NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2024年9月24日(火)放送分
ショート・コメディ
「A Good Photo -すごい写真-」
「School Uniform -学校の制服-」
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、直訳寄りにしております。
- 直訳8割、意訳2割を意識しています
- 巻末のword listの訳をできるだけ使用しています
- 英語の語順になるべく沿わせています
- 意訳は私なりの解釈です
- 極端に意訳した部分は直訳文も記載しました
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週火曜日は、短編のショートコメディ「Comedy Sketches」
今日は、ベテラン写真家と美大生の話「A Good Photo」と、
制服選びを悩む娘と父の会話「School Uniform」の2話です。
I can’t wait to listen to the stories.
A Good Photo -すごい写真-
こちらの日本語訳は、放送時の会話のテンポに合わせ、日本語らしく主語の省略や戻り訳などをしています。
Kitahara: こんにちは。エンジョイアートカレッジの北原です。
竹村先生がどちらにいらっしゃるかご存知ですか?
Takemura: 君は見つけてるよ。私だ!
Kitahara: 初めまして、先生。
今日は、アシスタントカメラマンを務めさせていただき光栄です。
一生懸命がんばって、先生からできるだけ多くのことを学びたいと思います。
Takemura: リラックスして、そんなに緊張しないで。
今日は、商用ポスターの写真を撮影するんだ。
これは本当に簡単な写真撮影で、複雑なことは何もないよ。
さて、私の作品を見たことはあるかな?
Kitahara: はい、先生!
Takemura: よろしい!
良い写真を撮りたいなら、一番大事なことは何だね?
Kitahara: よくわかりません、先生。
Takemura: よく聞いて。一番大事なことは…
Kitahara: はい。
Takemura: 実物よりも良く見せることだ。
Kitahara: 魔法みたいですね。
Takemura: そう、写真家は魔法使いみたいなものだ。
さあ、撮影を始めよう。
Kitahara: モデルを呼んできます。モデルさんの部屋はどちらですか?
Takemura: その必要はない。モデルはもうここにいるよ。
Kitahara: 本当ですか?どこですか?
Takemura: モデルはこの部屋だ。
Kitahara: この空っぽの部屋の写真を撮るんですか?
Takemura: そうだ。電気を全部消して。
Kitahara: え?
ですが、写真が真っ黒になるだけです。
見えないものをどうやって良く見せることができるんでしょうか?
(直訳:もし見ることができないなら、どのようにして良く見せることができるのでしょうか?)
Takemura: それが芸術だ!
School Uniform -学校の制服-
こちらの日本語訳は、放送時の会話のテンポに合わせ、日本語らしく主語の省略や戻り訳などをしています。
Mayumi: これは、なんて難しい選択なの。
私、決められない。どれを選んだらいいの?
Father: マユミ、何を決めようとしているんだ?
Mayumi: 学校の制服よ、お父さん。
学校は、ブラウスにリボンかネクタイを付けていいって言ってるの。
どっちがいいと思う?
Father: そうだな…。
えーっと、リボンもかわいいけど、このネクタイもすごくいいね。
Mayumi: 私も同じこと考えてたの!
それに、決断をさらに難しくしてるのが、スカートもズボンも着ていいって。
Father: 選択肢があるのはいいことだよ。
自転車で学校に行くから、ネクタイとズボンはどうだい?
Mayumi: たしかに/なるほど。
(直訳:それは理にかなっている)
Father: でも、スカートにリボンもきっと似合うと思うな。
Mayumi: お父さん、役に立ってない。
もう、どうしたらいいの?
Father: マユミ、選ばなくていいよ。
Mayumi: どういう意味?
Father: 全部買ったら?
そうすれば、好きな組み合わせで着れるよ。
Mayumi: 本当に?
リボンもネクタイもスカートもズボンも買ってくれるの?
Father: もちろんだよ。マユミが幸せになってほしいからね。
Mayumi: ほんとにありがとう、お父さん最高!
Mother: えっと、ちょっと言ってもいいかしら?
Mayumi: 何、お母さん?
Father: ああ、どうしたんだい?
Mother: 入試に合格してから、制服を決めましょう。
Mayumi & Father: あっ。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
May I say something, too?
入ってなかったんかい!
ってツッコミたくなるぐらい最高の話でした。
そして、いい写真、いやー、写真て難しいよねー、うん。
さて、今日も皆さんから番組に来たご意見を少しご紹介いたしまーす。
“圧倒的人気は、水曜日のJapan’s Top Inventions”
えー、そうなんだ。
ニックネーム「ハヤオキトリ」さん
“これまで知らなかった発明が日本人によってなされていることを知る機会になっている”と。
“興味深いです”と。
そして、怪盗紳士ルパンも人気ですねー。
ニックネーム「ハシビロコウ」さん
“金曜日のルパンのストーリーの続きが気になって、次の週がとても楽しみ。番組を作ってる皆さん、ありがとうございます。これからも楽しみにしています。”という。
皆さん、本当にメッセージありがとうございます。
それでは、See you tomorrow.