NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2024年7月17日(水)放送分
世界に誇るメイド・イン・ジャパン
「Cultured Pearls -養殖真珠-」
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。
- スラッシュリーディング訳
英文を前から訳す
意味はほぼ直訳
テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています - 自然な日本語訳
英文を後ろから訳す(返り読み)
意訳を含み日本語らしい文章
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週水曜日は「Japan’s Top Inventions」
今日の発明は「養殖真珠、Cultured Pearls」
かつて真珠と言えば、アコヤ貝に偶然見つかるめずらしいものでした。
御木本氏は真珠の養殖に乗り出します。
しかし、成功までの道のりは苦難の連続でした。
早速聞いてみましょう。
Cultured Pearls -養殖真珠-
訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。
- 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
→ スラッシュリーディング訳をご覧ください - 物語の全体的内容を理解したい場合
→ 自然な日本語訳バージョンをご覧ください
スラッシュリーディング訳バージョン
英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。
1800年代の終わりまで、真珠は非常にめずらしく高価でした。
1つの真珠を見つけるために、探すことが多かったのです / 1,000個以上のアコヤ貝の中を。
今日、私たちは知ります / 情熱的な男性と彼の使命について / 養殖真珠を開発することへの。
物語は1888年に始まります、三重県の志摩地方で。
この地域は知られていました / 天然の真珠があることで。
御木本 幸吉という名の男性が、真珠を買いました / 地元の人々から / そしてそれらを売りました / 大都市で。
ある日、御木本氏が真珠を展示しているとき / 宝石展で / 彼は気付きました / 1人の女性がそれらを見ていることに / 念入りに。
御木本氏は思いました。
「もし私が真珠を育てることができれば、もっと多くの人がそれを買えるだろう。」
御木本氏は研究しました / カキが真珠を作る方法を。
小さな物体が / 石のような / くっつきます / カキの中で。
自分を守るために、カキは始めます / その物体を覆うことを / 物質を使って / 自分の体から作られた。
長い時間が経つと、これが真珠になります。
御木本氏は実験を始めました。
彼は置きました / 小さな石を / カキの中に / そしてそれら(カキ)を放置しました / 海に / 1年以上。
しかし、彼のカキは作りませんでした / 真珠を。
御木本氏は諦めませんでした。
彼はお金を借りました / カキをもっと買うために / そして彼の実験を続けました / 妻のウメの助けによって。
しかしある日、赤潮が発生しました。
御木本氏は失いました / ほとんどの貴重なカキを。
養殖真珠はただの夢だったのでしょうか?
そのとき、ウメが言いました。
「見える! / 何か光るものが / そのカキの中に。」
内部に、御木本氏は見ました / 真珠を / 半円の形をした。
それはくっついていました / 貝殻に。
「どうやってこれが起きたのか?」
彼は知りたいと思いました。
彼は実験をしました / 小さな石を置くことによって / カキの異なる部分に。
彼はすぐに気づきました / 半円形の真珠が作られることに / 石が置かれたときに / 体と貝殻の間に。
1893年、御木本氏は成功しました / 作ることに / 大量の半円形の真珠を。
その後すぐに、彼は宝石店を開きました。
彼の半円形の真珠は良く似合いました / 着物のブローチに、ですが御木本氏は思いました。
「ネックレスには、丸い真珠が必要だ。」
そこで、彼は始めました / 実験を / 再び。
この間、彼と彼の従業員たちは作りました / 丸い真珠を / 何度か。
しかし、彼らは分かりませんでした / なぜなのかを(なぜ真珠ができたのか)。
その後、彼らはあることに気づきました。
丸い真珠は貝殻から出来ていました / 未熟な職人の。
彼ら(未熟な職人)は時々傷つけました / カキを / 彼らが石を入れるときに。
これが鍵だったのでしょうか?
御木本氏の実験は続きました。
そして、ついに、彼らには新しい計画ができました。
まず、彼らは取りました / 皮の一部を / 1つのカキから。
それから、彼らは包みました / 小さな石を / その皮で、そしてそれを置きました / 内臓に / 別のカキの。
そして彼らは18ヶ月待ちました。
真珠はあるのでしょうか?
カキが開けられました、すると内部に / ありました / 大きくて、丸くて、光る真珠が。
これが方法でした / 養殖真珠が利用できるようになった / 世界中で。
御木本氏の努力のおかげで、私たちは楽しむことができます / 美しさを / 輝く丸い真珠の。
自然な日本語訳バージョン
英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。
1800年代の終わりまで、真珠は非常に希少で高価でした。1つの真珠を見つけるために、1,000個以上のアコヤ貝の中を探すことがよくありました。
今日は、情熱的な男性と養殖真珠を開発することへの彼の使命について、知ることになります。
物語は1888年、三重県志摩地方で始まります。この地域は天然の真珠があることで知られていました。
御木本 幸吉という名の男性が、地元の人々から真珠を買い、大都市でそれらを売っていました。
ある日、御木本さんが宝石展で真珠を展示していると、1人の女性が真珠をじっくり見ていることに気づきました。
御木本さんは思いました。
「もし真珠を育てられたら、もっとたくさんの人が買えるやろう。」
御木本さんは、アコヤ貝が真珠を作る方法を研究しました。
石のような小さな物体が、アコヤ貝の中にくっつきます。自身を守るために、アコヤ貝はその物体を自分の体から作られた物質で覆い始めます。長い時間が経つと、これが真珠になります。
御木本さんは実験を始めました。
彼は小さな石をアコヤ貝に入れ、1年以上海に放置しました。しかし、アコヤ貝は真珠を作りませんでした。
御木本さんは諦めませんでした。彼はアコヤ貝をもっと買うためにお金を借り、妻のウメの助けを借り実験を続けました。
しかしある日、赤潮が発生しました。
御木本さんは貴重なアコヤ貝のほとんどを失いました。養殖真珠はただの夢だったのでしょうか?
そのとき、ウメが言いました、
「そのアコヤ貝の中に光るものが見える!」
内部に、半円形の真珠があるのが、御木本さんの目に入りました。真珠は貝殻にくっついていました。
「どうやってこれが起きたんや?」
彼は知りたいと思いました。彼はアコヤ貝の様々な部分に小さな石を置く実験をしました。石が体と貝殻の間に置かれると、半円形の真珠が作られることに、すぐ気づきました。
1893年、御木本さんは大量の半円形の真珠を作ることに成功しました。その後すぐ、彼は宝石店を開きました。彼の半円形の真珠は、着物用のブローチに良く似合いましたが、御木本さんは思いました。
「ネックレスには、丸い真珠が必要や。」
そこで、彼は再び実験を始めました。
この間、彼と彼の従業員たちは何度か丸い真珠を作っていました。ですが、理由が分かりませんでした。
その後、彼らはあることに気づきました。丸い真珠は、未熟な職人の貝殻から出来ていたのです。
経験の浅い職人は、石を入れるときにアコヤ貝を傷つけることがありました。これが鍵だったのでしょうか?
御木本さんの実験は続きました。
そして、ついに、彼らに新しい計画ができました。まず、1つのアコヤ貝から皮の一部を取りました。そして、その皮で小さな石を包み、それを別のアコヤ貝の内臓に置きました。それから18ヶ月待ちました。
真珠はあるでしょうか?
アコヤ貝を開けると、中には、大きく、丸い、輝く真珠がありました。
これが養殖真珠が世界中で手に入るようになった方法です。
御木本さんの努力のおかげで、私たちは、光り輝く丸い真珠の美しさを楽しむことができています。
参考資料
ストーリーの元となったNHK WORLD JAPANの番組動画です。
和訳にあたり「株式会社ミキモト」のHPを参考にしました。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
おばあちゃん着けてたなー。
僕のミャンマーにいるおばあちゃんですよ。
この話を聞いてですね、真珠にちょっと興味がわきました。
あのー、いつか、いつか買いたいなと思います。
See you tomorrow!