NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2026年4月21日(火)放送分
オリジナル・ファンタジー・ストーリー
『I am a Crow Part 2』
変身~カラスと私~(後編)
全文和訳してみました。直訳と意訳の間ぐらいで訳しています。
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週火曜日は「Short Fantasy Stories」
今回は「I am a Crow」の後編です。
日が昇ってる間はカラスになってしまうカナコ。
さて、無事、人間に戻ることができるのでしょうか。
ストーリーに出てくる、
“client” は「顧客」
“colleague” は「同僚」という意味です。
Let’s listen!
「変身~カラスと私~(前編)」
I am a Crow Part 2「変身~カラスと私~(後編)」
Narration(Kanako):
今日は5日目でした。
朝起きた時はカラスで、日が沈むと人間に戻りました。
(電話が鳴る)
新人社員のひとりからメールが届きました。
彼女はクライアントとトラブってて、アドバイスを求めてきました。
でも今、私は知っています、彼女が私のことをどう思っているか。
それに、カラスはアドバイスしません。
私は自分の新しい状況を楽しみ始めていました。
今日はどこへ飛んで行けばいいかな?
Crow A:
彼女があそこにいる!
Crow B:
彼がお前に会いたがっている!
Kanako:
誰が?わー!
Narration(Kanako):
カラスたちは私を連れて行きました、彼らのボスのところへ。
Crow Boss:
ついに会えた。
お前がキラキラしたものを持っている新顔だな。
Kanako:
そうみたいね。何がお望みかしら?
Crow Boss:
そのキラキラしたものだ。
Kanako:
絶対に嫌!これは私の携帯よ。必要なの…
えっと、あれ?
たぶん、これはもう必要ないわ。
私はずっとカラスなんだもん。
Crow Boss:
泣いてるのか?
Kanako:
私はカラスのように見えるけど、本当は人間なの。
Crow Boss:
ふーん。
Kanako:
カラスになった時、私わかったの、同僚たちが私のことを好きじゃないって。
あなたに携帯あげるわ。
でも、最後に1件、メールを書かせて。
Narration(Kanako):
私はすばやくいくつかの可能な解決策を書きました、同僚のために。
それから携帯をカラスのボスにあげました。
Crow Boss:
ありがとう。
おー!見ろ、なんと輝いてきらめいているんだ。
とても幸せな気分にしてくれるよ。
持たせてくれてありがとう。
さあ返すよ。
Kanako:
返してくれるの?なぜ?
Crow Boss:
人間は俺たちのことが好きじゃない。
俺たちのことを悪い鳥だと思っている。
だが、彼らは誤解している。
俺たちは平和を好む鳥だ。
困らせたくはない。
Narration(Kanako):
2羽のカラスが私を家まで送ってくれました、ちょうど日が沈む頃。
母は驚きました、私を見て。
Mother:
カナコ、そのカラスたちは何なの、あなたの肩に乗っている!
しっしっ!あっちへ行って!
Kanako:
お母さん、大丈夫よ。
彼らは親切な鳥よ。
お母さんが彼らを理解していないだけ。
またね、カラスさん。
Mother:
何が起きたのか全然わからないけど、あなたに会いに来た人が、ここにいるわよ。
Kanako:
誰?
Sumire:
カナコ先輩…
Kanako:
スミレさん?
Sumire:
メールありがとうございました。
アドバイス通りにしました。完璧でした。
Kanako:
あ、まあ、私も似た経験があったから…
Sumire:
風邪の具合はどうですか?
Kanako:
あ、風邪、そうね、喉が少し痛くて…
(コホコホコホ)
Sumire:
いつオフィスに戻って来られますか?
みんな心配しています。
Kanako:
そんなこと言わなくていいわ。
わかってるから、みんなが私のことを好きじゃないって。
Sumire:
私たちが思っていたのは事実です、先輩が少し冷たくて厳しいと。
でも、この5日間、先輩がいなくて、私たちは気づいたんです、どれだけ先輩を必要としているか。
私たちの指導には、先輩が必要なんです。
Kanako:
あら。ありがとう。
今気づいたわ、私はあまり親しみやすい人間じゃなかったって。
あなたたちの良いリーダーになろうと、がんばりすぎてたのね。
(try hard to V)
変わるように努力するわ。
(目覚ましが鳴る)
Narration(Kanako):
翌朝、私はカラスではありませんでした。
私は私自身でした!
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
よかったよ、カナコ、無事に人間に戻れて。
それにしても、カラスのボス、めちゃくちゃいいヤツじゃないですか!?
僕はね、このボスに会って、いろいろ話したい。
見る目が変わりますね。
See you tomorrow!


