NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2024年7月31日(水)放送分
世界に誇るメイド・イン・ジャパン
「Conveyor Belt Sushi -回転寿司-」
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。
- スラッシュリーディング訳
英文を前から訳す
意味はほぼ直訳
テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています - 自然な日本語訳
英文を後ろから訳す(返り読み)
意訳を含み日本語らしい文章
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週水曜日は「Japan’s Top Inventions」
今日の発明は「Conveyor Belt Sushi、回転寿司」
多くのお客さんに素早くお寿司を提供するために考えついたのが、ベルトコンベアーでお皿が回る寿司レストラン。
開発者の白石さんは、意外な場所でそのインスピレーションを得ました。
早速、聞いてみましょう。
Conveyor Belt Sushi -回転寿司-
訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。
- 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
→ スラッシュリーディング訳をご覧ください - 物語の全体的内容を理解したい場合
→ 自然な日本語訳バージョンをご覧ください
スラッシュリーディング訳バージョン
英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。
あなたは見つけることができます / 回転寿司レストランを / 多くの国で。
今日、私たちは知ります / どのようにして / この早くて安価な方法が / 寿司を楽しむための / 発明されたのか。
物語は始まります / 1940年代後半、東大阪市で。
男性が / 白石 義明という名の / 開店しました / 安価な寿司レストランを。
彼は販売していました / 4貫の寿司を / 小さな皿にのせて / わずか20円で。
すぐに、彼のレストランは人気となりました / しかし / 問題がありました。
客が多すぎました / そして / 寿司職人たちが忙しすぎたのです。
すぐに、職人たちは辞めました / 次々に。
白石氏は必要でした / 何かをすることが。
ある日、白石氏は訪れました / 工場を / ビールを作っている。
彼は見ました / ベルトコンベアーを / ビール瓶を運んでいる / 工場内を。
彼は思いました。
「寿司だ! / ベルトコンベアーにのった」
彼のアイデアは、ベルトコンベアーに寿司の皿を運ばせることでした / レストラン内を / 円状に。
客たちは取ることができます / 寿司を / 自分たちが欲しい / ベルトから。
こうすれば、職人は / 注文を取る必要がなくなります / また / 皿を手渡すこと(も必要がなくなります) / 客へ。
レストランは少ない職人で済みます。
白石氏は仕事に取りかかりました。
彼は行きました / 地元の工場へ / そして / 彼らに頼みました / ベルトコンベアーを作ることを / 寿司用の。
最初、彼は冷たい反応しか得られませんでした。
「我々はそんなことを聞いたことがない」や「それは不可能だ」など。
しかし / 白石氏は諦めませんでした。
彼は思いました。
「不可能なことをするのが、仕事をおもしろくします。」
ついに、ある男性が同意しました / 手伝うことに。
彼らは作業を始めました / ですが / すぐに / 問題に出くわしました。
ベルトコンベアーの部品は形でした / 長方形の / それで / 角の周りを回ることができませんでした / スムーズに。
そのせいで、寿司の皿が詰まりました。
まるで寿司の交通渋滞でした。
どうやって白石氏は解決できるでしょうか? / この問題を。
彼はすぐに / インスピレーションを得ました / 自分の子供たちから。
白石氏の息子、博志氏は言います。
「私たちはトランプをしていました / そして / それら(トランプ)を持っていました / 扇の形で。
父は思いました / その形が機能すると / ベルトコンベアーで。」
白石氏は作りました / 新しい扇形の部品を。
彼が機械のスイッチを入れると、その部品は / 角の周りを回りました / スムーズに。
次に、白石氏はテストを行いました / 決めるために / 方向と速度を / ベルトの。
数回のテストの後、彼は決めました / ベルトを動かすことに / 右から左へ。
これは / ほとんどの人が / 箸を持ち / 右手で / そして / 皿をつかみとるからです / 左手で。
速度について、白石氏は決めました / ベルトが動くように / 8cmを / 1秒間につき。
1958年、世界初の回転寿司レストランがオープンしました。
客は長い列になりました / 経験するために / この創造的な発明を。
そして / 白石氏が望んだ通り、ほんの少数のシェフだけが必要でした / 寿司を作るのに。
白石氏の発明はヒットしました。
回転寿司レストランはまだ非常に人気があります / 今日でも / そして / 楽しまれています / 人々に / 全世代の。
自然な日本語訳バージョン
英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。
多くの国で回転寿司レストランを見つけることができます。今日は、寿司を楽しめるこの手軽で安価な方法が、どのように発明されたのか見ていきます。
物語は1940年代後半、東大阪市で始まります。
白石 義明という名の男性が、低価格の寿司レストランを開店しました。彼は、わずか20円で、小さな皿にのせた4貫の寿司を販売していました。
すぐに、彼のレストランは人気になりましたが、問題がありました。客が多すぎて、寿司職人が忙しすぎたのです。
すぐに職人たちが次々と辞めていきました。白石さんは何かをする必要がありました。
ある日、白石さんはビール工場を訪れました。彼は、ビール瓶を工場中へ運んでいるベルトコンベアーを見ました。
彼は思いました。
「ベルトコンベアーにのった寿司や!」
彼のアイデアは、レストラン内を円を描くように、寿司の皿をベルトコンベアーに運ばせることでした。
客は、ベルトから自分たちが好きな寿司を取ることができます。こうすれば、職人たちが注文を取ったり、客へ皿を手渡したりする必要がなくなります。レストランは少ない職人で済みます。
白石さんは仕事に取りかかりました。
彼は地元の工場へ行き、寿司用のベルトコンベアーを作ってくれるよう依頼しました。
最初は、「そんなん聞いたことないわ」や「そんなん無理や」といった冷たい返事しか得られませんでした。
しかし、白石さんは諦めませんでした。彼は思いました。
「不可能なことをするんが、仕事をおもしろくするんや。」
ついに、ある男性が手伝うことに同意しました。
彼らは作業を始めましたが、すぐに問題に出くわしました。ベルトコンベアーの部品が長方形で、スムーズに角を曲がれなかったのです。
そのせいで、寿司の皿が詰まってしまいました。まるで寿司の交通渋滞でした。
どうやって白石さんはこの問題を解決できるでしょうか?
白石さんは、自身の子供たちからインスピレーションを得ました。
白石さんの息子、博志さんは言います。
「私たちはトランプで遊んでいて、トランプを扇状にして持っていました。父は、その扇形がベルトコンベアーで機能すると思ったのです。」
白石さんは新しい扇形の部品を作りました。彼が機械のスイッチを入れると、その部品はスムーズに角を曲がりました。
次に、白石さんは、ベルトの方向と速度を決めるためにテストを行いました。
数回のテストの後、白石さんは、ベルトを右から左に動かすことに決めました。これは、ほとんどの人が右手で箸を持ち、左手で皿を取るためです。
速度については、ベルトが毎秒8cmで動くように決めました。
1958年、世界初の回転寿司レストランがオープンしました。
客が、この創造的な発明を経験するために長い列を作りました。
そして白石さんが望んだ通り、寿司を作るには、ほんの少数のシェフだけで済みました。
白石さんの発明はヒットしました。
回転寿司レストランは今日でもきわめて人気があり、全世代の人々に楽しまれています。
参考資料
和訳にあたり「元禄産業株式会社」のHPを参考にしました。
今回は、ストーリーの元となったNHK WORLD JAPANの番組動画はありませんでした。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
ビール工場からそのインスピレーションを得たんですねー。
確かに、回転寿司は僕も子供ながらに、日本来た時にすごくびっくりして、ドキドキワクワクしました、あれは。
なんか寿司食べたくなってきた。
エンガワが食べたい!
それでは、See you tomorrow!