赤い首輪を買った。
猫は「チップス」と名付けた。
俺たちが最初に会ったとき、俺がポテトチップスを食べていたからだ。
Narration (Ren):
仕事じゃないとき、俺はほとんど家にいて、チップスもそれを気に入っているようだ。
でもその後、ある土曜日、衝撃的なことが起こった。
Chips:
ねえ!
Ren:
えっ?!
Chips:
僕は君に話しかけているんだ、レン。
Ren:
え…チップス?
何か言った?
Chips:
うん。
君は家の中に居すぎ。
(直訳:君は室内であまりに多くの時間を過ごしている)
退屈だよ。
Ren:
え、ごめん、何て?
(語尾上がりでsorryと言ってるのでPardon?のニュアンスかなと思いました)
Chips:
何かワクワクすることしようよ!
Ren:
ワ、ワクワク?
例えば何?
Chips:
僕の写真を撮ってもいいよ。
Ren:
ああ、もちろん。
Narration (Ren):
チップスが話していた。
信じられなかった。
俺たちは公園へ行き、俺はチップスの写真を撮った。
Girl 1:
なんてかわいい猫なの!
Girl 2:
彼はとても人懐っこいわ!
Chips:
ニャー
Narration (Ren):
チップスは話さなかった、外にいるときは。
でも家に着くと…
Chips:
さっきの写真をネットに投稿してよ。
Ren:
(ため息)
わかったよ。
Narration (Ren):
俺が写真を投稿すると、10分もしないうちに、友人たちからコメントがあった。
(直訳:10分以内に、友人たちがコメントを残した。)
Friend 1:
長い間投稿してなかったね…
それで今は猫を飼ってるんだ!
Friend 2:
かっこいい猫!
近いうち遊びに行こうぜ!
Chips:
ほらね?
投稿してよかったでしょ?
Narration (Ren):
正直、友人たちから連絡が来て嬉しかった。
それからは、毎週末、チップスと俺は公園へ行った。
ある日、公園で、チップスが突然言った。
Chips:
レン、ランニングした方がいいよ。
Ren:
ランニング?どうして?
Chips:
だって、君はいつもポテトチップスを食べてて、全然運動しないから。
Ren:
なんだと?!
Narration (Ren):
彼の言葉に腹は立ったが、俺はランニングに行った。
驚いたことに、気持ち良かった。
家に着くと、チップスが言った。
Chips:
ペット写真のコンテストに応募してみるのはどう?
僕の写真を送ってよ。
Ren:
コンテスト?
絶対に勝てないよ。
Chips:
とにかくやってみてよ。
僕はこの写真がいいと思う。
Narration (Ren):
俺はすぐにその写真を送った。
それからというもの、チップスは俺に次々と命令した。
(直訳:その後、チップスは私にもっと多くのことをするように命じた。)
Chips:
レン、君は自分を大事にしないといけない。
アパートを掃除すること。
両親に電話すること。
もっと健康的なものを食べること。
あ、それと、僕にもっと良い高級なエサを出して。
Ren:
僕に指示するのはやめろ、チップス!
君は俺の母親じゃない!
Chips:
なんだって?!
Narration (Ren):
翌朝、チップスはいなくなった。
残されていたのは、彼の赤い首輪だけだった。
(構文:All ~ + V + C.)
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
待って!
チップスって名前、かわいすぎません?!
僕、ちなみに猫派なんですよ。
だからチップスいなくなったら、わっ…戻ってくるのかな。
See you tomorrow!

