和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ「箱根への道」2024年6月24日

和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
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NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』

2024年6月24日(月)放送分
オリジナル・ショート・ストーリー
「Road to Hakone -箱根への道-」

全文和訳してみました。

英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。

  • スラッシュリーディング訳
    英文を前から訳す
    意味はほぼ直訳
    テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています
  • 自然な日本語訳
    英文を後ろから訳す(返り読み)
    意訳を含み日本語らしい文章

森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。

お役に立てれば幸いです。

テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。

オープニング 森崎ウィンさんのトーク

Hello, everyone.

This is Morisaki Win for Enjoy Simple English.

毎週月曜日は、オリジナルの「Short Stories」

今日は「Road to Hakone、 箱根への道」

駅伝の出場を目指し、練習に励む陸上競技部。

指導するコーチが、実は、自分がかつてその駅伝でランナーとして走ったことがあると、マネージャーに告白します。

そして、知られざる過去が明かされるのでした。

Here’s today’s story.

Road to Hakone -箱根への道-

訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。

  • 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
    → スラッシュリーディング訳をご覧ください
  • 物語の全体的内容を理解したい場合
    → 自然な日本語訳バージョンをご覧ください

スラッシュリーディング訳バージョン

英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。

Coach Kondo: さあ、みんな、ここからは上り坂になるぞ。
必ず走り続けるんだ、同じペースで!
一生懸命練習することが、俺たちを箱根駅伝に連れていく!
おい、トシ、必ず車を運転するんだ、ランナーと同じ速度で。
それが君の仕事だ、チームのマネージャーとして。

Toshi: すみません、近藤コーチ。
あの、質問してもいいですか?

Coach Kondo: もちろんだ。

Toshi: あなたは箱根駅伝を走ったことがありますか?

Coach Kondo: ああ…ある。

Toshi: えー、それは知りませんでした。

Coach Kondo: 道路から目を離すんじゃない、トシ。

Toshi: すみません、コーチ。
もっと教えていただけますか?

Coach Kondo: それは20年前のことだ。
俺たちの大学の陸上部は、あまり強くなかった。
だが、不思議なことに、俺たちは運があった、その年は本当に良いランナーがいたんだ。
初めてだった、俺たちの大学が箱根駅伝を走るのは。
みんながとても誇りを感じていた。

Toshi: あなたはどの区間を走ったんですか?

Coach Kondo: 2区だ。

Toshi: 学校のスターは、通常2区を走ります!
なぜ私たちにそれを話さなかったのですか?

Coach Kondo: それは、俺が自分の区間を走り切れなかったからだ。

Toshi: 何が起こったのですか、近藤コーチ?

Coach Kondo: 冬は本当に寒かった、その年は。
それに、雨が降っていた、レース前に。

*******(20年前の再現ドラマ)

Teammate: 近藤先輩、1区は接戦です。
彼らは走っています、1つの大きな集団で。

Coach Kondo: 分かった、俺に任せろ。
必ず、1番になるよ、区間で(2区で)

Teammate: あなたならできます、先輩。
私たちはあなたを待っています!

*******

Coach Kondo: 俺はここだ!たすきを渡して!

First runner: はい、どうぞ!

Coach Kondo: よくやった!

First runner: 今は君次第だ。また後で会おう!

*******(20年前の再現ドラマ終わり)

Coach Kondo: 雨は、私の速度を落とさなかった。
俺は、先頭から30秒遅れだった。
しかし、俺は加速して1人追い越した、それからまた1人(追い越した)
そしてついに先頭の背中を見た。
私は思った。
「これは完璧だ。もし俺がこの速度で走り続けられれば、賞も取れるかもしれない、2区の最速ランナーとして。」
そのとき、何かがまともではないと感じた、右足に。
俺は足を殴って走り続けようとしたが…
俺は倒れた、冷たいアスファルト道路の上に。
起き上がって、再び走り始めようとした、
だが、ひどい負傷だった。
俺のコーチが私のそばに来て、起き上がるのを助けてくれた。
俺のチームはレースから外れた。

Toshi: そういうわけで、あなたは私たちに話さなかったのですね…
すみません、私が聞いてしまって。

Coach Kondo: 君が謝る必要はない。
過去のおかげで今の私がある。
それが俺に素晴らしいコーチになりたいと思わせている、(素晴らしいコーチになりたい理由は)チームを箱根駅伝に連れて行けるようにするためだ。
さあ、現在に集中しよう。
あれ?みんなはどこだ?

Toshi: すみません、コーチ。
あなたの話にとても集中していたので、チームを見失いました。

Coach Kondo: 何だって?

Toshi: チーム、どこにいるの?チーム?

自然な日本語訳バージョン

英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。

Coach Kondo: よし、みんな、ここからは上り坂だ。同じペースで走り続けろ!練習をがんばれば、箱根駅伝に行ける!
トシ、ランナーと同じ速度で車を運転するんだ。それがチームのマネージャーとしてのお前の仕事だ。

Toshi: すみません、近藤コーチ。
あの、質問してもいいですか?

Coach Kondo: もちろんだ。

Toshi: コーチは箱根駅伝を走ったことがあるんですか?

Coach Kondo: ああ…ある。

Toshi: ええ、知りませんでした。

Coach Kondo: トシ、前を見て運転しろ(道路から目を離すな)

Toshi: すみません、コーチ。もっと教えてください。

Coach Kondo: 20年前のことだ。俺の大学の陸上部はあまり強くなかった。だが不思議なことに、その年は運良く本当にいいランナーが揃ったんだ。それが俺の大学にとって初めての箱根駅伝だった。みんなすごく誇りに思っていたよ。

Toshi: どの区間を走ったんですか?

Coach Kondo: 2区だ。

Toshi: 学校のスター選手が、通常2区を走るんですよね!
どうして話してくれなかったんですか?

Coach Kondo: それは、2区を走り切れなかったからだ。

Toshi: 何があったんですか、近藤コーチ?

Coach Kondo: その年の冬は本当に寒くて、レースの前に雨が降っていたんだ。

*******(20年前の再現ドラマ)

Teammate: 近藤先輩、1区は接戦です。
1区は、1つの大きな集団で走っています。

Coach Kondo: 分かった、俺に任せてくれ。絶対に2区で1位になる。

Teammate: 先輩ならできます。待ってます!

*******

Coach Kondo: ここだ!タスキを渡せ!

First runner: 頼んだ!

Coach Kondo (younger): よくやった!

First runner: あとはお前次第だ。また後でな!

*******(20年前の再現ドラマ終わり)

Coach Kondo: 雨でスピードは落ちなかった。俺は先頭から30秒遅れだった。だが、加速して1人抜き、また1人抜き、ついに先頭の背中が見えた。俺は思った「完璧だ。このスピードで走り続けられたら、2区の区間賞も取れるかもしれない。」その時、右足に違和感を感じたんだ。足を叩いて走り続けようとしたが…冷たいアスファルトの道の上に倒れてしまった。立ち上がって走り始めようとしたが、重傷だった。コーチが俺のそばに来て、立ち上がるのを助けてくれた。チームはレースを棄権した。

Toshi: だから、僕たちに話してくれなかったんですね…聞いてすみませんでした。

Coach Kondo: 謝ることはない。過去のおかげで今の自分がある。それが素晴らしいコーチになりたいという気持ちにさせている、俺はチームを箱根駅伝に連れて行きたいからな。
さあ、今に集中しよう。
あれ?みんなはどこだ?

Toshi: すみません、コーチ。話に夢中になって、チームを見失ってしまいました。

Coach Kondo: 何だって?

Toshi: チーム、どこだ?チーム?

エンディング 森崎ウィンさんのトーク

The past makes me who I am today.

かっこいいねー!

「過去のおかげで今の自分がある」と。

これ、どこで使えるかな?

俺、絶対どっかで使いたいなと思います。

はい、駅伝ね、そもそも僕、日本に来てから知ったんですけれども、ま、ミャンマーでそもそも長距離ってあんまりないですね、暑い国なので。

相当体力ないと、きついと思います(笑)

でも言ってみたいね。

Leave it to me!

「僕にまかせて」って。

それでは、See you tomorrow!

藤子

外大卒
オンライン英会話 5年目
TOEIC 915点

英語を使う仕事を経験してきましたが、英作文や英会話スキルがなく、英語コンプレックスがありました。
44歳で英会話だけに焦点を絞った学習法に見直し。
手探りながら自分なりに進めてきました。
発音スクール→ネイティブキャンプでカランメソッド→DMM英会話→QQEnglishでREMS(2024年受講中)
現在は、カタコト英語を卒業し、英会話中級レベルに。

当ブログでは、これから始める大人の初級者さん向けに、オンライン英会話のレッスン内容をご紹介しています。レッスンを受けた気になれるようなリアルなレポートを意識して書いています。あなたのお役に立てましたら嬉しいです。

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