今回はQQEnglishで受講中のREMS『Lesson K』をご紹介します。
REMSをスタートしてから9ヶ月が経過しました。9ヶ月目の効果や感想をまとめます。
【はじめての方は下記の記事からご覧ください】
REMSとは、英文を耳だけで聞いて、暗記したり、単語を入れ換えたりを何度も繰り返すことで、英作文力=スピーキング力が身に付く学習法です。
私の授業時の音声もアップしていますので、実際の授業の様子も伝わればと思います。
音声の下にはスクリプトも書きましたが、最初はスクリプトを見ずに音声を聞いて『REMS Lesson K』のエクササイズを体験してみてくださいね。
- REMS Lesson Kの内容
- REMS Lesson Kで初登場したドリル
- REMS Lesson Kで苦労したところ
- REMS Lesson Kで感じた効果
- REMS Lesson Kの感想
- REMS Lesson Kのレッスン数・時間
- REMS Lesson Kにかかった費用
- REMSのテキストリニューアルが良かった件
REMS Lesson K の内容
REMSはLessonAから始まってTまでの20段階あります。
Lesson Kは11番目のステージ。学習範囲は中学2年生~高校1年生ですが、ここまでの応用編という感じで中級の正念場。
(補足)私は、初回レベルチェックでSection2判定でLessonEからスタートしました。
私にとってはLesson Kが7番目のステージです。
Section1 (私はskip) | Lesson A Ex.1-14 | Lesson B Ex.1-12 | Lesson C Ex.1-13 | Lesson D Ex.1-23 |
Section2 | Lesson E Ex.1-16 | Lesson F Ex.1-12 | Lesson G Ex.1-15 | Lesson H Ex.1-16 |
Section3 | Lesson I Ex.1-16 | Lesson J Ex.1-18 | Lesson K Ex.1-26 | Lesson L Ex.1-18 |
Section4 | Lesson M Ex.1-15 | Lesson N Ex.1-14 | Lesson O Ex.1-18 | Lesson P Ex.1-33 |
Section5 | Lesson Q Ex.1-15 | Lesson R Ex.1-15 | Lesson S Ex.1-14 | Lesson T Ex.1-15 |
Lesson Kではまだ高校1年生の学習範囲ですが、Kまでの例文がこなせれば、大体の日常会話は困らないレベルじゃないかと思います。
英語が話せない人から見れば「あの人英語ペラペラやん」って思われるはず
文章の長さ
Lesson Hを過ぎると、文章の長さは5単語~15単語でこれ以上は増えません。
Lesson Kでは5単語の文章がだいぶ減り、8単語~10単語以上が当たり前になります。
単語と文法
Lesson Kは語彙強化が若干多め。
ビジネスや政治の文章も始まりました。
The manager confirmed the meeting tomorrow.
The government official is in this office.
熟語も初登場です。
I look forward to going to other countries.
The man keeps in touch with his friend.
文法は名脇役的な項目が多く、表現方法を広げる力がつきます。
重要な文法には解説があり、講師がテキストを読み上げます。授業中は生徒がテキストを見ることはできないため聞くだけ。
特に、現在完了と過去形の違いについては、REMSの解説はシンプルで分かりやすかったです。
現在完了 | 過去形 |
---|---|
時期を明確にしない =過去の経験 | 日時が明確 |
直近の出来事 | 日時が明確 |
当日の出来事 | 日時が明確 |
授業中のリスニングだけで理解できるのが目標ですが、分からなくても大丈夫。講師が読み上げた解説はテキストに載っていますので、予習or復習で確認できます。
REMSのテキストは小難しい説明をバッサリ省いてあるので、シンプルで分かりやすいです。
授業後は、テキストを見返して復習するのをおすすめします!
REMS Lesson K エクササイズの構成
Lesson Kのエクササイズは全部で35個です。
他が約20個なので、Lesson Kのエクササイズは多い!終わりまでが長いです。
Lesson Kでは、1つのエクササイズの中で7~12個のドリルをこなします。最初に進出単語や文法解説を聞き、それらを使った文章をドリルで練習します。基本のドリルは下記の記事で紹介しています。
REMSは型通りに進むメソッド。授業ごとにやり方が変わるレッスンではありませんので授業全体の流れはいつも同じです。以下の記事で、25分のレッスンを丸ごと再現しています。
REMS Lesson K で初登場したドリル
Lesson Kで初登場したドリルが2つありました。
初登場ドリルがその後レギュラー入りするとは限りません。今回の2つもLesson K内で登場したのは1回だけ。忘れた頃にまたどこかで登場するかもしれません…
REMSは短いドリルがコロコロ変わりながら進むので脳が刺激されるのですが、忘れた頃に初ドリルが突然ぶっこまれてドキドキさせられ、マンネリ化しない工夫がされています。
Completion Exercise:穴埋め問題
句動詞と熟語のエクササイズで、初めて穴埋め問題が登場しました。
こちらの音声が実際のレッスンの様子です。
- They picked me up at the airport yesterday.
- She has kept in touch with him for many years now.
- You’ll be late if you don’t hurry up.
- We went to the train station to see her off.
- I look forward to seeing you in America.
- He shut up when the manager arrived.
- His parents dropped him off at the supermarket yesterday.
- They brought her up very well.
REMSでは予習をしていないので、初対面のドリルが始まると「これ何?」と一瞬固まってしまい、何をやるのか理解するのに頭がフル回転します。
内心あせってました笑
問題解いて講師に答え合わせしてもらう、通常の英会話レッスンみたいでREMSとしてはめずらしいドリルです。
Freer Exercise:例文作成
もう1つの初登場ドリルはフリー英作文。ターゲットの単語を使って、即興で英文を作ります。
それまで講師の英文を聞いて暗記するのに必死だったので、フリー英作文の頭に急に切り替えられず、ドリルで出てきた文章の一部をちょっと変えるぐらいしかできませんでした。
REMSの思い通りにわちゃわちゃさせられ、見透かされてる感じがシャクに触ります笑
些細な悔しさですが「今度こそREMSの思い通りにはさせない!」とやる気がでる瞬間だったりします。
REMS Lesson K の難しかったところ
Lesson Kは全体的に負荷が高く感じましたが、いちばん頭がこんがらがったパートは受動態です。
能動態から受動態への変換
Lesson Kの真ん中あたりで、受動態(受け身形)を学習します。
受動態:be動詞+過去分詞
受動態の進行形:be動詞+being+過去分詞
受動態の文章だけなら、聞いて暗記してリピートできたんですが、REMSはそれだけでは許してくれません。脳の負荷を上げるトレーニングを課してきます。
頭がこんがらがったのが「能動態から受動態に変換する」ドリルです。
実際のレッスン音声をお聞きください。
まずは1回目のパニック状態の音声からどうぞ。
- The man eats an apple.
Repeat - The man eats an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple is eaten by the man. - The man ate an apple.
Repeat - The man ate an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple was eaten by the man. - The man is eating an apple.
Repeat - The man is eating an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple is being eaten by the man. - The man was eating an apple.
Repeat - The man was eating an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple was being eaten by the man.
男がリンゴに食べられる、と言ってます笑
頭がこんがらがった理由は、
- 「誰が何をしているのか」ちゃんと意味が取れてない
- 受動態進行形に慣れてない
- 受動態に気を取られ時制に気が回ってない
レッスン後の復習で、文章の状況を頭の中に描きながら練習しました。
次はいくつかドリルをこなした数日後の音声です。
最初に「またこれか」と思ってため息してますがご了承ください^^;
- The man eats an apple.
Repeat - The man eats an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple is eaten by the man. - The man ate an apple.
Repeat - The man ate an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple was eaten by the man. - The man is eating an apple.
Repeat - The man is eating an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple is being eaten by the man. - The man was eating an apple.
Repeat - The man was eating an apple.
Transform: passive(受動態に変換)
An apple was being eaten by the man.
復習時に頭に描いたイメージを描写するように話しているので、ちょっとだけスムーズになっています。
この記事では、能動態から受動態への変換ドリルだけをご紹介しましたが、
他では、
・能動態から受動態
・受動態から能動態
を交互に変換するドリルもありました。
最初は頭が疲れましたが、数をこなしているうちに、感覚がつかめていきました。
文法の理屈ではなく、イメージとして体に落とし込んでいくREMS独特の感覚をまた体感しました。
REMS Lesson K 感じた効果
Lesson Kの最中はそれなりに苦しいのですが「9ヶ月前に比べると成長したな」と感じたことがいくつかありました。
1回聞いて覚えられる文章が増えた
ステージが進むにつれ単語数も増えてますが、1回聞いただけで、完コピできた文章が結構増えてうれしかったです。
リテンション力がまた上がったと思いました。
2ヶ月前Lesson Jで苦労した仮定法も、今回のLesson Kではパニックにならずこなせました。
- If the bus breaks down, it will not arrive on time.
Repeat - If the bus breaks down, it will not arrive on time.
Transform: 2nd conditional(仮定法過去へ変換)
If the bus broke down, it would not arrive on time. - If it rains, they will get wet.
Repeat - If it rains, they will get wet.
Transform: 2nd conditional(仮定法過去へ変換)
If it rained, they would get wet.
スピードはゆっくりですが、何も見ない状態で噛まずに仮定法を言えてるのがうれしいです。
フリートークがスムーズになった
REMS以外でオンライン英会話のレッスンを受けていないので、フリートークのタイミングは毎レッスンのスモールトークです。
Lesson Kは梅雨時期に受けていたので、雨や災害の話をすることが多かったのですが、これまでのREMSで練習してきた文章が天から降りてきて、自然と会話のラリーが続きました。
それと、Lesson Kの終わり頃、お気に入り講師から「もうすぐ退職する」と聞きました。その時、理由や将来の夢を聞いたり、あとどれぐらいレッスンを一緒にできるだろうか、などいろんなことを話せました。
これまでもオンライン英会話講師とのお別れは経験してきましたが、「I miss you.」ぐらいしか言えず、想いの割に講師に気持ちを伝えられませんでした。今回は、表情や雰囲気だけでなく英語で言葉としても気持ちを伝えることができました。
自分の心からの想いを英語で伝える、英語学習で目指していたことができた瞬間でした。
仕事中の英会話に不安がなくなった
仕事では、欧米とは時差の関係でメールだけなのですが、韓国・香港・シンガポールとはまれに電話することがあります。
以前は、自分の言ったことがちゃんと伝わったのか、電話が終わった後も不安が消えず、電話は気が重かったのですが、今はそんな不安がありません。
相手と英語で意思疎通できていると会話中も感じますし、電話後の資料やメールで打ち合わせ通りに仕事が進んでいるのも分かり、英会話で仕事が果たせている自分に自信が付きました。
REMS Lesson K かかった時間は
Lesson Kは合計31回で終了しました。
合計 | 31回 | 775分 (約13時間) |
REMSはテキストを前から順に進めて、時間が来たらキリのいいドリルで終了。次の授業は続きのドリルからはじめます。
Lesson Kは合計35個のエクササイズがあって、31回のレッスンで終わりましたので、単純計算で、1授業当たり1個強進んだことになります。テンポよく進めたと思います。
1つ前のLesson Jまでは約20回ぐらいで終わっていたので、途中から
Lesson K 長い!
全然終わらへん!
と思いながらやってました。
各ステージにかかった回数は下記の記事でまとめています。
REMS Lesson K かかった費用
50pt講師だけで受ければ月会費だけで済むのですが、Lesson Jから60ptのお気に入り講師で受けていますので追加費用がかかっています。
実費計算した費用は下記の通りです。
費用 | |
---|---|
月会費 31回分に換算 | 14,696円 7,348円×2ヶ月 |
追加290pt 10pt=95円で計算 | 2,755円 95円x29 |
合計 | 17,451円 |
Lesson Kで受講した講師のポイント数の内訳は以下の通り。
講師ポイント | Lesson K レッスン数 |
---|---|
50pt | 2回 |
60pt | 29回 |
ほぼ60ptお気に入り講師で受けて、予約が取れなかったときに50pt講師を受けました。
他の講師を受けると、お気に入り講師との相性の良さが浮き彫りになるので、余計に講師を変える気になれなくなっていました。
例えるなら、A5ランクの牛肉を一度食べてしまったら、そのおいしさが忘れられないみたいな感じです。
追加ポイントは下記のように購入単位が決まっています。私は1,100ポイント購入したので、上の表の実費計算は10ポイント換算した額で出しました。
- 200ポイント:2,480円
124円/10pt - 600ポイント:6,480円
108円/10pt - 1,100ポイント:10,480円
95円/10pt - 5,600ポイント:45,980円
82円/10pt
各ステージにかかった費用は下記の記事でまとめています。
テキストがリニューアルされ授業が分かりやすくなった
2023年4月にテキストがリニューアルされました。
見た目が一新されただけで、学習内容や例文の変更はありません。
リニューアル前は、テキストは授業で表示しない前提で作られていたため、授業中はずーっとこの画面でした。
Lesson Kが始まった頃にテキストリニューアルがあり、途中から授業時の画面が変わりました。
講師が使用するテキストもリニューアルされスライド形式になりました。おかげで画面にドリル名が表示されるようになったんです。
リニューアル前は、ドリルとドリルの境目が分からなかったりした時もありましたが、リニューアル後は今何をやっているか目で確認できるので助かりました。
また、新出単語のイメージ写真も追加されました。
授業中はこの写真を見ながら単語の解説を聞けるので、解説が分かりやすくなりました。
テキストは無料
生徒用のテキストには答えが全部記載されています。
QQEnglish会員であれば、誰でも閲覧・PDFダウンロードが可能です。
教材一覧のページからテキストを表示して、
右上のボタンからPDFをダウンロードしたり印刷したりできます。
授業中は必要ないので、使うのは授業外の自習のときだけ。
私は書き込み派なので、自宅のプリンターで印刷して復習に使っています。
REMS Lesson K の感想
REMS中盤のLessonKは、1段階ギアの上がった文章でした。
使い慣れない単語や表現が散りばめられていて、日本人は何が苦手かREMSに見透かされてるように思いました。
リテンション力が上がり、1回聞いただけで文章がほぼ覚えられるようにはなったものの、文章の意味は数回言わないとクリアにならず、遅れて意味を取ってる感じがしました。
暗記に意識が向くせいかと思いますが、聞きながら意味も取れるよう、今後もREMSを頑張って続けたいと思います。
まとめ
QQEnglishで受けたREMS Lesson Kをご紹介しました。
REMSも9ヶ月目を過ぎました。
Lesson Kの最中はむずかしいと感じることもありましたが、数ヶ月前のREMSの音声を聞くと、内容が簡単に感じる自分がいました。結果はあとからちゃんと付いてきてます!
無料でREMSを受ける方法
特にスピーキング脳を鍛えことができるトレーニング「R.E.M.S」
REMSはQQEnglish以外で受けることはできません。QQEnglishの会員であれば誰でも受講できます。
追加費用は不要
REMSは月会費のみで受講できます。別途課金は不要です。
他のテキストと受け方は変わらず、教材と講師を指定して予約するだけ。
無料体験でREMSのレベルチェックが受けられます
QQEnglishの無料体験は、レッスンが2回あります。
1回目のレッスンは教材を指定できませんが、2回目のレッスンは好きなテキストを選ぶことができます。もちろんREMSも受けられます。
REMSの初回はレベルチェックテストで、どのレベルから始めるかを決めます。
無料体験の2回目でこのレベルチェックを受けられます。
QQEnglishの無料体験申し込みに必要な情報は、
- 氏名
- メールアドレス
- 電話番号
- 生年月日
登録手順は簡単。画面の指示に従って進むだけ。
登録後すぐレッスンが受けられます。
クレジットカードなど支払情報は不要。
手動で有料会員登録を行わない限り、自動更新されませんからご安心を。
英作文力が伸びるメソッドをお探しなら、一度REMSをやってみると、学習法の考え方が変わると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。