NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2025年7月16日(水)放送分
アメージング・ストーリー
『Apollo 13』アポロ13号
全文和訳してみました。
英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。
- スラッシュリーディング訳
英文を前から訳す
意味はほぼ直訳
テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています - 自然な日本語訳
英文を後ろから訳す(返り読み)
意訳を含み日本語らしい文章
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週水曜日は、2023年度に放送した「Amazing Stories」です。
今日の話は「Apollo Thirteen」
1970年、月を目指して飛び立ったアポロ13号ですが、宇宙空間で大きなトラブルに見舞われました。
その後、乗組員たちのとった行動とは?
聞いてみましょう!
Apollo 13 – アポロ13号
訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。
- 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
→ スラッシュリーディング訳をご覧ください - 物語の全体的内容を理解したい場合
→ 自然な日本語訳バージョンをご覧ください
スラッシュリーディング訳バージョン
英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。
想像してください / あなたはロケットの中にいます / そして突然 / あなたは聞きます / 大きな音を。
赤いライトが / ぴかっと光っています / そして / 大きな警報音が鳴っています。
あなたは怖くないでしょうか?
今日、私たちは聞きます / 驚くべき物語を / サバイバルについて / 宇宙での。
アポロ13号宇宙船は / 出発しました / 地球を / 1970年4月11日に。
その目標は / 着陸することでした / 月に。
宇宙船に、3人の宇宙飛行士がいました / ジム・ラヴェル、フレッド・ヘイズ、そしてジャック・スワイガート。
最初の2日間、彼らの旅は / 順調に進みました。
その後、夜に / 4月13日の、乗組員は / 突然聞きました / 大きな衝撃音を。
彼らは連絡しました / 管制室に / テキサス州ヒューストンの / すぐに。
「ヒューストン、私たちは持ちました / 問題を。」
窓から、ジムは見ることができました / ガスが漏れ出しているのを / 宇宙へ。
乗組員は / すぐに / 知りました / 酸素タンクが / 爆発していたと。
彼らは必要でした / 酸素が / 作り出すために / 電気と水を / そして / 呼吸するための空気を。
その爆発は / また / 損傷させていました / 一部を / 宇宙船の。
明らかでした / 月に着陸することは / 不可能だと。
今 / 乗組員は / 見つけなければなりませんでした / 方法を / 安全に帰還するための / 地球へ。
しかし / 彼らにできるでしょうか?
乗組員 / と / ヒューストンのチームは / 始めました / 作業を / すぐに。
アポロ宇宙船は / 設計されていました / 2つの部屋のように / お互いに繋がれた。
操縦室は / 設計されていました / 移動するために / 地球から宇宙空間へ。
乗組員は / 通常 / 滞在していました / ここ(操縦室)に。
もう一つの部屋は / 小さい方でした / そして / 設計されていました / 着陸するために / 月に。
この部屋(小さい方の部屋)は / まだありました / 満タンの酸素タンクが。
燃料を節約するために、乗組員は / 閉鎖しました / 操縦室を / そして / 滞在しました / 小さい方の部屋に / 使うために / それ(小さい部屋を)を / 救助艇のように。
彼らは計画しました / 戻ることを / 操縦室へ / 彼らが近づいたときに / 地球へ。
乗組員が移動した後 / 小さい方の部屋へ、 まだ多くの問題がありました。
中には / 熱がありませんでした、だから / 摂氏0度近くでした。
眠ることは / ほぼ不可能でした。
いくらかも / 彼らの食料の / 凍りました。
別の大きな問題は / 小さい方の部屋が / 2人分だけのためだったことです。
もし彼らが取り除かなければ / 余分な二酸化炭素を、全員が死ぬかもしれませんでした。
幸運なことに、ヒューストンのチームは / 見つけました / 方法を / 解決するための / この問題を。
乗組員が試している間 / 家に戻るために、世界中の人々は / 見ました / 彼らの(人々の=自分の家の)テレビを / 注意深く。
乗組員は弱りました、しかし / 彼らは続けなければなりませんでした / 作業を。
彼らが地球に近づくと / 地球へ、彼らは戻りました / 操縦室へ / エンジンを始動させるために。
彼らは分かりませんでした / それ(エンジン)が機能するかを / しかし / それ(エンジン)はしました(機能した)。
数時間後、4月17日に、彼らは着水しました / 太平洋に。
3人の宇宙飛行士は / 多くの体重を減らしていました、しかし / 彼らは生きていました。
この救助について、ジム・ラヴェルは言いました。
「チームワーク、良いリーダーシップ、そして想像力が / 3つのことでした / 絶対に必要だった。」
それは4日間でした / 地獄の、しかし / 彼らは成功しました / 地球へ戻ることに。
自然な日本語訳バージョン
英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。
あなたがロケットの中にいて、突然大きな音を聞いたと想像してみてください。赤いライトが点滅していて、大きな警報が鳴っています。
怖くないでしょうか?
今日は、宇宙でのサバイバルに関する驚くべき物語を聞きましょう。
宇宙船アポロ13号は、1970年4月11日に地球を出発しました。その目標は月に着陸することでした。宇宙船には、3人の宇宙飛行士が乗っていました。ジム・ラヴェル、フレッド・ヘイズ、ジャック・スワイガートです。
最初の2日間、彼らの旅は順調に進みました。
その後、4月13日の夜、乗組員は突然大きな衝撃音を聞きました。彼らはすぐにテキサス州ヒューストンの管制室に連絡を取りました。
「ヒューストン、問題が発生しました。」
窓から、ジムが、ガスが宇宙空間に漏れ出しているのを見ることができました。乗組員はすぐに、酸素タンクが爆発していたことを知りました。彼らには酸素が必要でした。電気と水、それに呼吸するための空気を作り出すためです。
爆発は、宇宙船の一部も損傷させていました。月に着陸するのが不可能なのは明らかでした。
今、乗組員は、地球へ安全に帰還する方法を見つけなければなりませんでした。ですが、可能なのでしょうか?
乗組員とヒューストンのチームは、すぐに作業を開始しました。
宇宙船アポロは、互いに繋がった2つの部屋のように設計されていました。操縦室は、地球から宇宙空間へ移動するために設計されていました。乗組員は通常、操縦室にいました。
もうひとつの部屋は操縦室より小さく、月に着陸するために設計されていました。この部屋にはまだ、満タンの酸素タンクがありました。
燃料を節約するため、乗組員は操縦室を閉鎖しました、そして、救助艇のように小さな部屋の方を使用しました。彼らは地球へ近づいた時、操縦室に戻る計画を立てました。
乗組員が小さい方の部屋へ移動した後も、まだ多くの問題がありました。
室内には暖房がなく、摂氏0度近くでした。眠ることはほぼ不可能でした。一部の食料も凍りました。
別の大きな問題は、小さい方の部屋が2人用だったことです。もし余分な二酸化炭素を取り除かなければ、全員が死ぬ可能性がありました。幸運なことに、ヒューストンのチームはこの問題を解決する方法を見つけました。
乗組員が帰還を試みる間、世界中の人々はテレビを注意深く見ていました。
乗組員は衰弱しましたが、作業を続けなければなりませんでした。彼らは地球に近づくと、エンジンを始動させるため操縦室に戻りました。エンジンが作動するかどうか分かりませんでした、ですが、エンジンは作動しました。
数時間後の4月17日、乗組員は太平洋に着水しました。3人の宇宙飛行士は、かなり体重を減らしていましたが、生きていました。
この救出について、ジム・ラヴェルは言いました。
「チームワーク、良いリーダーシップ、想像力が、絶対に必要だった3つのことでした。」
それは地獄の4日間でしたが、彼らは地球へ戻ることに成功しました。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
よかった~、3人とも無事に生還できて。
なんか、聞いててホッとしました。
See you tomorrow.
参考リンク
映画「Apollo 13」
言わずと知れた超有名大作映画ですね。
- 英題:Apollo 13
- 邦題:アポロ13
- 出演:
トム・ハンクス
ケヴィン・ベーコン
ビル・パクストン
ゲイリー・シニーズ
エド・ハリス
キャスリーン・クインラン - 制作:アメリカ
- 公開:1995年