今回はネイティブキャンプで受けた『カランメソッド ステージ3』のレッスンを再現します。
- カランメソッド ステージ3の内容
- カランメソッド ステージ3の効果
- ステージ3のレッスン数・時間
- ステージ3にかかった費用
カランメソッド開始時はTOEIC 790点、仕事では英文メールも毎日書いていた私が、ズタボロに打ちのめされたカランメソッド レベルチェックの様子はこちら。
レベルチェックをきっかけに「絶対英語ペラペラになってやる!」とやる気満々でスタートしたカランメソッド。
ステージ1,2の興奮状態もおさまり、腰を据えてカランに向き合えるようになったステージ3の様子をご覧ください。
カランメソッド ステージ3の内容
ステージ3も初級。私と同世代の昭和の義務教育なら中学2年生で学んだ内容です。
テキストの巻末に掲載されている単語リストをチラッと↓
ざっくり文法事項を並べると、
文章は、はじめは10単語、テキストの終わりにつれ20単語ぐらいの長さになります。5単語だったステージ1に比べるとずいぶん長文になりました。
ステージ3も引き続き、イラストや講師のジェスチャーを見たまま表現する練習もありますが、半分ぐらいに量が減ります。代わりに自分の頭の中だけでイメージしなければならない文章が増えます。
中2レベルですが、ステージ3の文章が話せるようになれば結構な日常英会話ができます。
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ステージ2から登場した文法解説ですが、ステージ3では回数が増えていきます。
文法用語の英語バージョンは学校で習ってない人も多いと思いますので、先にチェックしておくと解説が理解しやすくなりますよ。
- regular verbs(規則動詞)
- past tense(過去形)
- gerund(動名詞)
- preposition(前置詞)
- questions(疑問文)
- positive(肯定)
- negative(否定)
- comparative(比較級)
- superlative(最上級)
- syllable(音節)
ネイティブキャンプでカランメソッド ステージ3 受けてみた
どんなレッスンだったか、実際に私が受けたレッスンを再現していきますね。
私がカランメソッドを受けたのはネイティブキャンプです。
あいさつ&進捗確認
Hello! Can you see me? And hear me clearly?
見えてる?聞こえてる?
Yes.
My name’s L. I’m your English teacher today.
私が今日の先生 L。よろしく。
What’s your name?
お名前は?
Fujiko.
Nice to meet you, Fujiko.
How are you?
今日はどない?
I’m fine, thank you.
あいさつも緊張しなくなりスムーズになってきました。
You chose “Callan Method” today. Is this correct?
今日のレッスンはカランメソッドですね?
Yes.
Before we start, if I’m not mistaken, you’ve finished stage3 paragraph xx, last head word “xxxxx”.
Am I correct?
始める前に、私が間違ってなければ、ステージ3 パラグラフxxx 最後の単語は”xxxxx” まで終わってますね。
合ってますか?
Yes.
Daily Revision
カランメソッドは必ず「Daily Revision(デイリーリビジョン)」と呼ばれる復習パートから始まります。
前回の終了時点からさかのぼって、おさらいします。
ステージ3からは復習をするようになり、daily revisionで該当する箇所はレッスン前にざっとテキストに目を通していました。
OK. Let’s start from daily revision.
では、daily revisionから始めましょう
Are you ready?
準備はいいですか?
Yes.
ステージ3らしさが分かる文章をピックアップしてみますね。
Yes/No選択問題が登場します。
質問が2回繰り返されます。
Do you want anything to eat at the moment?
Do you want anything to eat at the moment?
Yes No?
Yes/No選択問題の時は最後に講師がYes Noと言います。
質問中にYesかNoが決まっている状態がベスト。
No.
生徒の答えに合わせて、講師がリード文を変えてくれます。
No, I don’t want anything to eat at the moment.
いいえ、今のところ何も食べたくありません。
答えを聞きながら同時にシャドーイング。
No, I don’t want anything to eat at the moment.
次の質問
Do you want anything to drink at the moment?
Do you want anything to drink at the moment?
Yes No?
先に出てきた文章の一部を少しずつ変えて次々出てくるのもカランの特徴です。
Yes.
このパートは、疑問文・否定文ではanything、肯定文ではsomethingを使う、という文法学習も含まれています。
Yes, I want something to drink at the moment.
はい、今何か飲みたいです。
Yes, I want something to drink at the moment.
質問の意味が分かったときはYes/Noを自分の意志で選べますが、意味が分からなかったときはどうするか?
そんなときはいつも「Yes」と答えてました。(”とりあえずYes作戦”と自分では呼んでます)
肯定文のリード文を聞きながらもう一度意味をとってみて「これはNoだったな」と後から思うこともしばしば。
リード文を聞いても意味が分からなかったときは、レッスン後にテキストを確認してYes/Noを決め、次回は自信満々で答えられるよう復習をしました。
ステージ3ではDaily Revisionは8分ぐらいでした。
New Work
今日のメインのレッスンです。
OK. Let’s have a new work.
ここでもステージ3らしさが分かる文章をピックアップしてみますね。
まずはhead wordの確認
Repeat.
hi
hi
meet
meet
nice to meet you
nice to meet you
how are you?
how are you?
単語や文法の説明がはじまります。
Listen.
When we meet a friend, we can say “Hi” and then How are you?”, “How’s it going?” or “How are you doing?”.
When we meet somebody for the first time, we can say “Hello, Nice to meet you”, and shake hands with them.
友達に会ったとき、「Hi」と言ってから「How are you?」「How’s it going?」または「How are you doing?」と言います。
初対面の人には「Hello, Nice to meet you」と言って握手をします。
How are youやNice to meet youの使い方なんて、いまさらそんな簡単な説明いらんよ、って感じですが、そうじゃなくてこのパートのカランの本当のねらいはWhen節「~するとき」
ステージ3以降は、if節「もし~なら、○○しますか?」、when節「~するとき、○○しますか」の文章が増えます。
その導入として、誰もがイメージしやすいnice to meet youの場面をwhen節を使って説明し、例文を通してwhen節の具体的な使い方を腑に落としていきます。
文法解説はテキストにも書いてあります。
レッスン外の時間で目を通しておくと、レッスン中の理解度が全然違います。
私はステージ3からレッスン前に読んでおくようにしました。
For example, …
For exampleが聞こえると「そろそろ質問文が始まるな」と心の準備をします。
単語説明の終わりは合図がなく、急に質問文2回がはじまります。
What can we say when we meet a friend?
What can we say when we meet a friend?
友達に会ったとき、何と言いますか
質問文が終わるとすぐリード文
When we meet a friend, we can say “Hi. How are you”.
意味をとりながらシャドーイング
When we meet a friend, we can say “Hi. How are you”.
友達に会ったときは、Hi How are youと言います。
ステージ1からイラストやジェスチャーを見ながらイメージで英語を理解する訓練を続けているので、うっすら頭に映像が浮かんできます。
文法解説を聞くだけでなく言わされるわけですが、講師の説明を聞くのと自分で言うのと、内容が腑に落ちる感覚が違うんです。
「聞くと話すでは脳への作用が違う」
カランをやった人だけが分かるこの感覚。
カランでぜひ味わって欲しい体験の1つです。
次の質問
What can we do when we meet somebody for the first time?
What can we do when we meet somebody for the first time?
初めて誰かに会った時、何をしますか?
When we meet somebody for the first time, we can say “Hello. Nice to meet you”, and shake hands with them.
When we meet somebody for the first time, we can say “Hello. Nice to meet you”, and shake hands with them.
初対面の人には Hello. Nice to meet youと言って握手をします。
Nice to meet youを言う、までならさっきの文章と頭に浮かぶ映像は大して変わりませんが、
握手をする、がプラスされたことで、映像が切り替わり脳がハッとなります。
次の質問
When you go to meet somebody, do you always arrive early?
When you go to meet somebody, do you always arrive early?
あなたは誰かに会うとき、いつも早く着きますか。
Yes/No質問かと身構えたら、Yes/No?と聞かれずにリード文が始まりました。
No, when I go to meet somebody, I don’t always arrive early, sometimes I arrive early and sometimes I arrive late.
Yes/No問題ちゃうんかい、と一瞬思うけど余計な事考えている暇はなく、急いでシャドーイング
No, when I go to meet somebody, I don’t always arrive early,
sometimes I arrive early
and sometimes I arrive late.
いいえ、誰かに会いに行くとき、いつも早く到着するとは限りません。早く到着することもあれば、遅れて到着することもあります。
初めて聞く長い文章ですが、耳から聞いた単語を口から順に出すだけで何となく映像が浮かんできます。
ステージ3では、英語を訳さずに理解する回路が育ってきた実感が強くなりました。
Reading
OK. Let’s have reading.
リーディングを読む箇所は、New Workをすでに終えたところ、つまり何レッスンも前にやったところを読みます。
ステージ3の頃は、New Workと30~40パラグラフ離れていました。
Please open your text book.
テキストを開いてください
Please read from stage3 paragraph xxx next head word “xxxxx”.
ステージ3 パラグラフxの”xxxxx”から読んでください。
talk / voice / however
ステージ3で文章が長くなったこともあり、リーディングの重要性も分かるようになってきました。
What does the teacher generally do if you start talking to the student next to you during the lesson?
シャドーイングしていた文章を、文字を見ながら読み直すことで、文法的に文構造が理解できます。
If I start talking to the student next to me during the lesson,
the teacher generally asks me to stop talking.
授業中に隣の生徒と話し始めると、たいてい先生は私に話すのをやめるように言います。
New Workのレッスン再現ではWhen節をご紹介しましたが、when節より前にすでにif節は登場しています。
when節やif節が出てくると、文章がストーリー仕立てで意味がとれて、英語脳育ってる!と実感しやすかったです。
OK. We don’t have enough time.
時間が来ましたね。
レッスン残り20秒ぐらいで講師が止めてくれます。
New work progress is Stage 3 paragraph xxx, last head word is “xxxxx”, and your reading progress is Stage 3 paragraph xxx, last head word is “xxxxx”.
今日のNew Workはステージ3パラグラフxx、最後の単語は”xxxxx”
リーディングはステージ3パラグラフxx、最後の単語は”xxxxx”
時間がないので講師がカランより早口になります。ステージ3当時もレッスンが終わると脳がぐったり疲れていたので、まだこの早口を理解する余裕はなく聞き流してました。
Thank you for taking my class! See you! Bye.
Thank you. Bye!
ネイティブキャンプでは、時間が来るとシステムが画面を自動切断します。最後の挨拶はByeが言いきれずにブチっと画面が閉じてしまうこともありました。
それぐらい、カランの文章だけ話して25分間を使いきるのがカランのレッスンです。
カランメソッド ステージ3 かかった時間は?
ステージ3は合計28レッスンで終了しました。
New Work | 23回 | 575分 |
Full Stage Revision | 5回 | 125分 |
合計 | 28回 | 700分 (11時間35分) |
ステージ3のパラグラフ数は82あり、New Workは1レッスン当たり3~4パラグラフ進みました。
文章も長くなりますし、文法解説も増えますので、ステージ1,2に比べると時間がかかるようになりました。
New Workが全て終わるとFull Stage Revision(略してFSR)と呼ばれる総復習回へ進みます。
このステージ3の合計28レッスンは約10日間で終わりました。
コロナ禍の緊急事態宣言でステイホーム期間だったこともあり、空いた時間はカランに注ぎ込んでいましたね。
ネイティブキャンプのカランメソッドは予約が必要ですが、1日のレッスン数に上限がないため、受けたい時に受けたいだけ受けられる自由度が私には合ってました。
カランメソッド ステージ3 かかった費用
2023年7月『カラン受け放題オプション』がリリースされました。
解説記事 ネイティブキャンプ カラン受け放題のメリット・デメリット
ステージ3でかかった費用は月会費と紙テキスト代の合計8,580円。
予約コイン分の費用が不要だった理由は、ネイティブキャンプの特典を最大限活用したから。
- 新規入会特典コイン
- コインプレゼント企画
- 新人講師半額
- 講師都合キャンセルのお詫びコイン
プレゼントコインや半額予約を使って、月会費だけでステージ3を終えることができました。
私がカランを始めた2020年春はコロナ禍のスタート時でもあり、オンライン英会話人口が一気に増えました。
各社キャンペーン合戦がすごかったのですが、ネイティブキャンプでは入会特典だけでなく、会員向けのコインプレゼント企画も次から次へと開催されてお得な期間でした。何でも参加してコインをもらいまくってましたね笑
オンライン英会話の大盤振る舞いキャンペーンはいつでもあるわけではないので、キャンペーンが開催されたら見逃さず存分に活用すべきだな、とこの頃つくづく思いました。次も同じキャンペーンが開催されるとは限らないので。
ステージ3からテキストを購入
テキストについては、ステージ1と2はテキストなしで受講しましたが、ステージ3からは予習・復習しないとついていけなくなったので購入しました。
ネイティブキャンプなら自前のテキストがなくてもリーディングはできます。アプリで受講すると、残り5分になるとリーディング用にテキストが自動で表示されるんです。
なので、受講前から買っておかなくても大丈夫で、予習・復習用に欲しいと思ってからテキストを購入すればOKです。
カランメソッド ステージ3の感想
ステージ3では、Yes/No質問の登場で、また新たなカランパターンに脳が忙しくなりました。
新しい刺激に脳が喜んでいるような興奮を感じながらも、文章の意味を理解しようと冷静に脳が動いているようにも思いました。
ステージ2までに比べればカランにだいぶ慣れたのだと思います。
ステージ3は難しい?
ステージ3から、元々の英語が好き派と苦手派でむずかしさの感じ方が変わるのでないかと思います。
学生時代に英語が好きだった人は、テキスト読めばついていけると思いますが、英語が苦手な人だとテキスト読んでもむずかしく感じたり、文法のおさらい(比較級や過去形)が必要になったりするかも。
私は英語好き派ですが、ステージ3からはレッスン中に意味がとれない文章も増えました。そこでステージ3からは復習をはじめました。
下の写真でチェックマークを書き込んでいるのがNew Workの時に意味がとれなかった文章。
レッスン後にテキストを見て、文法的な解釈と日本語訳をして、意味をしっかり理解してから次のDaily Revisionにのぞむようにしてました。
カランメソッド ステージ3で感じた効果
英語の語順に慣れた
特に「主語+動詞」の語順に慣れたと思います。
カランをする前は、英文を後ろから訳して日本語の語順に並べ替えないと意味が理解できませんでしたが、ステージ3の頃に、聞こえた順に理解する脳の回路がかなり広がったと実感しました。
頭に映像が浮かぶ
聞こえた順に意味がとれるようになったのは、英語をイメージでとらえるようになったから。
上のレッスン再現でもご紹介しましたが、英語を聞き始めると、聞こえた順で頭に映像が浮かぶようになってきました。
つまり訳す必要がなく、聞き終わりと同時に文章の意味が理解できている状態。
ステージ1と2のイラストやジェスチャーを見ながらのトレーニングの効果が、形になって表れ始めたのだと思います。
無意識で構文が口から出てくる
ステージ3までによく出てきた表現が、
- It’a ~
- I go to~ / その他動詞
- I’m ~ing
- You’re ~ing
- There is a ~
- There are ~
これらを何度も何度もシャドーイングしたおかげで、他の英会話レッスンを受けても、まずは主語+動詞で話し始めようと脳が動くようになりました。
思いついた単語を順番めちゃくちゃで並べていた1ヶ月前から比べると確実に進歩しています。
まとめ
ネイティブキャンプで受けたカランメソッド ステージ3の内容をご紹介しました。
カランは、英語の勉強というより英語脳を作る脳トレ。
ステージ1,2で新しく開拓し始めた脳の回路が、確実に広がったと実感できたステージ3でした。
無料でカランメソッドを受ける方法
オンライン英会話でカランメソッドが受けられるのは、QQEnglishとネイティブキャンプ。
2社とも無料体験があり、無料体験からカランメソッドの受講が可能です。
初回レベルチェックでは最後に模擬レッスンの時間もあります。
無料体験を利用して、カランメソッドと他の英語学習法との違いをぜひ体験していただければと思います。英語の世界が変わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。