今回はDMM英会話のオリジナル教材『写真描写』のレッスンを再現します!
- レッスンを丸ごと再現
- 受け方のコツ
- 『写真描写』に適した講師とは?
- 効果的な予習法
この記事では、 DMM英会話のオリジナル教材『写真描写』のレッスンを完全に再現しながら、受け方のコツ・講師の選び方・予習法をご紹介します。
エクササイズ自体は単純ですが、受け方や講師次第でレッスンの充実度が大きく変わる教材です。教材を最大限活かす方法をご紹介していきます。
写真描写は「思ったことがすんなり英語で表現できない」と悩んでいる方に適した教材。ぜひ最後までご覧ください。
写真描写が英会話上達に効果的な理由
写真描写は言語を習得する初期段階に必ず行われるトレーニングです。
写真描写が英語上達に効果的な理由を解説します。
思ったことが頭に浮かんでいるけどぼんやりして形にならず、どうにも英語が口から出てこないもどかしさを感じたことはないでしょうか?
「写真描写」をすると、頭に浮かんだイメージや考えを言語化できるようになります。
子供が言葉を話せるようになる段階を想像してみましょう。
まずは赤ちゃん。物の名前から覚えますよね。最初は「まんま」だけで食べたいという意思を表現します。他にも「いぬ」「ねこ」「でんしゃ」など目に見えるモノから覚えます。
次に「走る」など動作を覚えます。そして「でんしゃ はしる」と言えるようになり、やがて「でんしゃ のりたい」と意思を伝えられるようになりますね。
つまり、モノの名前や動作で状況を説明できるようになり、次に、目に見えない気持ちや意思を伝えられるようになっていきます。
「写真描写」は言葉を操る第1段階、目に見えるモノや状況を言語化するトレーニング。スピーキングを上達させるための最初の段階に適した教材です。
では、DMM英会話のテキストの中身を見ていきましょう。
DMM英会話 教材 『写真描写』 内容と使い方
教材 『写真描写』 には中級・上級があります。
『写真描写』 に初級がない理由は、アウトプットに特化したレッスン内容だから。文法の解説パートはありません。テキストに書いてある文章を読むのではなく自分の言葉で話す練習のみ。
この記事では『写真描写 中級』のレッスンを再現します。中学レベルの単語や文法の知識があれば受けられる内容です。
日常のあらゆるシーンの写真が登場します。与えられた単語を使って写真に映っているモノや状況を説明し、講師に添削してもらうレッスンです。
『写真描写』レッスンの流れ
1レッスンで写真は3枚。
25分レッスンなので1枚当たり7~8分で進めると1回でテキストが終わります。
1枚7~8分は一応の目安です。
1枚にじっくり時間をかけても良し。どんどん進めるも良し。
- ボキャブラリーパート単語と例文のチェック
- 写真描写写真を英語で説明する
写真に映っているモノ・状況を説明する
- 講師添削訂正・言い換え表現を教えてもらう
1枚の写真でやることはこれだけ。3枚分繰り返します。
DMM英会話 『写真描写』 受けてみた
どんなレッスンかは実際に見た方が分かりやすいので、レッスンを再現していきますね。
今日のレッスンは「A Checkup(健康診断)」です。
テキストのタイトルは1枚目の写真を表現しています。
1レッスン3枚の写真は全くテーマが異なっていて関連性はありません。
あいさつ
Hello! Can you see me? And hear me clearly?
見えてる?聞こえてる?
Yes. I can.
大丈夫やで。
My name’s L. I’m your English tutor today.
私が今日の先生 L。よろしく。
What’s your name?
お名前は?
My name’s Fujiko.
藤子です。
Nice to meet you.
Nice to meet you too, Fujiko.
How are you today?
今日はどない?
Same as usual. How are you?
ボチボチやで。先生は?
Not bad, thank you for asking.
ウチもボチボチ。おおきに。
OK! You chose Describing picture. “A Checkup”
今日のテキストは写真描写の”健康診断”やな。
Is that correct?
合ってる?
Yes. That’s correct.
うん、合ってる。
どのレッスンでも、始まりは、接続状況・お互いの名前・選んだ教材の確認をします。
単語確認
1枚目の写真いくで。
“At the Doctor’s Office(診察室)” な。
Vocabulary やる?
ボキャブラリーパートはやりたいかスキップしたいか聞かれます。中1レベルの簡単な単語ですし、パッと見て知ってる単語なら、ボキャブラリーパートはスキップしても良いと思います。
写真描写に多くの時間を割くのが効果的です。
ボキャブラリー欄には、
・単語
・意味
・例文
が書いてあります。
ちなみに「意味」は英英辞書から引用した文章です。
例えば「doctor」なら” a person who has been trained to treat injured or sick people”
この文章の方が余計にややこしくない??
ということで、私は知ってる単語の時は「意味」はスキップしています。
ではレッスン再現に戻ります。
私はいつも例文だけレッスン内で読んでいます。例文には写真描写の時に使える表現が混ざっていて、ウォーミングアップになるから。
I’d like to read example sentences.
例文だけ読みたい。
OK. 例文だけな。
Doctors often have to work late.
Doctors often have to work late.
Have you seen a doctor yet?
Have you seen a doctor yet?
同じ要領で他の例文も読み上げました。
テキストから目をそらし、講師の声だけを聞いてオウム返しをするとスピーキング力アップになります。
人気の英語のハノンやQQEnglishのREMSはそういう訓練です。だからスピーキング力が向上します。
1枚目の写真描写
ほな、この写真見て説明して。
ボキャブラリーパートに出てきた単語を使って、写真を描写していきます。
まずは目に見えていることの実況から。
お医者さんが右手にペンを持っています。
病院で患者さんと話しています。
白いユニホームを着ています。
患者さんの話を聞いています。
私が話した内容をチャットボックスにどんどん入力してくれました。
私が「患者さんの話を聞いています」を patient’s talk と言ったのですが、講師が別の単語で言い換えて入力しました。
symptom って何?
熱があるとかどっか痛いとか、患者が言うやつ
例えを交えて単語を解説してくれます。
チャットボックスの横にある「辞書」に単語を入力して検索すると、日本語訳も確認できます。
他には?
お医者さんペン持って何してる?
生徒が沈黙すると、ヒントを出したりイメージを膨らませたりしてくれます。
あっ!
お医者さんは患者の話を書いています。
ここでの「患者の話」はさっき習った patient’s symptoms を使いました。すると、
患者に言われたクレーム(complain)書いてるかも知らんで(笑)
とジョークを混ぜながら、
診断結果(diagnosis, finding)、処方箋(prescription)と関連する単語も教えてくれました。
OK. こんなもんかな。
ほな2枚目行こか
2枚目の写真描写
2枚目の写真のタイトルは「Music on the Road」
2枚目も単語と例文を確認し、
写真を描写します。
まずは私が言ったことを入力してくれました。
複数形sや冠詞の抜けなどを訂正しながら入力してくれています。
私が黙ると、
女の子はどんな気分?
女の子はどこにいる?
など質問し回答を促してくれました。
2枚目も話すことが出尽くすと3枚目に進みます。
3枚目の写真描写
要領は同じです。
3枚目の写真のタイトルは「A Sick Pet」
私が言った英文を訂正しながらチャットボックスへ入力してくれました。
3枚目の時間が短くなるのは仕方ないですね。最後は駆け足でした。
以上が、DMM英会話 オリジナル教材『写真描写 中級』のレッスン風景でした。
DMM英会話 『写真描写』は予習がおすすめ
『写真描写』は徹底的にアウトプットするのが目的の教材。
この教材の真の価値、すなわちレベルアップの秘訣は、英文を講師に訂正してもらったり、違う表現を教えてもらうことにあります。
そのためには、レッスン中に無駄な時間を省き、話す⇒添削⇒話す⇒添削、の回数を増やしましょう。
無駄な時間とは「考える時間」や「沈黙の時間」。
レッスン始まってから初めて写真を見たとしたら、その場で咄嗟にアイデアが浮かばず、考え込んでしまう時間ができるかもしれませんよね。
そこで 『写真描写』 では予習がおすすめ。レッスン前に写真を見て話す内容を考えておくのです。
初心者さんで、レッスン中に英文を考えるのに時間がかかる場合は、ある程度の英文を作っておくのもアリだと思います。
中級者さんは、言いたいことだけ日本語で箇条書きにしておいて、英文は即興で作ると実践に近い練習になりますね。
いずれにせよ、沈黙の時間を減らすために、写真を先に見ておく予習がおすすめです。
写真描写のコツ
そもそも写真描写ってどこから何を話せばいいの?
DMM英会話の複数の講師からアドバイスしてもらった、写真描写をするときのコツがこちら。
先ほどのレッスンでやった写真の場合、
- 若い女性が電車に乗っている
- 髪は長く、白のニットを着ている
- 白いヘッドフォンをつけスマホの音楽を聴いている
- 窓の外の景色を見て微笑んでいる。
日本語だとこんな感じです。聞いていると頭に写真の絵が浮かんでくると思います。
写真描写の話す順序
話す中で順序は前後するかと思いますが、写真の真ん中から外へ広げていくことを意識してみてください。
最初は長い英文が作れないかもしれませんが、短い文章をいくつも作ればOK。
例えば「若い女性が電車に乗っている」を分解して
- 若い女性がいる
- 女性が電車に乗っている
まずは対象物を言う、そのあと対象物の情報を付け足す、を意識して練習してみましょう。
写真描写で良く使う英語表現
写真描写で良く使う英語表現をいくつかご紹介します。
I can see a woman.
She has long hair / blue eyes.
She is wearing a white sweater.
She is listening to music.
She is walking on the street.
She is watching TV.
She is smiling / laughing.
She is angry.
She looks happy / angry.
There are a lot of vegetables on the table.
There is a big mountain in the background.
最初はこれらを使って話してみて、よりその写真に適した表現を講師から教えてもらってくださいね。
DMM英会話 『写真描写』は4.9以上の講師で予約しましょう
『写真描写』テキストは、生かすも殺すも講師次第の側面があります。
フレーズのバリエーションが豊富で、あれもこれも教えたい!みたいな前のめりな講師がおすすめです。
残念レッスンパターン
『写真描写』レッスンでこんなことがありました。
通りにたくさんの人がいます。
通りの両側にたくさんのレストランがあります。
何人かはカフェの外で座っています。
カップルが何か飲んでくつろいでいます。
・・・
そうだね。いいと思う。
他にない?
僕もそれ以外ないな。
2枚目いこか。
あっという間に1枚の写真が終わってしまい、3枚全て終わっても時間が余りました。
こんなレッスンだと、手ごたえ感じず残念ですよね。
一個人の経験ですが、評価4.8以下の講師だと残念パターン率が上がりました。
充実レッスンパターン
写真描写は答えがありません。だから教材をどう料理するかでレッスンの質が変わります。
評価の高い講師になると、
写真の背景には何が映っている?
隅っこのコレは何か分かる?
生徒が表現しきれなかったモノを見つけて、関連する単語を教えてくれます。
また、写真に写っている状況から発想を飛ばしてストーリーを作る発展練習もうながしてくれます。
例えば、上で出てきたお医者さんの写真であれば「長年入院して一緒に治療をがんばってきた患者さんの退院が決まり、2人で喜びあっている」とか
自分でアイデアが見つからない時、
この人は何を考えていると思う?
2人は何を話していると思う?
この後2人は何をすると思う?
発想を広げるためのヒントを出してくれる講師だと、イメージの言語化力が鍛えられますね。
私の経験では、評価4.9以上の講師には、生徒の話にプラスアルファを提供してくれる講師が多いと思います。
ちなみに私は、他社でも評価4.8以下の講師は受講しません。もちろん低評価でも相性の良い講師は存在しますがそれはレアパターン。これまでの経験だと、常に一定の質でレッスンを提供している講師は常に4.85以上です。
なので、より充実した『写真描写』レッスンにするためには評価4.9以上の講師をおすすめします。
DMM英会話 『写真描写』効果的な受け方
ここまでにご紹介してきた受け方のコツをまとめます。
- 写真を見ていない人が写真を想像できるように説明する
- 対象物を先に、背景を後で
- 細かな情報は後から付け足していく
『写真描写 中級』
- 予習写真を見て話すことを考えておく
- 初心者:英文まで考えておくのもアリ
- 中級者:日本語で箇条書き、英文は即興
予習の目的:沈黙の時間を減らす
初見の写真に考え込んでしまわないように - 講師選び評価4.9以上の講師で予約する
理由:生徒が作った英文にプラスアルファを提供してくれるから
- レッスン中ボキャブラリーパート
単語と例文のチェック
意味の分かる単語ならスキップしてOK
写真描写により多くの時間を割くこと - レッスン中写真に映っているモノ・状況を説明する
目に見えているモノを説明しイメージの言語化力を鍛える
- レッスン中添削・言い換え表現を教えてもらう
写真から発想を飛ばした物語を作れると英会話力アップにさらに効果的
できるだけ評価の高い講師で予約し、レッスン前に答えを組み立てておくことから始めてみましょう。
無料で体験できる!DMM英会話の『写真描写』レッスン
どんな優れた教材でも、個人の好みや相性に合うかはまた別。確かめるには「お見合い」するしかありません。
そのためにDMM英会話では2回の無料体験レッスンが用意されています。
もちろん無料体験でも『写真描写』レッスンが受けられます。
DMM英会話では2回の無料体験レッスンが用意されています。
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チケット2枚の有効期限は30日ありますので、余裕をもって体験できます。
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まずは無料体験からDMM英会話をお試ししてみてください。
まとめ:DMM英会話 『写真描写』の効果
DMM英会話のオリジナル教材『写真描写』のレッスン内容をご紹介しました。
思ったことを英語化するトレーニングになるのが『写真描写』。
まずは目に見えたモノを正確に言語化する練習をし、次に発想を飛ばして頭に浮かんだイメージの言語化へとステップアップしていく。すると、目に見えない気持ちや意思を伝えられるようになっていきます。
考えや感情を表現するディスカッションの基礎トレに最適です。
オンライン英会話のメリットが感じられる点は、生徒が話した英文を講師が添削したり、よりピッタリな表現に変えてくれること。これこそが英会話力レベルアップの秘訣!
思ったことを英語で伝えられるようになりたい!の夢に近づける教材です。
DMM英会話なら対面式のレベルチェックが何度でも受けられます。
テスト問題に写真描写がありますので、上達度が定期的に確認できます。
最後までお読みいただきありがとうございました。