今回は、Apple Watch Series 7「転倒検出機能」編のCMを使ってシャドーイングします。
Bob.Bは森の中でマウンテンバイクに乗っていて転倒し、意識不明に。彼のApple Watchがその転倒を検知、自動的に彼のいる位置へと救助を呼びました。
— Apple (@Apple) January 1, 2022
Apple Watch Series 7のCM「転倒検出機能」編の
- 英文
- 日本語訳
- 使われている語句
- シャドーイングやってみよう
AppleのCMは目を引くものが多いですが、特にこのCMは印象に残りやすいですよね。何回見ても、つい手を止めてしまいます。
Siriの声に切迫感があるせいでしょうか。
何かドラマチックな雰囲気があります。
何度も見るのですが、聞き取れるところと聞き取れないところがありくやしかったので、今回記事にしました。
皆さんも一緒にSiriとシャドーイングしてみませんか?
今度からCM見たとき、Siriと一緒にスラスラ言えば、家族から尊敬のまなざしで見られること間違いなしです。
Apple Watch Series 7のCM「転倒検出機能」編
日本語CMバージョンはYouTubeにアップされていませんが、英語バージョンを見つけました。CMに流れているフルサイズ動画はこちらをご覧ください。
英文や語句を確認しながらシャドーイングしていきたいと思います。
step①英文チェック
英文はこちらです。
The owner of this apple watch has taken a hard fall and is not responding to their watch.
The emergency location is latitude forty seven point seven (47.7) longitude minus one hundred seventeen point five (-117.5) with an estimated search radius of forty one (41) meters.
This message will repeat in five seconds.
step②日本語訳チェック
日本版CMに表示された字幕がこちら。
このApple Watchの所有者は激しい転倒を起こし、現在時計に対する応答がありません。
緊急時の位置情報 緯度47.7 経度-117.5 検索半径の推定距離41メートル。
このメッセージは5秒後に繰り返されます。
step③語句チェック
使われている語句を見てみましょう。
take a fall:転ぶ、倒れる
take a hard fall:激しく転倒する
respond :答える、応答する
respond to:~に応答する
emergency:緊急事態、非常事態
location:位置
latitude /lǽtətùːd/:緯度
longitude /lɑ́ndʒətùːd/:経度
estimated:見積もりの、大体の、推定の
radius /réidiəs/:半径
repeat:復唱する、もう一度言う
in:~後に
second:秒
緯度・経度・半径は日常英会話ではあまり出番がないので、聞き取りがむずかしいですね。
半径「radius」の発音は”レイディアス”。
ラディアスではないのがポイント。
step④スラッシュリーディング
英語を前から順に理解するクセをつけるのに効果的なのがスラッシュリーディング。意味の区切りごとに前から意味をとっていきます。
細かめにスラッシュで区切ってみました。
The owner of this apple watch / has taken a hard fall / and is not responding / to their watch.
The emergency location is / latitude forty seven point seven (47.7) / longitude minus one hundred seventeen point five (-117.5) / with an estimated search radius / of forty one (41) meters.
This message / will repeat / in five seconds.
では、この区切りで意味をとっていきましょう。
訳は当ブログバージョンでいきます。
The owner of this apple watch /
このアップルウォッチの持ち主は
has taken a hard fall /
激しく転倒しました
and is not responding /
応答もしません
to their watch.
この時計に。
The emergency location is /
緊急時の位置は
latitude forty seven point seven (47.7) /
緯度 47.7
longitude minus one hundred seventeen point five (-117.5) /
経度 マイナス117.5
with an estimated search radius /
推定される検索半径
of forty one meters.
41メートル。
This message /
このメッセージは
will repeat /
繰り返します。
in five seconds.
5秒後に。
いかがでしょうか。そんなに複雑な文章ではなかったですね。
step⑤リスニング
語句も分かったし、簡単な英文だったことも分かったので、もう一度リスニングしてみましょう。
Siriの読み方に合わせ、Siriが区切った場所で英文を改行してみました。
The owner of this apple watch has taken a hard fall
and is not responding to their watch.
The emergency location is
latitude forty seven point seven (47.7)
longitude minus one hundred seventeen point five (-117.5) with an estimated search radius of forty one (41) meters.
This message will repeat in five seconds.
これを見ながら音声を再生してみてください。
前半区切り多めなのに、後半は息継ぎなしで「longitude minus one hundred seventeen point five (-117.5) with an estimated search radius of forty one (41) meters.」一気にたたみかける読み方。
数字も混じって最初は「無理~」って思いますが、何度か文字を見ながら聞くと余裕になってきます。
step⑥オーバーラッピング
では仕上げに入りましょう。音声を聞きながら一緒に読みます。
一緒に読むことを「オーバーラッピング」と言います。上からかぶせるって意味です。
Siriの読み方に合わせて区切った英文を見ながら。
The owner of this apple watch has taken a hard fall
and is not responding to their watch.
The emergency location is
latitude forty seven point seven (47.7)
longitude minus one hundred seventeen point five (-117.5) with an estimated search radius of forty one (41) meters.
This message will repeat in five seconds.
音声を再生し一緒に読んでみてください。
緯度「latitude」、経度「longitude」
応答する「respond」、半径「radius」、繰り返す「repeat」
/l/と/r/の音を区別して発音できると、よりネイティブっぽいカッコイイ発音になります。
step⑦シャドーイング
最後は文字を見ずにSiriの後を追いかけてみましょう。
最初は聞き取れなかった文章も、最後は何も見ずに言えるようになりましたよね。
Apple Watch 日本版には自動通報機能なし
ちなみに余談ですが、日本向けApple Watch Series7 には119への自動通報機能は未搭載です。画面にメッセージは出るそうです。
Apple Watch で転倒検出機能を使う
引用元:Apple
Apple Watch SE や Apple Watch Series 4 以降は、着用者が転倒した場合にそのことを検知し、手首を叩いてくれるほか、警告音を鳴らし、画面にメッセージを表示してくれます。そのまま緊急通報サービスに連絡するか、または、Digital Crown を押して左上隅の「閉じる」をタップするか、「大丈夫です」をタップして通知を閉じることができます。
Apple Watch は着用者が動いていることを感知すると、通知メッセージへの反応があるまでしばらく待ち、自動的に緊急通報サービスに電話することはありません。Apple Watch は、1 分間なんの動作も認められない場合は自動的に通報します。
この機能は米国でのみ利用できます。
最後に
今回は、Apple Watch Series7のCM「転倒検出機能編」の英文を使ってシャドーイングしてみました。
シャドーイングは英語を英語のまま理解する「英語脳」を育てるリスニング力アップに効果的なトレーニングです。
リスニングが上達する勉強法は以下の記事にまとめました。字幕なし映画やドラマを楽しみたい方は参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。