英検準1級の『文で覚える単熟語』、通称「文単」を始めました。
英検の勉強は初めてで、元々アカデミックな単語や文法も苦手です。
そこで、サボり防止のために、各回を日本語で100字程度で要約し、Xへ投稿するようになりました。
Xではポストが流れてしまうため、今後の復習用にこちらにまとめることにしました。
参考にしていただくに当たりまして、以下の点にご留意くださいませ。
- 私の判断で要点を抜粋しています
- 「文単」の訳文とは、表現が異なる箇所が多数あります
- 文字数の都合上、内容を省略しています
この記事は、自然・環境編です。
①砂漠を食い止める
Stopping the Desert
(会話形式:男女の会話)
モンゴルと中国にまたがる巨大な寒冷のゴビ砂漠が巨大化している。
原因は砂漠化。
住む場所を追われた人々が乾燥地に住む
↓
農地転換のために植物を伐採する
↓
木々を根こそぎ伐採すると土壌の水分が蒸発する
↓
そこで作物を栽培する
↓
土壌が肥沃さを失う
↓
不毛な土地になる
↓
砂漠化
対策のため、中国政府が何百万本と植林した結果、新たな環境問題が起きている。
②地球温暖化を疑う人々
Global Warming Doubters
(会話形式:教授と生徒の会話)
以前は、気候変動に対して懐疑的な科学者はかなり多かったが、今は減った。
地球温暖化の原因は、人間が放出する温室効果ガス。
環境に壊滅的な影響を与えている。
地球温暖化を食い止める行動を、学術的な議論で否定する人たちがいる。
それは石油産業で潤っている人たちである。騙されてはいけない。
③ゴキブリの重要性
The Importance of Cockroaches
(長文形式)
人間は、ゴキブリを害虫としてみなし、不潔な昆虫として駆除に必死。
テキサス大学のゴキブリ専門家は、世界からゴキブリがいなくなるとマイナスの影響があると指摘。
【ゴキブリの役割】
- ネズミ等の小型哺乳類の餌
- ゴキブリの消化物である窒素は植物の栄養
- 世界の森林の健全はゴキブリにかかっている
生態系はどの部分も重要である。ゴキブリを人間が根絶して良いものだろうか。
④「Wow!シグナル」に応答する
Answering the Wow! Signal
(長文形式)
他の惑星からの電波信号を探査している多くの一般人がいる。
1977年、オハイオ州の天文学者が信号を検知した。
平均より30倍強力な信号に驚き「Wow!」と言ったから「Wow!シグナル」
地球外知的生命体からの本物のメッセージかどうかは…?
ET=extraterrestrial
読み方はextra/terrestrialで分けると練習しやすい。
準1級には地球外知的生命体の問題も出るの?
⑤年長の生命体
Senior Organisms
(長文形式)
人間の寿命は70年。
寿命が30分の昆虫もいる。
植物は…
- カリフォルニアに4,800年以上の松
- スウェーデンに9,550年の木
- ユタ州には1本の寿命は75年だが、遺伝的には8万年の松がある
survivor!
⑥もう1つの失われた環-1
Another Missing Link①
(長文形式)
数百万年前に絶滅した人類の祖先ヒト科。
化石は希少。
2008年、新種が南アフリカの洞窟で見つかった。
子供の頭蓋骨と他3人の骨の化石。
洞窟内には多くの動物の化石もあった。
次へ続く。
⑦もう1つの失われた環-2
Another Missing Link②
(長文形式)
新種のヒト化の化石は約200万年前のものだった。
【特徴】
- 人類と同じ:直立歩行/小さな骨格/歯
- 初期のヒト科と同じ:原始的な足/小さな脳
- 猿と同じ:長い腕
アウストラロピテクスの子孫ぽい。
サルから人類への進化を解明する化石はまだ少ない。
⑧カカオなしのチョコレート-1
Chocolate without Cacao①
(長文形式)
チョコレート大量生産のために行った、カカオ栽培の結果が深刻である。
- コートジボワールの森林80%消滅
- 子供の強制労働
- CO2排出量は肉/乳製品生産と同等
2021年、ドイツのスタートアップ企業がカカオを分析し、他の材料でチョコ風味を再現。
コスパも良く、CO2排出量も少ない。
次へ続く。
⑨カカオなしのチョコレート-2
Chocolate without Cacao②
(長文形式)
チューリッヒの大学も人工チョコ開発中。
- カカオ細胞を実験室で培養
- 費用がかかる
人工チョコの開発はカカオ農家の生計を奪うためではない。業界の正常化のため。
- CO2排出量削減
- 児童労働を失くす
⑩動物の言語をめぐる論争-1
The Debate over Animal Language①
(長文形式)
動物が人間の言語を使えるか?
生物学者間でも意見が分かれる。
【有名な調査研究】
- ゴリラ Koko (メス)
音声無理
2,000語以上のアメリカ手話
願望&感情を伝える - ヨウム Alex
150語話せる
思考&感情を伝える
以上は、動物の言語習得を全否定できないことを示す例。
次へ続く。
補足:ヨウム=オウムの一種、灰色のオウム
⑪動物の言語をめぐる論争-2
The Debate over Animal Language②
(長文形式)
ある動物科学者が、チンパンジーを使った研究結果を元に批判した。
→ご褒美目当ての行動を、人間の言語を習得した、と人間が解釈しているだけ
説得力があったため、肯定派が慎重になった。
では、動物同士に言語はあるか?
アシカやプレーリードッグが、仲間に伝える音を発していることは、長年の研究からわかっている。
ただし、人間が音の内容を証明するのは困難。
意見は対立中。
⑫最短コースを見つける-1
Finding the Beeline①
(長文形式)
ハチの魅力
- 授粉
- 集団協力
- 勤勉
- 花の位置を正確に記憶
- 位置をダンスで伝え合う
ロンドンのチームが新発見
- 衝動的な移動ではない
- 最短ルートを計算してる
- 往復のエネルギー消費を考慮している
その方法は謎。
次へ続く。
⑬最短コースを見つける-2
Finding the Beeline②
(長文形式)
蜂の脳の大きさは人間の10万分の1
実験:造花6本を複雑に配列し、720通りのルート
結果:80回移動しただけで、最善ルートを見つけ記憶した
有力説:ランダムに飛び、移動の度に前回と比較し、良い方を採用しながら練り上げていく
⑭チェルノブイリ 野生生物の楽園?
Chernobyl – A Wildlife Paradise?
(長文形式)
- 原爆の400倍の放射能が放出
- 事故直後は人間も動物も重度の奇形と多数の死亡あり
- 周囲30kmは立ち入り禁止区域
- 事故から30年以上経過
- ここ10年の研究で動物の個体数が劇的に増加している
- ある専門家:人間がいないことで生物多様性が起きた
- 動物の健康状態の研究必要
⑮空気からガソリンを作る-1
Making Gasoline out of Air①
(長文形式)
気候変動に対処するためには、大気中に放出される汚染物質の量を減らさなければならない。
二酸化炭素は地球にとって群を抜いて有害。
化石燃料に変わるエネルギーが必要だが、乗り物にはガソリンが必要。
カナダの会社が、空気から合成ガソリンを作る技術を考案した。
【作り方】
- 空気から二酸化炭素を取り出す
- 二酸化炭素を浄化する
- 水を電気分解して水素を取り出す
- 浄化した二酸化炭素と水素を科学的に合成
- 乗り物に使用できる液体燃料ができる
次へ続く
⑯空気からガソリンを作る-2
Making Gasoline out of Air②
(長文形式)
カナダの会社の工場は、合成ガソリンの製造過程で二酸化炭素排出量がゼロ。
問題は1トンにつき100ドルのコスト。
- 炭素税がある地域:100ドルは安い
- 炭素税がない地域:ガソリンの方が安い
会社は語る。
- 生産量が増えればコストは下がる
- 製品の成功にも自信がある
- 合成ガソリンは低炭素社会の良い前例となる
おわり