和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ「女王の首飾り 第1話」2024年7月5日

和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
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NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』

2024年7月5日(金)放送分
ルパン ~怪盗紳士~
「The Queen’s Neckless -女王の首飾り 第1話-」

全文和訳してみました。

英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。

  • スラッシュリーディング訳
    英文を前から訳す
    意味はほぼ直訳
    テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています
  • 自然な日本語訳
    英文を後ろから訳す(返り読み)
    意訳を含み日本語らしい文章

森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。

お役に立てれば幸いです。

テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。

オープニング 森崎ウィンさんのトーク

It’s Friday!

Enjoy Simple English.

森崎ウィンです。

毎週金曜日は、怪盗紳士ルパンの名作をお届けします。

今月のストーリーは「The Queen’s Neckless、女王の首飾り」です。

ドル―・スビーズ伯爵の家に、およそ100年伝わる有名な首飾りが、ある日クローゼットから消えてしまいます。

疑われたのは、ある人物でした。

“count” のことは伯爵。

“countess” は伯爵夫人のことを言います。

それでは、Let’s dive into the story!

The Queen’s Neckless -女王の首飾り 第1話-

訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。

  • 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
    → スラッシュリーディング訳をご覧ください
  • 物語の全体的内容を理解したい場合
    → 自然な日本語訳バージョンをご覧ください

スラッシュリーディング訳バージョン

英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。

年に2、3回、しかも特別なイベントの時だけ、ドルー・スビーズ伯爵夫人は身に着けた / 「女王のネックレス」を。

それは有名なネックレスだった / その家族に所有されていた / およそ100年間。

そのネックレスはいつもは銀行に保管されており / そして伯爵だけが唯一の人だった / そこから取り出すことができる。

パーティーがあった / ある晩に / それは大成功だった。

ダイヤモンド付きのそのネックレスは輝き / 光った / 火の炎のように / 首元で / 伯爵夫人の。

パーティーが終わった後、彼女はネックレスを外し / 慎重に手渡した / それを / 彼女の夫に。

彼はそれ(ネックレス)を入れ / 赤い革のケースに、それ(ネックレス入りの革のケース)を隠した / クローゼットの中に / そして眠りについた。

翌朝、驚いたことに、そのネックレスは消えていた。

伯爵夫人は警察署長を呼んだ / (警察署長は)すぐに来た。

「確かですか / 誰ひとりあなたの部屋に入っていないことは / あなたが寝た後に?」

伯爵は答えた。
「絶対に確かです。我々の部屋には鍵があり / 開けられます / 内側からのみ。」

「他の方法はありませんか / クローゼットに入るための?」

「ありません。」

「窓はないですか?」

「1つあります、しかしそれは鍵がかかっています。
それに大きな戸棚があります / その前には。」

「なるほど。
しかしその戸棚は覆っています / 窓の半分だけを。
うーん。あなたが窓の外を見ると、何が見えますか?」

「小さな中庭です、署長。」

「私たちは2階にいます、正しいですね?
すべての使用人が知っていましたか / あなたが身に着けることを / 『女王のネックレス』を?」

「ええ、みんな知っていましたわ。
ですが誰も知りませんでした / どこに私たちがネックレスを保管しているか…
待ってください。」

「はい?
どんなことでも / あなたが思い出すことは / 重要かもしれません。」

「アンリエットが知っていました。」

「アンリエットとは誰ですか?」

「彼女は友人です / 学校からの。
彼女の夫が亡くなった後、私は彼女に部屋を与えました / 泊まるための / 彼女の息子と一緒に。
その代わりに、彼女は私のために働きました。」

「彼女の部屋はどこですか?」

「同じ階です / 私たちと。
そして彼女の窓は小さな中庭の向かい側にあります / 私たちの部屋から。」

警察署長はすぐに行った / アンリエットと話すために。

彼は見つけた / 彼女と彼女の幼い息子を / とても小さな部屋で / 暖炉のない。

彼は何も見つけなかった / 不審な(ものは)。

彼女はその家を出ただけだった / 4回 / 3年間で / 彼女がここに住んでいた。

そして距離は / アンリエットの部屋の窓から / 戸棚の窓へは / 3メートルだった。

4ヶ月の捜査の後、その事件は打ち切られた。

誰も分からなかった / 誰が盗んだのか / その有名なネックレスを。

伯爵夫人は扱った / アンリエットをさらにひどく / そして最終的に / 彼女と彼女の息子を家から離れさせた。

数ヶ月後、伯爵夫人は受け取った / 手紙を / アンリエットから。

「分かりません / どうあなたに感謝すればよいか。
あなたが送りましたよね / 私にそれを。
どうぞお受け取りください / 私の心からの感謝を / あなたの過去のご親切に対して。
アンリエットより」

伯爵夫人は全く分からなかった / それが何を意味するのか。

それで彼女は返信した / そして分かった / アンリエットが受け取っていたことを / 2,000フランを / パリからの手紙で(パリから送られた手紙の中に入っている)

アンリエットは受け取り続けた / お金を / 6年間 / 彼女が亡くなるまで。

そして、謎は謎のままであった。

自然な日本語訳バージョン

英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。

年に2、3回、しかも特別なイベントの時だけ、ドルー・スビーズ伯爵夫人は「女王のネックレス」を身に着けた。それは、およそ100年間その家族が所有していた有名なネックレスだった。そのネックレスは、通常、銀行に保管されており、伯爵だけがそれを持ち出すことができた。

ある晩、パーティーが開かれた。パーティは大成功だった。ダイヤモンド付きのそのネックレスは、伯爵夫人の首元で、炎のように光り輝いた。

パーティーが終わった後、伯爵夫人はネックレスを外し、慎重に夫に手渡した。彼はネックレスを赤い革のケースに入れ、クローゼットの中に隠し、眠りについた。

翌朝、驚いたことに、ネックレスが消えていた。伯爵夫人はすぐに警察署長を呼び、署長はすぐに駆け付けた。

「お休みになった後、誰も部屋に入らなかったのは確かですか?」

伯爵は答えた。
「間違いありません。我々の部屋の鍵は内側からしか開けられません。」

「クローゼットに入れる他の方法はありませんか?」

「ありません。」

「窓もないと?」

「1つありますが、鍵がかかっています。それに窓の前には大きな戸棚があります。」

「なるほど。しかしその戸棚は窓の半分しか覆っていませんね。うーん。窓の外は何が見えますか?」

「小さな中庭です、署長。」

「私たちは2階にいる、で合ってますね?夫人が『女王のネックレス』を身に着けることを、すべての使用人が知っていましたか?」

「ええ、みんな知っていましたわ。ですがネックレスをどこに保管しているかは誰も知りませんでした…待ってください。」

「はい?思い出すことは何でも、重要かもしれません。」

「アンリエットが知っていました。」

「アンリエットとは誰です?」

「彼女は学生時代からの友人です。彼女の夫が亡くなった後、私は彼女に息子と一緒に泊まれる部屋を与えましたの。その代わりに、彼女は私のために働きました。」

「彼女の部屋はどちらです?」

「私たちと同じ階です。そして彼女の部屋の窓は、私たちの部屋から小さな中庭を挟んで向かい側にありますわ。」

警察署長はすぐにアンリエットと話をしに行った。彼は、彼女と彼女の幼い息子を暖炉のないとても小さな部屋で見つけた。何も不審ものは見つからなかった。彼女がそこに住んでいた3年間で、彼女が家を出たのはたったの4回だった。

そして、アンリエットの部屋の窓から戸棚のある窓までの距離は、3メートルだった。

4ヶ月の捜査の後、その事件は打ち切られた。その有名なネックレスを盗んだのが誰なのか、誰にも分からなかった。

伯爵夫人はアンリエットをさらにひどく扱い、ついには、彼女と彼女の息子を家から追い出した。

数ヶ月後、伯爵夫人はアンリエットから手紙を受け取った。

「感謝の気持ちをどう表せばいいのか分かりませんわ。あなたが送ってくださったのでしょう?あなたのこれまでのご親切に心から感謝いたします。
アンリエットより」

伯爵夫人には、どういうことか全く分からなかった。それで彼女は返信し、アンリエットが2,000フランを受け取っていたことを知った。そのお金はパリから送られた手紙に入っていた。

アンリエットは、亡くなるまでの6年間、お金を受け取り続けた。

そして、謎は謎のままであった。

エンディング 森崎ウィンさんのトーク

ルパンどこ!?

あれ?ルパンの話だよね、これ?

いつ出てくるの、ルパン?

Make sure to join us next Monday!

藤子

外大卒
オンライン英会話 5年目
TOEIC 915点

英語を使う仕事を経験してきましたが、英作文や英会話スキルがなく、英語コンプレックスがありました。
44歳で英会話だけに焦点を絞った学習法に見直し。
手探りながら自分なりに進めてきました。
発音スクール→ネイティブキャンプでカランメソッド→DMM英会話→QQEnglishでREMS(2024年受講中)
現在は、カタコト英語を卒業し、英会話中級レベルに。

当ブログでは、これから始める大人の初級者さん向けに、オンライン英会話のレッスン内容をご紹介しています。レッスンを受けた気になれるようなリアルなレポートを意識して書いています。あなたのお役に立てましたら嬉しいです。

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