英語学習において、スピーキングの強化はなかなか難しいですよね。特に初心者にとっては、自信を持って英語を話すことは大きなハードルです。
最近はその悩みを解決するメソッドとして『カランメソッド』が大人気!
私もカランメソッドを全ステージ修了し、リスニング・スピーキングの上達を実感した1人です。
カランメソッドの認定校として有名なのがQQEnglish。そのQQEnglishが開催したオンラインセミナー『4倍速で英語を習得!「カランメソッド」学習法』に先日参加しました。
セミナーのゲストに招かれた外部講師のお話を聞き、カランメソッドがスピーキング向上に適したメソッドであることが、理屈としても理解できました。
そこで、この記事では、
・スピーキング強化に必要な知られざる要素
・カランメソッドのメリット
・カランメソッドの効果の理由
などセミナーで学んだ内容をシェアします。
さらに、おすすめの予習法や復習法、英語学習への心構えも教えていただきました。
カランメソッドの効果は、プロの視点からも明らかになっています。
この記事を読むことで、カランメソッドがスピーキングを向上させるための有効なメソッドであることがご理解いただけるはず。
今まさにカランを学習中の方、このまま続けるか迷われている方、カランを始めるか迷っている方、どんな方でも「なるほど!」と思わず納得してしまう内容が盛りだくさんです。ぜひ最後までご覧ください。
- スピーキング強化に必要なスパイス的な要素
- カランメソッドのメリット
- カランメソッドの効果の理由
- カランメソッド予習法
- カランメソッド復習法
- 英語学習への心構え
カランメソッドの成り立ち
まずはカランメソッドの概要から
カランメソッドは、イギリスのベルリッツで講師をしていたロビン・カラン氏によって1960年代に開発されました。
ネイティブの通常の会話のスピードが1分間150語に対し、
カランメソッドは1分間220~240語を発するトレーニングをします。
記憶域と調音器官(発話に必要な器官)では、脳の使う場所が異なります。
カランメソッドでは徹底的に調音器官を鍛えることを目的にしており、リスニング・スピーキングの向上に効果的です。
QQEnglish セミナーの概要
2023年4月26日に開催されたオンライン無料セミナー「4倍速で英語を習得!「カランメソッド」学習法」に参加しました。
私はすでにカランメソッド経験済みで実際に英語力の上達も実感しています。今回は「なぜカランで英語が上達するのか」その理由が知りたいと思い、セミナーに参加しました。
今回のオンラインイベントでは、4倍速で英語を習得できる「カランメソッド」で英語力が向上するメカニズムや実際のレッスン内容・学び方を紹介いたします。
引用:QQEnglishイベント告知
また、スピーカーにキャピタル東京インターナショナルスクールスクールの山田 亜希子様をお迎えして、カランメソッドで英語学習を学ぶ上でのポイントなどもお話しいただきます。
山田亜希子さんのご経歴
セミナーのゲストは山田亜希子さん
ご本人が最初にお話しして下さった自己紹介を抜粋
・日本生まれ日本育ち
・高校1年時、両親の都合で海外移住
ドイツ→イギリス
・インターナショナルスクールへ通う
・英語力は中学英語を習っただけの状態でかなり苦労した
・大学からは日本
・就職後は様々な経験をする中で、社員向けの研修に携わるようになる
・最終的に教育業界へ落ち着く
・英語教育の企画・運営・指導を担当
・現在は、キャピタル東京インターナショナルスクール スクール事業部 事業部長
ということで、帰国子女というか留学経験というか、海外生活を通して英語を身につけた山田さんですが、山田さんは高校からの移住のため、現地で英語を必死で勉強されたそうです。いわゆる幼少期の海外生活により自然と英語が話せるようになったタイプの帰国子女ではないんです。
そのため、ご自身の体験からも英語を身につける大変さはご存じですし、日本人がどこでつまづきやすいかを踏まえてお仕事をされているそうです。
では、ここからオンラインセミナー『4倍速で英語を習得!「カランメソッド」学習法』の内容をまとめていきます。
山田亜希子さんからお聞きしたお話を中心に、QQEnglishスタッフさんからの補足も合わせてまとめています。
最近の企業の考え
日本国内の企業といえども英語が必要な機会が増えていく中、企業の傾向は、
英語ができる人に仕事ができるようになってもらうより、
仕事ができる人に英語もできるようになってもらいたい
企業にとって人材教育にかかる労力は相当重い。元々ビジネススキルのある人がさらに英語も身につけてくれる方が、時間も費用も低く済むんですって。
英語力さえ高ければ就職に困らなかった環境も、今後は変わっていくかもしれませんね。
正しいスピーキングの訓練とは
スピーキングの訓練には正しい内容がある。
- 文法の強化
- 語彙の強化
- 適切な文章構成
- 発音とリズム
→リスニング力アップにも不可欠 - 作文力のスピード
→リーディングのスピードも上がる
これらが揃わないとスピーキングは向上しない。
結局は、基本学習と地道な反復練習なんですよね。
近道や魔法のようなツールはない。
学習法はたくさんあって、ありとあらゆる手法があふれ、みんなが試行錯誤しています。いったい何を選ぶべきか。
スピーキング強化に必要なスパイス
教材や講師といったツール以外に、スピーキング強化にはスパイスとも言えるある要素が必要。
それはプレッシャー、監視の目です。
帰国子女や留学経験者が英語が堪能なのは「海外で生活したから」だけではありません。
最大の理由は、
授業中のプレッシャー
授業中に突然あてられますし、クラスメイトとのディスカッションもあればプレゼン課題もある。進級や卒業のため、絶対に英語で正確に話さなければならないのです。
つまりプレッシャーを浴び続ける日々の連続。週1回のワイワイ楽しい英会話教室とは全く違う環境です。
カランメソッドには、そのプレッシャーがあるんです。
カランメソッドのメリット
山田亜紀子さんが上げたカランメソッドのメリットは3つ。
この3つが身につく理由は、カランメソッドが常にプレッシャーを受けた状態で進むレッスンだから。
①話し出しが早くなる
日本語から英語に訳す練習や、文章を頭で組み立ててから話す練習だけでは、話し出しに時間がかかります。
しかし、カランメソッドのレッスンでは、講師が質問文を読み上げるとすぐに生徒は答えを言い始めなければなりません。考える時間は与えられません。これがプレッシャーです。
このプレッシャーのおかげで「とにかく何か言わないと」が体に染みつき、まず主語と動詞だけでも言うようになります。つまり、話し出しが早くなります。
私もこれは経験しました。
カラン前は、頭に浮かんだ単語を文法ぐちゃぐちゃで並べていました。
ですが、カラン最初のステージ1で早くも、It is , She is と主語と動詞をまず言うクセがつきました。
②完全文で答えられるようになる
きちんとした文法を使った正確な文章を完全文といいますが、完全文で話せるということは、きちんとした教育を受けている証であり、礼儀として相手に対して敬意を示していることを表わします。
インターナショナルスクールの子供たちも、完全文で話すことを徹底的に指導されるそう。
日本では、通じればOKのいわゆるブロークンイングリッシュで良いという意見もありますが、それは初心者のみ。まず初心者が英語を話す恥ずかしさを超える段階でOKなだけで、目指すのは完全文で話せるスキルです。
カランメソッドでは完全文しか話しません。間違えればその場で即座に講師が間違いを修正します。
結果、カランメソッドにより、正しい文法が身につき、完全文で答えるクセがつきます。
私は英作文が苦手でgoogle翻訳が手放せませんでしたが、カランメソッドのおかげで、1人で英文を作成できる力がつきました。
③英語独特のリズムが身体に染みこむ
言語は、発音だけで聞き分けられているわけではなく、リズムも大事な要素です。
例えばドライブスルー。雑音入りのスピーカーから聞こえる早口な店員の声でも意味が分かるのは、単語だけでなくリズムも聞き分けているから。
英語も同じで発音だけでなくリズムも大事です。
音がつながったり、飛んだりするのを発音としてだけとらえるのではなく、文章のリズムとして体に染みこませると、ネイティブと同じようなリズムで話すことができます。
カランメソッドでは講師の後をついて話すので、リズムや音の上がり下がりも真似ることで英語のリズムが身につき、伝わりやすい英語が身につきます。
リズムをイントネーションと言い換えると分かりやすいかもしれませんね。
カランのおかげで、話し方が英語っぽいと褒められるようになりました。
カランメソッド予習法
カランメソッド学習者でも良く話題に上がるのが予習法。
中でも、レッスン前にNew Workを先に見る派or見ない派、よく議論されています。
山田亜希子さんのご意見は、
New Workの文章の暗記はおすすめしない
カランメソッドの良いところは「プレッシャー」がかかることにあります。
New Workをレッスン前に暗記してしまうと、聞き取ろうとするプレッシャーがなくなり、リスニングが向上しません。
カランメソッドおすすめの復習法
復習はぜひやってください、とのことでした。
録音した自分の声を聞くのは超おすすめ
QQEnglishのレッスンは全て自動録画されます。30日間保存されますので何度も聞くことができます。
誰かに指摘されるより自分で気付くのが一番ピンとくる。
録音なら客観的に自分の発音を判断できるし、思ってたよりできてないことに気付ける。
文章の丸暗記もムダではない
文章の構成を暗記していれば単語を入れ替えるだけで済むので、文章のストックを持つという意味で丸暗記も悪くはない。
英語学習への心構え
最後は、英語学習の心構えをアドバイスしてくださいました。
何より英語を嫌いになるのが一番ダメ。
英語を嫌いになりそうなら、たとえカランでもやめればいい。
→カランの評判がいいからと、自分には合わないのに無理して続けている方へのメッセージ
夢を具体的にすると達成度が上がる。
英語が話せるようになりたい、だけではなく、「英語で○○がしたい」と夢は具体的に描くほど目標に近づきやすい。
まとめ
QQEnglishで開催されたオンラインセミナー『4倍速で英語を習得!「カランメソッド」学習法』の内容をご紹介しました。
最後まとめます。
スピーキング強化にはプレッシャーが必要。
カランメソッドのレッスンは常に「プレッシャー」を受けている状態。
プレッシャーを受けながら講師と一緒に文章を練習することで、以下のメリットが得られる。
つまり、スピーキング向上にカランメソッドは効果的である。
自分のカラン前と後を振り返っても、本当にその通りだなと思いました。
カランで英会話力が向上した理由に納得です。
無料でカランメソッドを受ける方法
QQEnglishの会員であれば誰でもカランメソッドが受講できます。
追加費用は不要
カランメソッドを受けるのに別途課金は不要です。月会費のみで受講できます。
他のテキストと受け方は変わらず、教材と講師を指定して予約するだけ。
無料体験でカランメソッドのレベルチェックを受けてみよう
QQEnglishの無料体験は、レッスンが2回あります。
1回目のレッスンは教材を指定できませんが、2回目のレッスンは好きなテキストを選ぶことができカランメソッドも受けられます。
カランメソッドの初回は、どのレベルから始めるか決めるレベルチェックですが、内容はカランの模擬レッスン。カランの雰囲気が十分味わえます。
QQEnglishの無料体験申し込みに必要な情報は、
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号
- 生年月日
クレジットカードなど支払情報は不要。
手動で有料会員登録を行わない限り、自動更新されませんからご安心を。
登録手順は簡単。QQEnglish 公式サイトから画面の指示に従って進むだけ。
登録後すぐレッスンが受けられます。
「カランメソッドって実際どんなん?」と気になっているなら、無料体験を利用して模擬レッスンをぜひ受けてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。