和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ「通信カラオケ」2024年6月26日

和訳:エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
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NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』

2024年6月26日(水)放送分
世界に誇るメイド・イン・ジャパン
「Online Karaoke Machines -通信カラオケ-」

全文和訳してみました。

英語学習の参考にしてくださっている方もおられますので、訳し方が異なる2パターンで日本語訳をしました。

  • スラッシュリーディング訳
    英文を前から訳す
    意味はほぼ直訳
    テキスト巻末のWord Listの訳を使用しています
  • 自然な日本語訳
    英文を後ろから訳す(返り読み)
    意訳を含み日本語らしい文章

森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。

お役に立てれば幸いです。

テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。

オープニング 森崎ウィンさんのトーク

エンジョイ・シンプル・イングリッシュ

森崎ウィンです。

毎週水曜日は「Japan’s Top Inventions」

今回の発明は「通信カラオケ、Online Karaoke Machines」

音楽をデータ化し、電話回線を使ってカラオケマシンに送る。

この新しいシステムを開発するため、人海戦術や大胆な方向転換が必要でした。

Let’s listen!

Online Karaoke Machines -通信カラオケ-

訳し方が異なる2パターンの和訳をしています。

  • 放送を聞きながら英語の語順で意味を取りたい場合
    → スラッシュリーディング訳をご覧ください
  • 物語の全体的内容を理解したい場合
    → 自然な日本語訳バージョンをご覧ください

スラッシュリーディング訳バージョン

英文を前から訳し、意味はほぼ直訳です。
放送を聞きながらや、テキストの英文を読みながら意味が取れるようになっています。
和訳だけを読むと不自然に感じられる部分がありますこと、ご了承くださいませ。

もしあなたがカラオケが好きなら / 知っていますね / どれほど簡単か / 曲を選んで歌い始めるのが。でも、それはいつもそう簡単ではありませんでした。

今日は、見てみましょう / どのように通信カラオケ機が作られたかを。

物語は1980年代に始まります。

名古屋のコンピュータ用プリンタ製造会社が開発しました / 自動販売機を / コンピュータソフトウェアを販売する。

ソフトウェアは機械(自動販売機)に送られました / 電話線を通じて。そして、機械(自動販売機)はフロッピーディスクをくれました / その中にソフトウェアを入れて。

ある日、その会社は頼まれました / 音楽データを販売するように / その自動販売機で。

このデータは歌の楽譜でした / (楽譜は)数字で書かれていました / ドレミのような音符の代わりに。

伊神和典いかみ かずのり氏が / この会社のエンジニア / 言います。
「データ版は、(生の音楽データより)ずっと(容量が)小さかったです。」

彼らは音楽を販売しましたが / あまり多くの人が買いませんでした。

(補足:数字で書かれた楽譜は、音楽大学の電子楽器用に発注を受けたものです。再現動画を見ると分かりやすいです。和訳の下にリンクを貼ったNHK WORLD JAPANの動画の4分20秒頃です。)

すぐに、チームはアイデアを思いつきました:カラオケです。

カラオケは人気でした / バーで / 当時。

音楽は保存されていました / レーザーディスクに。

伊神いかみ氏は言います。
「1枚のディスクが30曲を収めることができました。機械は冷蔵庫くらいの大きさでした!」

チームのアイデアは、通信カラオケサービスを作ることでした。

会社はすべての曲を保存できました / サーバーに。

バーのお客さんが曲を求めると / それが送られました / 小さな機械に / バーにある。

まず、チームは許可を得ました / 3,000の人気曲を使用するための。

プロのミュージシャンたちが音符を書き留め、そしてこの情報は音楽データに変えられました。

「約100人の人がいました / それに取り組んでいるのは。多くの時間と労力がかかりました。」

次に、チームは取り組みました / 音を作り出すことに / このデータから。

彼らは技術を使用しました / シンセサイザーに似た。

データが機械に入り、ギター、ドラム、他の楽器の音が出てきました。

ついに、1992年9月、機械は準備が整いました。

残念ながら、バーはそれを買いたがりませんでした。

彼らの顧客のほとんどは年配で / 古い曲が好きでした。新しいカラオケサービスは許可を持っていませんでした / いくつかの有名な古い曲を使うための。

「お客様方は怒りました / なぜならお気に入りの曲が利用できなかったからです。」

チームは決定しました / 計画を変更することに。

彼らは追加しました / さらに2,000曲を / 若者に人気のある。

この頃、レンタルカラオケルームが人気になっていました。

彼らは今や小さな機械を持っていました / 5,000曲を収めた。

チームはパーティーを開きました / お祝いするために。

彼らはカラオケ機を持ち込みました / パーティールームに / そして歌を歌いました / 次々と。

みんなが楽しい時間を過ごしていました。

すると突然、パーティールームのマネージャーが軽くたたきました / あるチームメンバーの背中を。彼らは騒ぎすぎていたのでしょうか?

すると、マネージャーが言いました。
「この機械を私たちに売っていただけますか?」

その瞬間、チームメンバーたちは分かりました / 自分たちの製品がヒットする可能性があることを。

その後すぐ、機械は設置されました / レンタルカラオケルームに。

この新しいスタイルのカラオケは大ヒットしました / 若者の間で / 日本中の。

自然な日本語訳バージョン

英文を後ろから訳し(返り読み)、意訳も含み日本語らしい文章にしています。

もしあなたがカラオケ好きなら、曲を選んで歌い始めるのがどれほど簡単かご存じでしょう。しかし、いつもそう簡単だったわけではありません。今日は、通信カラオケ機がどのようにして作られたかを見てみましょう。

物語は1980年代に始まります。

名古屋のコンピュータ用プリンタ製造会社が、コンピュータソフトウェアを販売する自動販売機を開発しました。ソフトウェアは電話回線を通じて機械に送られ、機械はそのソフトウェアが入ったフロッピーディスクを提供しました。

ある日、その会社は自動販売機で音楽データを販売するよう依頼されました。このデータは、ドレミのような音符の代わりに数字で書かれた楽譜でした。

この会社の技術者である伊神和典いかみ かずのりさんはこう話します。
「データ版は、(生の音楽データより)ずっと(容量が)小さかったです。」

彼らは音楽を販売しましたが、あまり多くの人が買いませんでした。

(補足:数字で書かれた楽譜は、音楽大学の電子楽器用に発注を受けたものです。再現動画を見ると分かりやすいです。和訳の下にリンクを貼ったNHK WORLD JAPANの動画の4分20秒頃です。)

やがて、チームはアイデアを思いつきました。カラオケです。

当時、カラオケはバーで人気がありました。音楽はレーザーディスクに保存されていました。

伊神いかみさんは言います。
「1枚のディスクに30曲収めることができました。機械は冷蔵庫ぐらいのサイズでした!」

チームのアイデアは、通信カラオケサービスを作ることでした。

会社はすべての曲をサーバーに保存できました。バーの客が曲を求めると、その曲がバーの小さな機械に送られました。

まず、チームは3,000の人気曲を使用する許可を得ました。プロのミュージシャンたちが音符を書き留め、この情報が音楽データに変換されました。

「約100人がこの作業に取り組みました。多くの時間と労力がかかりました。」

次に、チームはこのデータから音を作り出す作業に取り組みました。彼らはシンセサイザーに似た技術を使用しました。データが機械に入力されると、ギター、ドラム、その他の楽器の音が出てきました。

ついに、1992年9月、機械は完成しました。

残念ながら、バーは購入したがりませんでした。バーの客のほとんどは年配で、古い曲を好んでいました。新しいカラオケサービスには、有名な古い曲を使用する許可がありませんでした。

「お客様方は、お気に入りの曲が利用できないとお怒りでした。」

チームは計画を変更することにしました。

若者に人気のある2,000曲をさらに追加しました。

この頃、レンタルカラオケルームが人気になりつつありました。

彼らには今や5,000曲が入った小さな機械がありました。チームはお祝いのパーティーを開きました。カラオケマシンをパーティールームに持ち込み、次々と歌を歌いました。みんな楽しい時間を過ごしていました。すると突然、パーティールームのマネージャーが、あるチームメンバーの背中を軽くたたきました。騒ぎすぎたのでしょうか?

すると、マネージャーが言いました。
「この機械を売っていただけませんか?」

その瞬間、チームメンバーたちは自分たちの製品がヒットする可能性があることが分かりました。その後すぐに、機械はレンタルカラオケルームに設置されました。

この新しいスタイルのカラオケは、日本中の若者たちに大ヒットしました。

参考資料

ストーリーの元となったNHK WORLD JAPANの番組動画です。

(動画の18分30秒頃)カラオケの将来は…AIがリアルタイムで自動的に音程を合わせるようになるかもしれない。そうすれば、歌が苦手な人も人前で歌いやすくなる。

和訳にあたり、「ブラザー工業株式会社」と「株式会社エクシング」のHPを参考にしました。

エンディング 森崎ウィンさんのトーク

もうカラオケ大好きです、僕も。

だから、発明してくれてほんとに感謝しております。

でもやっぱ最初はね、なかなかバーとかで買ってもらえなかったんですね。

unfortunately

残念なことにそんな過去もあった。

ただそれを乗り越えたから今がある。ありがたい!

See you tomorrow.

藤子

外大卒
オンライン英会話 5年目
TOEIC 915点

英語を使う仕事を経験してきましたが、英作文や英会話スキルがなく、英語コンプレックスがありました。
44歳で英会話だけに焦点を絞った学習法に見直し。
手探りながら自分なりに進めてきました。
発音スクール→ネイティブキャンプでカランメソッド→DMM英会話→QQEnglishでREMS(2024年受講中)
現在は、カタコト英語を卒業し、英会話中級レベルに。

当ブログでは、これから始める大人の初級者さん向けに、オンライン英会話のレッスン内容をご紹介しています。レッスンを受けた気になれるようなリアルなレポートを意識して書いています。あなたのお役に立てましたら嬉しいです。

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