『カランメソッド ステージ2』のレッスンを再現します。
- カランメソッド ステージ2の内容
- カランメソッド ステージ2の効果
- ステージ2のレッスン数・時間
- ステージ2にかかった費用
カランメソッド開始時はTOEIC 790点、仕事では英文メールも毎日書いていた私が、ズタボロに打ちのめされたカランメソッド レベルチェックの様子はこちら。
レベルチェックをきっかけに「絶対英語ペラペラになってやる!」とやる気満々でスタートしたカランメソッド。
ステージ1の興奮状態のまま突入したステージ2の模様をご覧ください。
カランメソッド ステージ2の内容
ステージ2は超初級から初級への移行。英語の基礎段階で、私と同世代の昭和の義務教育なら中学2年生で学んだ内容です。
単語も中学レベル。テキストの巻末に掲載されている単語リストをチラッと↓
ざっくり文法事項を並べると、
文章は、はじめは5単語、テキストの終わりにつれ15単語ぐらいの長さになります。
ステージ2も、イラストを見たり、講師がジェスチャーしたり、机にある本やペンを使ったりで、見たものを見たまま表現する練習が中心です。
加えて、形容詞も出てきます。イラストやジェスチャーといった視覚的に表現できない単語を使って、頭の中だけでイメージする練習も始まります。
- beautiful
- handsome
- ugly
- expensive
- cheap
文法の説明も全て英語です。中学文法なので、全部聞き取れなくても解説内容は何となく分かりますが、英語での文法用語は知っていると解説が理解しやすくなります。
この後のステージでも出てきますので覚えるなら早いうちがラク。
- verb(動詞)
- noun(名詞)
- adjective(形容詞)
- present simple(現在形)
- present continuous(現在進行形)
- singular(単数)
- plural(複数)
- infinitive(不定詞)
- auxiliary verb(助動詞)
ネイティブキャンプでカランメソッド ステージ2 受けてみた
どんなレッスンだったか、実際に私が受けたレッスンを再現していきますね。
私がカランメソッドを受けたのはネイティブキャンプです。
あいさつ&進捗確認
Hello! Can you see me? And hear me clearly?
見えてる?聞こえてる?
Yes.
My name’s L. I’m your English teacher today.
私が今日の先生 L。よろしく。
What’s your name?
お名前は?
Fujiko.
Nice to meet you, Fujiko.
How are you?
今日はどない?
I’m fine, thank you.
ステージ1の頃と変わらずで、まだまだぶっきらぼうなあいさつでした。
You chose “Callan Method” today. Is this correct?
今日のレッスンはカランメソッドですね?
Yes.
Before we start, if I’m not mistaken, you’ve finished stage2 paragraph xx, last head word “xxxxx”.
Am I correct?
始める前に、私が間違ってなければ、ステージ2 パラグラフxxx 最後の単語は”xxxxx” まで終わってますね。
合ってますか?
Yes.
この進捗確認も決まり文句だということが、ステージ2でやっと分かってきました。
Daily Revision
カランメソッドは必ず「Daily Revision(デイリーリビジョン)」と呼ばれる復習パートから始まります。
前回の終了時点からさかのぼって、おさらいします。
ステージ1と2の時は「Daily Revisionとは?」が分かってなくて、「さかのぼったところからやり直すのが復習パートなんだな」ぐらいのふわっとした理解のままやってました。
どこから始まるのか分かってなかったので、ただ講師の後を必死についていくだけ。
OK. Let’s start from daily revision.
では、daily revisionから始めましょう
Are you ready?
準備はいいですか?
Yes.
ステージ2らしさが分かる文章をピックアップしてみますね。
自分で答えを選ぶ問題もステージ2では登場します。
質問が2回繰り返されます。
Which do you prefer : tea or coffee?
Which do you prefer : tea or coffee?
答えの選択権が生徒にある時、とっさに自分で文章が作れなかったら、答えたい側の単語だけ言うと講師が文章にしてくれます。
coffee
優先するのは沈黙の時間をゼロにすること。スピード勝負です。
I prefer coffee to tea.
答えを聞きながら同時にシャドーイング。
I prefer coffee to tea.
次の質問
Do the English generally prefer coffee?
Do the English generally prefer coffee?
イギリス人は一般的にコーヒーを好みますか。
先に出てきた文章の一部を少しずつ変えて次々出てくるのもカランの特徴です。
No, the English don’t generally prefer coffee; they generally prefer tea.
いいえ、イギリス人は一般的にコーヒーを好みません。 彼らは一般的に紅茶を好みます。
No, the English don’t generally prefer coffee; they generally prefer tea.
前回よりスムーズに言えたり意味がサクッと取れたりするのがうれしくて、復習パートがどんどん好きになっていきました。
ステージ1では7~8分ぐらいで復習パートが終わりました。
New Work
今日のメインのレッスンです。
OK. Let’s have a new work.
ここでもステージ2らしさが分かる文章をピックアップしてみますね。
まずはhead wordの確認
Repeat.
the fewest
the fewest
the least
the least
the one
the one
単語や文法の説明がはじまります。
Listen.
The difference between “the fewest” and “the least” ……
(the fewestは数えられる名詞で使い、the leastは数えられない名詞で使うの説明)
やたらと長い文法解説もあります。ステージ2当時は、必死で聞いて理解しようとする努力はしてましたが、意味が分からなくてもしゃーないと開き直ってました。
文法解説はテキストにも書いてあります。
レッスン外の時間で目を通しておくと、レッスン中の理解度が全然違います。
私はステージ3からレッスン前に読んでおくようにしました。
For example, …
For exampleが聞こえると「そろそろ質問文が始まるな」と心の準備ができるようになりました。
単語説明の終わりは合図がなく、急に質問文2回がはじまります。
Give me a sentence with “the fewest” in it, please.
Give me a sentence with “the fewest” in it, please.
“the fewest”を含む文章を教えてください。
In my family, my brother is the one who reads the fewest books.
初めて聞く文章で今から何を言うか分からないけど、聞こえたらすぐシャドーイングでついていきます。
In my family, my brother is the one who reads the fewest books.
「家族の中で、兄が一番読書が少ない」とふわっとした理解で、次の文章がもう始まります。
Give me a sentence with “the least” in it, please.
Give me a sentence with “the least” in it, please.
“the least”を含む文章を教えてください。
In my family, my sister is the one who eats the least bread.
In my family, my sister is the one who eats the least bread.
さっきの文章から単語が入れ替わっただけなので「お姉ちゃんが朝食で食べるパンが一番少ない」と意味がとりやすくなります。
今回のパートでは、the fewestは数えられる名詞としてbook、the leastは数えられない名詞としてbreadが出てきました。
カランの実態は、単語や文法の解説を聞く→例文の中で使い方を学ぶ、を延々とやる反復トレーニングです。
知っている文法を使える文法にグレードアップさせる脳トレです。
Reading
OK. Let’s have reading.
Please open your text book.
テキストを開いてください
Please read from stage2 paragraph xxx next head word “xxxxx”.
ステージ2 パラグラフxの”xxxxx”から読んでください。
can
Can you speak Japanese?
Yes, I can speak Japanese.
リーディングを読む箇所は、New Workをすでに終えたところ、つまり何レッスンも前にやったところを読みます。
上の例は、ステージ2の最初の方ですが、後から読むと簡単に感じます。
カランは少しずつ文章のレベルがあがっていくのですが、上がり方が緩やかすぎて境目に気付きません。さかのぼるとそのギャップに驚いたりします。
OK. We don’t have enough time.
時間が来ましたね。
レッスン残り20秒ぐらいで講師が止めてくれます。
New work progress is Stage 2 paragraph xxx, last head word is “xxxxx”, and your reading progress is Stage 2 paragraph xxx, last head word is “xxxxx”.
今日のNew Workはステージ2パラグラフxx、最後の単語は”xxxxx”
リーディングはステージ2パラグラフxx、最後の単語は”xxxxx”
時間がないので講師がカランより早口になります。ステージ2当時はまだ聞き取れませんでした。
Thank you for taking my class! See you! Bye.
Thank you. Bye!
ネイティブキャンプでは、時間が来るとシステムが画面を自動切断します。最後の挨拶はByeが言いきれずにブチっと画面が閉じてしまうこともありました。
それぐらい、カランの文章だけ話して25分間を使いきるのがカランのレッスンです。
カランメソッド ステージ2 かかった時間は?
ステージ2は合計21レッスンで終了しました。
New Work | 16回 | 400分 |
Quick Stage Revision | 1回 | 25分 |
Full Stage Revision | 4回 | 100分 |
合計 | 21回 | 525分 (8時間45分) |
ステージ2のパラグラフ数は76あり、New Workは1レッスン当たり4~5パラグラフ進みました。
偶数ステージでは、New Workが全て終わるとQuick Stage Revision(略してQSR)と呼ばれる1つ前のステージの復習回があります。つまり、ステージ2で行われるQSRはステージ1の内容。
したがって、偶数ステージは奇数ステージよりQSR分だけレッスン数が多くなります。
Quick Stage Revisionが終わると、Full Stage Revision(略してFSR)と呼ばれる総復習回へ進みます。
このステージ2の合計21レッスンは6日間で終わりました。ステージ1からの脳の興奮状態が冷めないままで1日5レッスンを一気に受けた日も。
ネイティブキャンプのカランメソッドは予約が必要ですが、1日のレッスン数に上限がないため、受けたい時に受けたいだけ受けられる自由度が私には合ってました。
カランメソッド ステージ2にかかった費用
2023年7月『カラン受け放題オプション』がリリースされました。
解説記事 ネイティブキャンプ カラン受け放題のメリット・デメリット
そしてなんと、ステージ2でかかった費用は月会費の6,480円のみ。理由は、ネイティブキャンプの特典を最大限活用したから。
- 新規入会特典コイン
- コインプレゼント企画
- 新人講師半額
- 講師都合キャンセルのお詫びコイン
プレゼントコインや半額予約を使って、月会費だけでステージ2を終えることができました。
ステージ2までテキストを購入しなかった
ステージ1と2はテキストなしで受講しました。(本記事掲載の写真は後日購入)
ネイティブキャンプなら自前のテキストがなくてもリーディングができます。アプリで受講すると、残り5分になるとリーディング用にテキストが自動で表示されるんです。
なので、受講前から買っておかなくても大丈夫で、予習・復習用に欲しいと思ってからテキストを購入してもOKです。
カランメソッド ステージ2の感想
ステージ1は要領も良く分からず講師のなすがままという感じでしたが、ステージ2で少し落ち着けました。
絵やジェスチャーを見てイメージで英語を理解する頭の使い方もかすかに分かり始めた感じ。
講師との相性にも気付き始めます。相性の良い講師の条件はまだ良く分かりませんでしたが、「明らかにこの講師とはやりにくい」は感じることがありました。
聞きながら話すため、息が合わない人とやるとズレたり噛み合わなかったりで心地悪さがありました。
ウオーミングアップから本格的なトレーニングに変わった
最初はステージ1の延長で「I’m sitting on a chair.」と文法の説明がなくても理解できる文章です。
ただステージ2の出だしに突然現れる長文に面食らいました。
The difference between the present continuous and the present simple is that we use the present continuous for an action we are doing now, whereas we use the present simple for an action we do generally.
現在進行形と現在形の違いは、現在進行形を現在行っている動作に使用するのに対し、現在形は一般的に行う動作に使用することです。
この「The difference between A and B is that A … whereas B … 」はカラン名物の1つで、似た者同士の文法や単語の違いを説明するときに登場します。
最後のステージ12まで何度も出てきます。その記念すべき第1回目がステージ2。
「急にこの長い文章なんなん?」と思いつつ、シャドーイングし終われば、もう次の文章に進んでしまいます。意味がとれないままでしたが、前の文章を気にしている暇はなく今の講師の声を聞き漏らすわけにはいきません。
「ステージ1はカランの準備体操で、ステージ2から本格的にカランメソッドが始まるんだな」と思った瞬間でした。
ステージ2は難しい?
長文に限らず、1回聞いただけでは「ん?」と意味が取れない文章もちらほら。
読み書きできても会話ができない状態から抜けるにはまずこの壁からか、と長年の謎がすっと解けたような、私のスピーキングの限界点はこれだったかと腑に落ちました。
ステージ2の文章自体が英語として難しいとかレベルが高いというより、文字に頼らず話せる内容ではないものが出てくるので、余裕はなく超集中モード。
ステージ1と2は予習も復習もなし、テキストも一切見ず一気にレッスンを受けましたが、ステージ2の途中からは「予習した方がいいかもしれない」と思いながら受けてました。
カランメソッド ステージ2で感じた効果
ステージ2でレベルアップした実感はまだなし
ただ、英語と絵やジェスチャーを結び付けイメージで理解できるようになり、英語と日本語を訳して考える頭のクセが、上書きされていくような感覚でした。
英単語を聞いた時に日本語訳より先に絵が浮かぶ感じ。
これってもしかして英語脳?と光が見え始めた気はします。
まとめ
カランメソッド ステージ2の内容をご紹介しました。
カランは、英語の勉強というより英語脳を作る脳トレ。
何か脳に新しい回路ができ始めた気がする、これがうわさの英語脳?、そんな感触がかすかに芽生えたステージ2でした。
無料でカランメソッドを受ける方法
オンライン英会話でカランメソッドが受けられるのは、QQEnglishとネイティブキャンプ。
2社とも無料体験があり、無料体験からカランメソッドの受講が可能です。
初回レベルチェックでは最後に模擬レッスンの時間もあります。
無料体験を利用して、カランメソッドと他の英語学習法との違いをぜひ体験していただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。