今回は、英会話の定番「How are you?」の返し方です。
- How are you? の返し方
調子が良い・悪い・普通
各パターンの定番フレーズ - 相手の答えに対するリアクションの仕方
- なぜ元気かどうかを聞かれるのか
- How are you?の本当の役割
I’m fine, thank you.
これしか知らないから、他の返事を知りたい
元気がどうか聞かれても困る…
オンライン英会話歴4年、レッスン数1,000回以上、受講した講師の国籍80ヶ国以上の管理人が、世界中の講師が実際に使っていた「How are you?」の返事に使う定番フレーズをご紹介します。
また、日本の習慣にはない会話のせいか、元気かどうか毎回聞かれて返事に困っている「How are you嫌い」の日本人向けに、「How are you?」が第1印象を決める重要なコミュニケーションツールであることも解説します。
この記事を読むと「How are you?」の役割が分かり、フレーズだけでなく、どこに意識を向ければよいかも分かります。ぜひ最後までご覧ください。
「How are you?」の返し方 定番14フレーズ
各国の講師が共通で使っていた「How are you?」の返事を、調子が良い・普通・悪いの3段階に分けてご紹介します。
絶好調の返事
調子が良い・普通・悪いの3段階の「良い」ときによく使うフレーズです。
英会話レッスンで各国の講師から聞いたのは、以下の4フレーズでした。
I’m good.
I’m well.
I’m Pretty good.
I’m great.
I’mは付けずにさらっと言う講師も多々いらっしゃいました。
Yeah, good.
Yeah, great.
一番よく聞くフレーズがこの絶好調パターンでした。
goodやgreatの意味を活字だけで見ると「絶好調!!元気もりもり!!」感がありますが、そんなことはないです。
関係の浅い間柄で無難に答えるフレーズとして使われるようです。
ボチボチ・まあまあの返事
調子が良い・普通・悪いの3段階の「普通」のときによく使うフレーズです。
英会話レッスンで各国の講師から聞いたのは、以下の5フレーズ。
I’m fine.
I’m OK.
Not bad.
Not too bad.
Same as usual.
私も「まあまあ、ボチボチ」が、一番心情的にも年齢的にも言いやすいので多用しています。
「I’m fine.」は「元気です」と学校で習いましたが、ニュアンス的には普通・いつも通り・問題なしで使われているようです。
全然あかん系の返事
調子が良い・普通・悪いの3段階の「悪い」のときによく使うフレーズです。
英会話レッスンでも、初対面の講師からは聞きませんが、数回レッスンを受けて顔なじみになった講師だとこんな返事も返ってくることがあります。
I’m busy.
I’m very busy.
I don’t feel good.
I’m terrible.
I’m sick.
I have a headache. / I have a fever.
初対面の相手にはめったに言わないと思いますが、知人や同僚などある程度の付き合いがあれば使えますね。
相手にも聞き返そう
英会話に慣れないうちは自分が答えるのに必死かもしれませんね。
でも、できるだけ相手に聞き返しましょう。
I’m good.
Thank you, how are you?
Thank you.には「お気遣いどうも」的なニュアンスがあるので、付けるのがおすすめ。
自分も気遣ってもらったので、相手にも気遣いのお返し、そんな気持ちで聞き返してみましょう。
返事次第では理由を聞いて話を膨らませる
相手がごく普通のトーンで「great」ならそのまま流してもいいと思いますが、満面の笑みで元気よく、
I’m great!
めっちゃ元気!
と返ってきたら、それは「絶好調!最高!」の意味。
逆に、
I’m terrible.
もう最悪。
だと、何かトラブルや事故があったのかもしれません。
「何かあったのかな?聞いて欲しいのかな?」と察して、理由を聞いてみましょう。
逆に、自分も「めっちゃ元気!」「ほんま最悪!」と言うと理由を聞かれるはず。エピソードを聞いてほしいアピールにもなります。
理由を聞くフレーズ
理由を聞くときは、短い一言で大丈夫です。
- Why?
- What happened?
良いエピソードを聞いた時の相づち
相手の良いエピソードを聞いたら「That’s nice! / That’s great! / Thank you for sharing.」と相づちをして、幸せをおすそ分けしてくれてうれしい、という気持ちを表現しましょう。
残念なエピソードを聞いた時の相づち
相手の辛いエピソードを聞いたときの相づちなら「Oh no! / That’s too bad!」が良く使われます。
なぜ「How are you?」 と聞くの
日本で「元気?」と聞くときは、数日ぶりや数年ぶりに会った人同士が多く、ただ顔を合わせたときは「おはようございます、こんにちは」のあいさつだけが多いと思います。
知らない人同士が初対面で「元気?」と聞かないので、日本人は英会話で「How are you?」に困るのかもしれません。
「How are you?」は、話し始める前のお作法のようなもの。
真剣に「体調」を聞いているわけではないんです。
日本では「今日寒いですね・暑いですね・雨ですね」と天気を話題に2,3言話すのも一般的ですが、それに似ています。ちょっと話すことで緊張も解けてその後話しやすくなりますよね。
答えの内容にあまり気を取られず、第1印象を決めるためのコミュニケーションだと考え、笑顔で相手を受け入れる態度を示せればそれでOKです。
ちなみに、初対面の人と「天気」を話題にするのは四季がある日本ならではのようですよ。
How are you?の後にさらに続く会話は「スモールトーク」と呼ばれています。スモールトークについては下記の記事でご紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください。
まとめ
How are you?に対する「良い・普通・悪い」3パターンの返し方をご紹介しました。
最後まとめます。
- I’m good.
- I’m well.
- I’m pretty good.
- I’m great.
- I’m fine.
- I’m OK.
- Not bad.
- Not too bad.
- Same as usual.
- I’m busy.
- I’m very busy.
- I’m don’t feel good.
- I’m terrible.
- I’m sick.
- I have a headache. I have a fever.等
- Why?
- What happened?
- That’s nice.
- That’s great.
- Thank you for sharing.
- Oh,no!
- That’s too bad.
Hello.やGood morning.などのあいさつからHow are you?と続く一連の会話は、人間関係の潤滑油の役割をします。
笑顔で・相手に敵意がないこと・一緒に楽しい時間を過ごそう、という明るい気持ちで軽く2,3ラリーするとスムーズに本題に入ることができますよ。
いろんなフレーズを使い分けるのがむずかしい。
どうすればパッと言えるようになるのかな?
相手の言ってることは分かっても、自分がとっさにいろんなフレーズを使い分けるのは、慣れてないと瞬間的に口から出てこないものです。
解決策は「場数を踏む」
それには、オンライン英会話が絶好の場所です。毎回必ず最初に「How are you?」があります。
最初のうちは、レッスン前に「今日はこのフレーズを使う」と決めて臨むと良いでしょう。回数を重ねるうち無意識に返事ができるようになります。
初心者におすすめのオンライン英会話は下記を参考になさってください。外国人とあいさつをスムーズにカッコよくしてみたい方は、無料体験レッスンからまずは試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。