NHKラジオ英語番組『エンジョイ・シンプル・イングリッシュ』
2026年4月22日(水)放送分
世界の偉人伝
『Rachel Carson』
レイチェル・カーソン
全文和訳してみました。直訳と意訳の間ぐらいで訳しています。
森崎ウィンさんのオープニングとエンディングトークも、書き起こししています。
お役に立てれば幸いです。
テキストには英文スクリプトのみ掲載されています。
オープニング 森崎ウィンさんのトーク
Enjoy Simple English.
森崎ウィンです。
毎週水曜日は「世界の偉人伝」です。
今日は、1960年代に『Silent Spring、沈黙の春』という本で、環境問題を訴えた生物学者の「レイチェル・カーソン」です。
ストーリーに出てくる、
“pesticide” は「殺虫剤」という意味です。
早速、聞いてみましょう。
Rachel Carson「レイチェル・カーソン」
「かつてアメリカに小さな町がありました。この町では、全ての生命が共に平和に暮らしていました。その後、白い粉が雪のように降りました、町のいたるところに。まもなく、植物、動物、昆虫たちが皆、死に始めました。」
これは冒頭の物語です、ノンフィクションの科学の本『沈黙の春』の。「白い粉」は殺虫剤でした、昆虫を殺すために使われる化学物質です。
この本の著者はレイチェル・カーソンでした、科学者であり作家です。
この本の中で、カーソンは環境を守ることについて書きました。本はベストセラーになり、そのおかげで、より多くの人々が環境を気にかけるようになりました。彼女を「環境運動の母」と呼ぶ人もいます。
これが彼女の物語です。
カーソンは1907年に生まれました、アメリカの小さな町で。
子供の頃、彼女は書くことと自然が大好きでした。大学で動物について学んだ後、彼女はアメリカ政府でパートで働き始めました。
彼女は海に関するラジオ番組のライターでした。彼女の作家としての才能は、そこで開花しました。多くの人々が、科学ファンだけでなく、彼女の番組を気に入っていました。
1941年から1955年の間に、カーソンは海に関する3冊の本を書きました。それらの本はとても人気になりました。
1958年のある日、カーソンは友人から一通の手紙を受け取りました。
手紙には書かれていました。
「私の家の近くの鳥たちが死んでいます。私は思います、殺虫剤のDDTが、昆虫だけでなく鳥たちも殺していると。」
(not only A but B, too = not only A but also B)
カーソンはもっと知りたいと思いました、このことについて。そこで、彼女は海について書くことを止め、DDTについて書くことに決めました。
彼女は思いました。
「私たちは多くを知らない、これらの化学物質について。もし私たちがいろんなものにDDTを散布すれば、問題になるかもしれない、植物や動物にとって、そして人間にまでも。」
4年以上の研究の後、『沈黙の春』は1962年に出版されました。多くの人々が読み、強い反応を示しました。
カーソンがそれ(沈黙の春)を書いたことに感謝する人もいました。その一方で、別の人々、特に大手化学会社の人たちは、それ(本)を嫌いました。
(some are ~, others are ~.)
彼ら(大手化学会社社員)は怒り、彼女についてひどいことを言いました。しかし、カーソンは止めませんでした。
彼女は人々に伝え続けました。
「人間は自然の一部です。ですから、もしあなたが自然を傷つければ、あなたもまた人間を傷つけることになります。」
カーソンは癌で亡くなりました、『沈黙の春』が出版されたわずか2年後に。しかし、彼女の物語はここで終わりません。
彼女の本のおかげで、行動を起こすことを決めた人々がいました。1972年以降、DDTはアメリカで販売できなくなりました。
現在、私たちは環境を守ることについて耳にします、ほぼ毎日。
『沈黙の春』は1960年代に書かれましたが、カーソンの美しい文章と自然への愛は、世界中の人々の心を動かし続けています。
エンディング 森崎ウィンさんのトーク
レイチェルは、強力な殺虫剤を使い続けることによって、将来、人間にも被害が及ぶ、と警告したんですね。
See you tomorrow!

