NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2026年4月17日(金)放送分
英語で味わう名作舞台
『KANJINCHO Part 3』
勧進帳 第3回
全文和訳してみました。直訳と意訳の間ぐらいで訳しています。
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Hi, everyone. It’s Friday!
This is Morisaki Win for Enjoy Simple English.
今年度、毎週金曜日にお送りするのは「Stories from the Stage、英語で味わう名作舞台」
今日は「勧進帳」の第3回です。
関所を守る役人富樫は、弁慶が本当に山伏なのか、それとも変装なのか、見極めるため、修験道に関する質問をしてきました。
さて、弁慶は答えることができるのでしょうか。
ストーリーに出てくる、
“sword” は「剣」
“donate” は「寄付する」
“Lotus flower” は「蓮の花」
そして、”ritual” は「儀式」ですよ。
Let’s listen together.
前回までの「勧進帳」
KANJINCHO Part 3「勧進帳 第3回」
直訳と意訳の間ぐらいで訳したつもりですが、聞いた雰囲気のまま書くと、大河ドラマ調になってしまいました…
Narration:
義経、弁慶、そしてその兵たちは関所で止められている。
関守の富樫が、修験道について弁慶に問い始める。
Togashi:
多くの僧は平和を願うが、山伏はいかにも力強く見える装束を身につけておる。
それは何ゆえか?
Benkei:
それを説明するのは、たやすいこと。
修験道は不動明王の教えに従うもの。
それは慈悲と知恵を合わせたものにございます。
我らは心では優しく、しかし恐ろしい装束を身につけるのです、人々が仏の教えを破るのを防ぐために。
Togashi:
そなたが被っておる小さな黒い帽子。
それは何だ?
Benkei:
我らの帽子は、兵の兜のようなもの。
我らはこれを被るのです、誰も歩んだことのない道を安全に歩み、高き山々を越えるために。
(構文:so (that) ~)
Togashi:
僧として、殺生はできぬ。
何ゆえ刀を携えておるのだ?
Benkei:
我らは信じております、多くの者を救うため、一人の悪人を殺すことが正しいと。
Togashi:
では、その八ツ目わらじは?
Benkei:
これは思い起こさせるためでございます、我らが極楽浄土にある蓮の花の八枚の花びらに座しておることを。
Togashi:
九字の儀式における九つの言葉は何だ?
Benkei:
それらは通常、明かさぬことにございます、ですがお答えしましょう、そなたが拙者の誠実さを疑っておられるゆえ。
九つの言葉とは、臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前。
いまだ拙者を信じられぬなら、さらに問いをお尋ねください。
Narration:
富樫は深く感心する。
Togashi:
そなたを信じなかったこと、申し訳なく思う。
拙者も寄付をしたい。
供え物を持って参れ!
Narration:
番士たちが、見事な白袴、絹の反物、そして二袋の金を持ってくる。
Benkei:
かたじけのうございます。
そなたは、現世と来世で平安が訪れましょう。
我らは旅をせねばならぬゆえ、金のみいただき、他の品々は預けておきます。
来月、京へ戻る道中、受け取りに参ります。
さあ皆のもの、門を通る許しを得たぞ。
Narration:
山伏の一行は、喜んで通り抜け始める。
その時、一人の番士が指差す、荷運びの姿をした義経を。
富樫が叫ぶ。
Togashi:
待て!
荷物を持ったそこのお前。止まれ!
Narration:
弁慶が、富樫と義経の間に割って入る。
Benkei:
何ゆえ、この者を止めたのです?
Togashi:
番士の一人が申しておる、こいつが似ておると、我らが捜しておる男に。
義経公に似ていると。
Narration:
弁慶が義経の方を向き、言う。
Benkei:
ひどく腹立たしい!
日没前に、目的地へ辿り着きたかったのだ、だがお前は歩くのが遅すぎる。
お前が仕事をしっかり果たさぬから、皆がそなたを別人だと思うのだ。
役立たずめ!
わしをここまで怒らせるとは!
思い知らせてくれるわ!
Narration:
弁慶は義経の杖に手を伸ばし、それ(杖)で彼を打ち始める。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
これは悲しいな…
荷物持ちに扮した義経が、本人だと見破られそうになったのを見て、弁慶が義経を、木の杖で打ち据えましたよ。
これ、このあと、どうなってしまうのでしょうか。
See you next Monday!



