NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2026年4月14日(火)放送分
オリジナル・ファンタジー・ストーリー
『I am a Crow Part 1』
変身~カラスと私~(前編)
全文和訳してみました。直訳と意訳の間ぐらいで訳しています。
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
It’s time for Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週火曜日は「Short Fantasy Stories」
2話完結で、ファンタジーの物語をお届けします。
今週と来週は「I am a Crow」というお話です。
ある朝起きると、カラスになっていたカナコ。
どうなってしまうのでしょうか。
話の中に出てくる、
“beak” は「くちばし」
“turn into”「変身する」という意味です。
早速、聞いてみましょう。
I am a Crow Part 1「変身~カラスと私~(前編)」
Narration(Kanako):
私はカラスでした。
ある朝、ベッドで目を覚ますと、2枚の黒い翼と黒いくちばしがあることに気づきました。
Mother:
カナコ、アラームが聞こえるわよ。
起きてるの?仕事に遅れるわよ!
Narration(Kanako):
お母さんだ。
彼女に自分を見られたくありませんでした。
私は急いでアラームを止め、自分の鳥の足で、携帯を拾い上げ、くちばしで、首にそれ(携帯)をかけました。
それから、私にできるたったひとつのことをしました。
私は窓から飛び出しました。
駅へ向かって飛びました、でもその時、私は電車に乗る必要がないことに気づきました。
ただ飛べばいいのです。
空を飛ぶのは最高でした。
私は、自分の会社のビルの屋上の静かな場所を見つけて、上司にメールを打ちました。
Kanako:(メール)
申し訳ありませんが、今日は仕事ができません。体調不良です。
Narration(Kanako):
本当によかったです、携帯を持って来てて。
でも、打つのにとても時間がかかります、自分が鳥だと。
ちょっと待って!なぜ私はカラスに変身したの?どうやって…
突然、2羽のカラスが私の隣に降りてきました。
彼らは私に話しかけ始めました。
そして、私は彼らの言うことが確実に理解できたんです!
Crow A:
わあ、本当にキラキラしているものだね、君の首にかけているのは。
Crow B:
それ何なの?
俺にくれ!俺にくれ!
Narration(Kanako):
昔、私は、自分の携帯をデコってました、キラキラのシールやストーンで。
それが、彼らには、宝物に見えているに違いありません。
私は彼らに携帯をあげるつもりはありませんでした。
Kanako:
私に話しかけるのやめて!
考えることがたくさんあるの。
しっしっ!飛んで行って!
Narration(Kanako):
私がまだ屋上で考え事をしていたら、新人社員の2人が昼食のために上がってきました。
知りませんでした、彼女たちがここで昼食を食べていたとは。
Sumire:
ミナ、知ってた?カナコ先輩が今日来ないって。
Mina:
ええ、体調不良だって聞いたわ。
Kanako:(独り言)
私はここにあなたたちと一緒にいるわよ。
しかも私はカラス…
Sumire:
なんか嬉しい。
Mina:
スミレ!
実は、わかるわ、あなたの言ってること。
私いつもそわそわするの、彼女と話す時
彼女、ちょっと怖いよね。
Kanako:(独り言)
えっ?
Sumire:
わかってるんだけど、彼女は頭が良いし仕事ができるのは。
でもわかんないだよね、彼女が何を考えてるか。
Kanako:(独り言)
みんなは私のことをそういうふうに見ているの?
本当に?
私は本当にちゃんと面倒見ようとしてたのに、あなたたち2人を。
私を怖いと思ってたの?
説明して!
Sumire:
見て!
あのカラスが、私たちに向かってぴょんぴょん跳ねてきてる。
私、カラス大嫌い!
気持ち悪い!
Mina:
あっち行って!
しっしっ!
Narration(Kanako):
私は家の近くの公園へ飛んでいき、ベンチに降りました。
ショックでした。
知りませんでした、彼女たちがあんな風に私について思ってたなんて。
太陽が沈みかけていました、そしてオレンジ色の光が、枝を通って輝いていました。
Mom:
カナコ?そこで何してるの?
Narration(Kanako):
母でした、スーパーからの帰り道の。
どうやって彼女はわかったの、これが私って?
下を見ると、私はもうカラスではありませんでした。
ふう。本当に安心しました。
でも、一つ問題がありました。
仕事に戻りたくなかったんです。
(目覚ましが鳴る)
Narration(Kanako):
翌朝、私はカラスになっていました、また…
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
Unbelievable…
朝起きて、カラスになって、日が暮れたら人間に戻って、また翌朝またカラスになるっていう。
ショックですよね。来週どうなるんだ?これ?
See you tomorrow!

