QQEnglishのおすすめカリキュラム「R.E.M.S」を徹底解説します。
- R.E.M.Sの概要
- R.E.M.Sの効果
- カランメソッドとの違い
- レッスンの構成
- レッスンの流れ
- 実際の音声を使ってドリルを紹介
- R.E.M.Sをおすすめしたい人
- R.E.M.Sにかかる料金
![](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
単語が日本語の語順で出てきてぐちゃぐちゃになる
![](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
日本語→英語、英語→日本語に訳さないと英語が話せない
「なぜ英語が話せない?」「どんな勉強すれば話せるようになる?」と悩んでは新しい教材を買い…お蔵入りになり…そしてまたネット検索…
スピーキングが上手くできないとき、こんな状態になること多くないですか?
私は、今からご紹介する「REMS」レッスンを受けたおかげで、「スピーキング脳」が作られ、日本語に訳さなくても英語を聞いて話せるスキルを鍛えることができました。
最初はQQEnglishの初月無料キャンペーンを利用し15回レッスンを受けてみました。たった15回でも、1回目とは明らかに違って、スムーズに英語が口から出ることに驚きました。
効果を実感できたので継続することを決め、1年が経ちました。
今ではGoogle翻訳を使わなくても1人で正しく英作文ができたり、英会話中に口から勝手に英語が飛び出したりすることも増え、REMSの効果を日々感じています。
この記事では、
・前半:REMSの概要
・後半:REMSのレッスン内容
を実際の音声を使ってご紹介していきます。
本当にスピーキング力が上がるのか信じられない方も、REMSの効果が分かると思いますのでぜひ最後までご覧ください。
QQEnglish オリジナルメソッド「R.E.M.S」とは
『R.E.M.S』は、スピーキングや英作文の瞬発力を鍛えるメソッドです。
REMSはQQEnglishオリジナルメソッドです。カランメソッドからヒントを得て、4年以上かけて開発され、2019年に新しくカリキュラムに追加されました。
QQEnglishのCEOが書いたREMSリリースのアナウンス↓
(QQEnglishでの正式表記は”R.E.M.S”ですが、本ブログではREMSとしています)
REMSはどんなレッスン?
レッスンの一部を再現するとこのような感じです。
![講師](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
He has two pens.
Repeat.
![生徒](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
He has two pens.
![講師](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
He has two pens.
Change pencils.
![生徒](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
He has two pencils.
![講師](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
Mary is drinking water.
Add “in the restaurant”.
![生徒](https://perapera-recipe.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
Mary is drinking water in the restaurant.
こんなドリルを25分間休憩なしでいくつもやります。25分間進められるだけドリルをこなしてキリのいいところで終了です。
25分しゃべりっぱなしですが、講師の英語を聞くのに必死であっという間に終了時間になります。
QQEnglish公式YouTubeでREMSのレッスン動画です↓。雰囲気が分かると思います。
REMSに感じた効果
REMSの効果はじわじわ現れます。
例えば腹筋だと、最初は5回もできなかったのが、1日1回ずつ増やして10回できるようになって、そのうち30回、50回と増え、続けていれば100回、200回となりバッキバキになる。
というように、日々の増やす回数は数回ですが、積み重ねていくことで、いつしか最初の10倍、20倍の結果が出ている。
同じように、REMSも内容のレベルの上がり方はゆるやかですが、続けているとミルフィーユのように学習が積み重なって効果が現れます。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
REMSを始める前と比べて、スピーキング力が上がったのは自分でもはっきり分かりました。
特に下記の3つはREMSのおかげで成長した点です
正確な文法で話せる
REMSをやり始めて、一番最初に感じたのは、話すときに文法が正確になったことでした。
3ヶ月目ぐらいに、
・三人称単数のS
・複数形のS
・過去形
を自然と使い分けるようになってきました。
半年ぐらいで、
・冠詞(The, a)
・前置詞
が感覚で分かるようになるというか、「ここに前置詞ないと気持ち悪い」と自分で気付いて言い直したりしてました。
1語でも間違えると次の文章には進めないのがREMSのルールです。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
正しい文法で話せるまでやり続けるからこそ、脳に英語の感覚のクセが刷り込まれるのでしょう。
REMSをやる前は、主語がHeだから動詞にSつけてとか、いったん全部現在形で文を作ってから過去形に変えるとか、頭で文法を考えないと口から出すことができませんでした。
REMSをやって以降は、回数を重ねるごとに自然と文法や単語を使いこなせる場面が増えているのが自分でも分かりました。
英語の語順で迷わなくなった
最初に単語単位での文法が正確になりましたが、次は文章単位でも文法が正確になっていきました。言いたいことを英文にするとき、単語を英語の語順で並べることが自然にできるようになってきたのです。
例えば「私は、海外の文化や言語を学ぶことができるので旅行が好きです」が言いたいとします。
以前なら、
・I like traveling.
・culture
・language
・learn
と単語だけが思いつき、これをどうやって並べるかパズルのように考えるものの、まとまらず、結局思いついた単語を講師に言って、文章に直してもらっていました。
自分で英文を作ったとしても、文法的に正解しているのか全く自信がありませんでした。
REMSを初めて以降は、
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
I like traveling because I can learn about different cultures and languages from local people.
自分で英文を組み立てることができますし、致命的な文法エラーは減りました。
今は初級者を卒業し、より適切な単語や言い回しを講師に教えてもらいブラッシュアップする中級レベルまで来れたと思います。
自分が作る英文が相手に通じるという自信を持つことができています。
表現力が広がった
知ってる単語でも、自分の会話では使わない単語や表現ってないですか?
私は、いつも同じ言い回しや単語だけを使って会話したり英作文しているのが、気になっていました。
ですが、REMSで練習した単語は、会話でも使えるようになっていきました。
副詞や言い換え表現も練習するので、話す内容に深さが出てきたと思います。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
例文が、単語やフレーズの意味をイメージしやすい内容になっていので、どこでこの単語を使えばよいか、感覚的に身に付くのだと思います。
ただ習うだけじゃなく、REMSは実際に使えるところまで引っ張りあげてくれます。
・印象に残りやすいシュールな例文
・しつこい反復トレーニングの成果
のおかげだと思います。
英語の理解度が上がった
REMSを始めて1年経った頃、CNN English Expressを初めて買いました。CNNニュースの音声を題材に学習する月刊誌です。
ニュース記事が苦手でずっと避けていましたが、この時は、映画Mission Impossible 7の特集でトム・クルーズのインタビューが聞けるというミーハーな理由だけで買いました。
![](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2023/09/CNNEE2023-9月号表紙写真-774x1024.jpg)
実際のCNNニュースの音声を使って学習するのですが、リスニングの難易度はTOEICや英検1級よりも高度です。とにかくスピードが早いんです。
1年前なら、聞いた瞬間に自分には無理だと手を出すことさえなかったはずですが、まずは無理だと思わなくなったこと自体が成長のしるしだと思いました。知らないうちに自信が付いていたのかも。
トム・クルーズ以外の記事はさらっと読むぐらいで終わるかなと思っていたのですが、各記事をやってみると、シャドーイングも暗唱も想像以上にできて、英語レベルが上がっていたことに自分で驚きました。
REMSで例文暗記を繰り返してきたおかげで「リテンション力」が伸び、
・英語を追いかけながら意味を取る力がついていること
・理解するスピードが上がっていること
が実感できてうれしかったです。
REMSがスピーキングに効果がある理由
頭で考えなくてもバイリンガルのように英語が無意識で使えるようにすることがREMSの目的です。
なぜREMSでそんな効果が得られるのか、1年やってみて分かったのは下記の2つです。
理由①日本語を使わず、英語音声だけで学習する
REMSは以下の2つの教授法をかけ合わせたもの。
- 英語で英語を学習する
- 日本語訳しない
- 音声主体の練習
- 文字を見ない
- 聞いて答えるが中心
- パターンプラクティスで「型」を身につける
つまり、日本語に訳さず、音だけで学習します。
REMSでは、テキスト(文字)を見ることができないので、聞いて覚えて考えて、自分の頭だけを頼りに英文を言わなければなりません。文字を読むのに比べると、10倍は難しく感じます。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
覚えたり考えるときに、脳みそが疲れる感覚があるのですが、その負荷が脳の筋肉が一番鍛えられてる瞬間だと感じます。
理由②絶対記憶に残る4ステップ学習
REMSの実態は、
・文法
・語彙
・発音
がバランス良く散りばめられた文章の反復トレーニング。
例えば、スポーツで代表的な反復トレーニングは、野球の1,000本ノックや卓球のラリーですが、反復練習は、無意識に反射的に体が動くよう刷り込むことが目的です。
REMSも、英語で聞いて英語で答えるを繰り返すことにより、英語に対する反射神経が鍛えられていきます。まるで体に英語をインストールするような感覚です。
反復トレーニングの結果、英語に対して無意識に反応できる英語脳が作られていきます。
REMSの反復トレーニングの中身とは、下記の①~④の無限ループです。
4ステップ学習法
- ①知る
単語or文法解説
- ②分かる
例文を聞く/言う
- ③慣れる
反復する
- ④使える
自由回答する
この無限ループで、自然と単語や型が体に染みこみ、無意識に口が動くようになります。
REMSは、文字に頼らず音声だけで英文を聞いて話す反復トレーニングです。英語を英語のまま無意識に理解して話すスピーキング脳が鍛えられます。
カランメソッドとREMSの違い
カランメソッドとREMSの違いを見ていきましょう。
トレーニング | 効果 | |
---|---|---|
カランメソッド | シャドーイング | リスニング 理解力 |
REMS | リプロダクション | スピーキング 英作文 |
カランメソッドはリスニング力が向上
カランメソッドの実態はシャドーイング。
講師の後を追いかけて、講師と同時に話すのがカランメソッドです。二人の声は重なります。
聞いたそばから口に出すので文章を覚える必要がなく、意味を理解することに集中できます。結果、直感的に英語を把握する力が付き、リスニング力がメインで鍛えられます。
シャドーイングは、文章を暗記しなくていいのでどんな長文になってもできます。そのため長文読解力も増します。
例えば、カランメソッド最終ステージ(stage12)の文章がこちら。
The difference between a bystander and a spectator is that a bystander is usually someone who witnesses an event by chance – a fight in the street, for example; a spectator, on the other hand, is usually someone who has deliberately gone to see an event – a boxing match, for example.
~カランメソッド stage12 pp.1179~
めちゃくちゃ長いですよね。カランを続ければ、こんな長文も文字を見ずにシャドーイングだけで意味が理解できるようになります。
REMSとの違いでもう1つ付け加えると、カランで練習する文章は肯定文だけ。生徒が疑問文を話すことはありません。そのため、カランでは疑問文を作るスキルが付かないことが欠点とも言われています。
REMSはスピーキング力が向上
REMSの実態はリプロダクション。
リプロダクションとは暗記(リテンション)した文章をリピートする練習です。
REMSは講師が文章を最後まで言い終わった後に繰り返します。つまり、聞いた文章を丸ごと暗記しなければなりません。単語も聞き取れて意味も理解した上で、さらに記憶して、英文を自分だけで再現します。
1語でも間違えると講師が間違いを修正し、完全に正解するまで次の文章には進めません。
このリプロダクションを繰り返した結果、意味を理解した上で自分の力で文章を組み立てる力が付きます。
文章の長さはカランと比べて短め。講師が言ったことを暗記しないといけないので長文ではありません。最初は5単語から始まり、ステージが進むにつれ長くなりMAX15単語。
ちなみに、REMSの最終Lessonの文章で11単語です。
If she were rich, she would have bought a huge house.
~R.E.M.S Lesson T Exercise13.5~
文字で読むと短く感じますよね。でも文字なしで耳だけで聞いて覚えるのは一苦労です。
1回聞いただけで覚えられる英文の長さは、初級者で7単語が限界と言われています。
実際REMSをやってみて8単語以上はパッと暗記できませんでした。続けるうちに覚えられるようになり、結果、文字を見ずに英文を作る&話す力が伸びました。
肯定文から疑問文に変換するエクササイズも含まれており、カランメソッドの欠点も補っています。
REMSは、カランと同じ「ダイレクトメソッド(直接教授法)」の良いとこ取りをしつつ、カランではカバーし切れないスピーキング力を鍛えられるように作られています。
カランメソッド認定校として有名なQQEnglishですが、カランを受講してきた生徒を見てきたからこそ開発できたメソッドです。
REMSは英語のハノン似てる
2021年4月に発売された「英語のハノン」。英語学習者でブームになりました。
英語のハノンは「英語→英語」で英作文をします。瞬間英作文のような「日本語→英語」の教材が多かった中、英語のハノンは独学教材で革命を起こしました!
REMSをやって真っ先に思ったのが、
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
英語のハノンとエクササイズがめっちゃ似てる!
カランと比べられることが多いREMSですが、今後は「英語のハノンのオンライン英会話版」と呼ばれるようになるのではないかと予想しています。
「英語のハノン」が広まるにつれREMSも注目されると思います。私のように本を使った独学が続かないタイプには「REMS」がおすすめです。
REMS レッスン構成
REMSはLesson A~Tまで20ステージあり、Lesson Aが初級でLessonTが上級です。
1ステージの構成は、
・1エクササイズにつき7~10個のドリル
・3エクササイズに1回総復習回がある(Revision Exercise)
・1ステージにつきエクササイズが16以上
1 | 2 | 3 | Rev1 | 4 | 5 | 6 | Rev2 | 7 | … |
Ex | Ex | Ex | REV | Ex | Ex | Ex | REV | Ex | … |
エクササイズ3つ→総復習回→エクササイズ3つ→総復習回
と進んでいき、エクササイズを全部やり終えたら1ステージ終了です。
下の表では、
・Ex.がエクササイズ数
・Rev.がRevision Exercise数
を示しています。
Section1 (私はskip) | Lesson A Ex.1-14 Rev.1-5 | Lesson B Ex.1-12 Rev.1-4 | Lesson C Ex.1-13 Rev.1-4 | Lesson D Ex.1-23 Rev.1-8 |
Section2 | Lesson E Ex.1-16 Rev.1-5 | Lesson F Ex.1-12 Rev.1-4 | Lesson G Ex.1-15 Rev.1-5 | Lesson H Ex.1-16 Rev.1-5 |
Section3 | Lesson I Ex.1-16 Rev.1-5 | Lesson J Ex.1-18 Rev.1-6 | Lesson K Ex.1-26 Rev.1-5 | Lesson L Ex.1-18 Rev.1-9 |
Section4 | Lesson M Ex.1-15 Rev.1-5 | Lesson N Ex.1-14 Rev.1-5 | Lesson O Ex.1-18 Rev.1-6 | Lesson P Ex.1-33 Rev.1-11 |
Section5 | Lesson Q Ex.1-15 Rev.1-5 | Lesson R Ex.1-15 Rev.1-5 | Lesson S Ex.1-14 Rev.1-5 | Lesson T Ex.1-15 Rev.1-5 |
REMSを終えるのに何回かかる?
QQEnglishの回答では、1ヶ月30レッスンで1年半(18ヶ月)かかるとのこと。
毎日1レッスン受講すると、1年半ほどで終了します。
引用元:QQEnglish よくある質問
回数にすると、合計540回(30回×18ヶ月)で終える計算になります。
REMSは全部で20ステージあるので、単純計算で1ステージあたり27回(540÷20)です。
各ステージのボリュームが異なりますし、本人の英語レベルによって個人差はあると思います。
ちなみに、私は1ステージ平均20回で進みました。
各ステージで実際にかかった受講数は以下の記事にまとめています。
REMS 授業の流れ
REMSのレッスンは毎回同じ流れです。
- 5分:前回の復習
- 20分:新しいパート
前回の復習
最初の5分は、必ず前回の復習です。
レッスン中に間違いが多かったドリル2個が、次回レッスンの復習ドリルに選ばれます。
レッスン履歴「REVISION DRILLS」にテキストのページ数が書いてあります。
![](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2023/08/REMS-LessonKレッスン履歴.jpg)
講師からの宿題なので、復習をしっかりして、次のレッスンにのぞみましょう。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
苦手な部分を放置せず、克服してから進むのが効果の秘訣。
新しいパートの学習
7~10個のドリルが1セットで1エクササイズです。
エクササイズの流れ
- Vocabulary
新出単語の解説
基本例文の練習 - Grammar Focus
文法解説
- Repetition Drill
Vocabularyで練習した例文の反復
- 各種ドリル
1つ3分程度のドリルを7~10個
どのドリルをやるかはランダム
REMSは型通りに進むメソッド。授業ごとにやり方が変わるレッスンではなく全体の流れはいつも同じです。
以下の記事で25分のレッスンを丸ごと再現していますので、気になる方は読んでみてください。
Revision Exercise(総復習回)
3エクササイズに1回、総復習回があります。3エクササイズ分の復習です。
どの文章も3エクササイズの中から抜粋された文章です。
総復習回の流れ
- Reading
文章30個を音読
この時だけテキストが画面に表示されます - 各種ドリル
ドリルを約10個
- 発音練習
間違いやすい単語の発音練習
- Writing Exercise(ディクテーション)
講師が英文を読み上げるのでタイピングする
5~7個の文章
どこまで進むかは自分次第
25分間やれるとこまでやって、次回は続きのドリルからになります。そのため、毎回のレッスンが各エクササイズ最初のVocabularyからとは限りません。
進捗状況はレッスン履歴を見て、次回の復習ドリルとNext Topicを確認し、予習や復習をします。
間違いが少なくスラスラ言えればどんどん進みますし、訂正が多ければ1つのドリルに時間がかかるので進みが遅くなります。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
ただし、早く進めば良いというものでもないです。
文法も単語もちゃんと理解できていて、文章の意味が取れた上で、サクサク進むのは良いですが、とりあえず終わらせたいからと分からないまま先に進んでいるようでは英語が身に付きません。
「質」にこだわってドリルをこなすのがREMSの効果を引き出すコツです。
REMS ドリルって何?
では、ここからはREMSのドリルを実際の音声を使ってご紹介。
REMSでは短いドリルを次々とこなしていきます。
同じドリルばかりではなく、コロコロ指示が変わるので頭がフル回転。25分レッスンが終わると脳がぐったり疲れます。
そんなドリルを10個ご紹介します。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
音声は私の実際のレッスンから抜粋しました。
必死なので声が上ずったり甲高くお聞き苦しいとは思いますが、リアルなレッスンが伝わればと思います。
音声を聞く場合は、英文から目をそらして聞いてみてください。読めば分かる簡単な英文でも、文字なしで耳だけで覚えてリピートする難しさが体感できると思います。
講師が言った通りに繰り返すドリル
まずは基本編。講師の言ったことをそのままオウム返しするドリル3つをご紹介。
Repetition Drill
Exerciseの最初に出てくる一番基礎のドリル。5~10個の文章をリピートします。
講師2回 ⇒ 生徒リピート ⇒ 講師1回 ⇒ 生徒リピート、の順で進みます。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
2つ目の文章は冠詞のa/theを言い間違えてます笑
- The television screen is wide.
- A machine is expensive.
- They have a huge studio in that tower.
ここでリピートした文章を元に、いろんなドリルが繰り広げられます。
Basic Single-slot Substitution Drill
1文章ごとにどこかの単語が置き換わっていきます。
講師1回 ⇒ 生徒リピート、の順で進みます。
- The machine is expensive.
- The machine is heavy.
- The desk is heavy.
- The desk is clean.
- The office is clean.
- The store is clean.
- The studio is clean.
- The tower is clean.
- The tower is tall.
- The tower is huge.
Basic Sentence Expansion Drill
文章が後ろにどんどん長くなります。
講師1回 ⇒ 生徒リピート、の順で進みます。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
3つ目の文章、ギリギリセーフでした笑
- The machine is heavy.
- The machine in the office is heavy.
- The machine in the office is heavy and expensive.
講師の指示通り文章を変換するドリル
ここからは応用編。講師の指示にしたがって自分で文章を変換するドリル3つをご覧ください。
Intermediate Single-slot Substitution Drill
Changeで指定された単語に置き換えます。
講師1回だけ指示 ⇒ 生徒答える、の順で進みます。
- The room is clean. Repeat.
- The room is clean.
Change: bed.
The bed is clean. - The bed is clean.
Change: wide.
The bed is wide. - The bed is wide.
Change: bedroom.
The bedroom is wide. - The bedroom is wide.
Change: nice.
The bedroom is nice.
Intermediate Sentence Expansion Drill
Addで指定された単語を追加します。
講師1回だけ指示 ⇒ 生徒答える、の順で進みます。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
3つ目の文章がギリギリ…アウトですね笑
3つ目の文章は、twoを付け足すだけでなく、bedを複数形のbedsに、be動詞もareに変えなければなりません。
- The bed is clean. Repeat.
- The bed is clean.
Add: wide.
The bed is clean and wide. - The bed is clean and wide.
Add: two.
The two beds are clean and wide.
指示された単語だけでなく、文章全体の文法も意識することで英作文力が鍛えられていきます。
Transformation Drill
肯定文をTransformで指定された疑問文へ変換します。
講師1回だけ指示 ⇒ 生徒答える、の順で進みます。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
この数秒でも私の必死さが伝わったかと思います。
このドリルはとにかく苦手で、疑問文を作る力の低さを思い知らされました。
- They ate natural food. Repeat.
- They ate natural food.
Transform: who.
Who ate natural food? - They ate natural food.
Transform: what.
What did they eat?
講師の質問に答えるドリル
講師が疑問文、生徒が肯定文で答えるドリルです。
Question and Answer Drill
Yes/No疑問文から肯定文への変換。
講師1回だけ質問 ⇒ 生徒答える、の順で進みます。
- Is the tower tall?
Yes, the tower is tall. - Is the tower tall and huge?
Yes, the tower is tall and huge. - Are the machines heavy?
Yes, the machines are heavy.”
5W質問で自由回答パターンもあります。
読み書き練習
読み・書き・聞く・話すの4技能をバランスよくトレーニングするために、読み書きもあります。
Jumbled Sentences Exercise
並び替え問題です。チャットボックスに入力された語句を正しく並び替えて読みあげます。講師が答え合わせしてくれます。
![](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2022/02/E4Jumble.jpg)
Writing Exercise
ディクテーションです。講師が文章を3回読み上げる間に、チャットボックスにタイピングします。
![](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2022/02/E2writing.jpg)
発音練習
R.E.M.Sは発音の正確性も重視しています。そのため発音練習のドリルもあります。単語を順に読むドリル、同じ音同士をマッチングするドリルなど。
R.E.M.Sのテキストでは発音記号が使われています。
![](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2022/02/s-E10pronunciation.jpg)
以上、代表的で特徴が分かりやすいドリル10個をご紹介しました。
ドリルが登場する順番は決まっていないため、いつどのドリルが行われるか分かりません。常に集中して講師の話す文章や指示を聞いておく必要があり、終わるとグッタリするぐらい疲れます。
疲れますが、運動すると気持ちがいいのと同じで、脳トレ後の爽快感が心地よいです。
REMSをおすすめしたい人
REMSの反復トレーニングの種類がイメージいただけましたでしょうか。ただリピートするだけではなく、自分で考えて英文を話すドリルも含まれていて、頭を使うスピーキング練習です。
初月に15回R.E.M.Sを受けましたが、1回目と15回目では全く反応スピードが変わりました。続ければ反射的に英文が口から出るようになるに違いないと確信しました。
REMSをおすすめしない人
残念ながら、REMSは即効性のあるメソッドではありません。最低でも週3回を継続することで効果が見えます。
腰を据えてREMSだけでもしっかりやり続ければ、3ヶ月、半年、1年と節目ごとに、勝手に英語がスラスラ口から出てきて自分が驚くという経験を必ずします!
QQEnglishでREMSを受ける方法
REMSはQQEnglishのオリジナルメソッド。QQEnglishでしか受けられません。
QQEnglishの会員であれば誰でも受講できます。
他のテキストと受け方は一緒で、教材と講師を指定して予約するだけです。
REMSの費用
REMSは月会費のみで受講できます。別料金は不要です。
以下の記事で実際にかかった総費用をまとめています。気になる方は合わせてご覧ください。
まとめ
QQEnglishのオリジナルメソッド「R.E.M.S」をご紹介しました。
最後まとめます。
- REMSはQQEnglishだけのオリジナルメソッド
- 2019年からカリキュラムに加わった
- カランメソッドをヒントに4年かけて開発
- カランはリスニングが上達するのに対し、REMSはスピーキングが上達する
- 2021年に発売された「英語のハノン」に似てる
- 授業中はテキストが見れない
- 耳だけで聞いて完コピする
- 1語でも間違いがあれば訂正される
- 訂正がなくなるまで次の文章に進めない
- 反復練習を通して英語の自動化が身につく
- REMSは全20ステージ
- 初回のレベルチェックテストでスタートを決める
- 最初の5分は前回の復習
- 複数の短いドリルを休みなく連続で行う
- ドリルはランダムに登場する
Repeat、Change/Add、疑問文、読み書き、発音
反復トレーニングを通して、英語をリズムでとらえ、体に英語の型をインストールし、自然にスラスラと英語が話せるようになる「英語脳」を育てる。
その結果、日本語に訳さず無意識で英語が使えるようになる。それがQQEnglishオリジナルのメソッド『R.E.M.S』です。
単語や文法は知っているだけでは実際には使えません。実践して体に染みこませることで使えるようになっていきます。
・TOEICや英検の勉強はしたけど英会話は苦手
・カランメソッドで英語が聞けるようになったけど、英会話はまだぎこちない
こんな方におすすめです。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
とにかく英語をスラスラ話せるようになりたいなら、やってみる価値あります。
REMS初回レッスンはレベルチェックがあります
REMSの受講にあたっては、必ず初回レッスンが「REMS専用のレベルチェックテスト」になっていて、どのステージから始めるかを決めます。
テストといっても通常のREMSと同じエクササイズ。模擬レッスンの感覚で受ければOK。
レベルは、「文法」と「発音」の正確性により5段階評価で判定されますが、大体Section1か2になることが多いようです。
- Section1(LessonAからのスタート)
Lesson A~Dまでの設問が正確に回答出来なかった場合 - Section2(LessonEからのスタート)
Lesson Fまで正確に回答し、
Lesson Gが正確に回答出来なかった場合 - Section3(LessonIからのスタート)
Lesson Kまで正確に回答し、
Lesson Lを正確に回答出来なかった場合
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
私はSection2判定でLessonEからのスタートとなりました。
実際のレベルチェックの様子は下記の記事で詳しく再現していますので、内容が気になる方は読んでみてください。
無料体験でREMSのレベルチェックが受けられます
QQEnglishの無料体験レッスンは2回。
1回目のレッスンは教材を指定できませんが、2回目のレッスンは好きなテキストを選ぶことができます。REMSを選べば初回レベルチェックが受けられます。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
私もレベルチェックは無料体験で受けました!
QQEnglishの無料体験申し込みに必要な情報は、
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号
- 生年月日
登録手順は簡単。QQEnglish 公式サイトから画面の指示に従って進むだけ。
クレジットカードなど支払情報は不要。
手動で有料会員登録を行わない限り、自動更新はされません。
![藤子](https://perapera-recipe.com/wp-content/uploads/2021/12/profile写真吹き出し用-2.jpg)
登録後すぐレッスンが受けられます。
さらに、2024年6月は初月無料ですので、REMS 30回が無料でお試しできます。
30回あれば、Lesson Aから始めてもLesson Bの終わりぐらいまで進めると思います。
こんなスピーキング練習見たことない!って絶対思うメソッドです。無料体験や初月キャンペーンを活用してお得にお試ししてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
文殊-MONJYU-様よりREMSについてインタビューしていただきました。